熱中症による救急搬送状況について、令和5年8月分の状況をとりまとめましたのでお知らせします。
8月中の熱中症による救急搬送人員数は、昨年同月を大きく上回る数字となりました。(下図)
9月に入り、朝夕は涼しく、熱中症について油断しやすい季節ですが、日中は気温の高い日が続きます。
引き続き、適切に水分を摂り、暑さを避けるなどの基本的な「熱中症予防」に努めましょう。
令和5年7月中に滋賀県内で熱中症により救急搬送された人員は346人でした。
このうち65歳以上の高齢者は187人で、その割合は約54%となっています。
1 . 暑さを避けましょう
(帽子や日傘で暑さを避け、涼しい服装に心がける)
2 . エアコンをしっかり使う
(目安は室温28度ですが、外気温・湿度・日差しや服装等を考慮してエアコンの温度を柔軟に設定しましょう。)
3 . のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をする
4 . 『熱中症警戒アラート』発表時は、外出はなるべく控え、暑さを避けましょう
○ 室温をできるだけ下げる、または、涼しい場所や風通しのよい日陰へ移動する。
○ 冷たいタオルや氷のうなどで体を冷やす。
○ 冷たい経口補水液やスポーツドリンクなどで水分・塩分をとる。
※ 水分を自力で摂れない場合や症状が改善しない場合は早めに医療機関を受診し、必要に応じて救急車を要請してください。
【 子ども 】
子どもは体温調整機能が十分に発達していないため、水分補給や服装に気をつけましょう。
顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときは涼しい場所に移動しましょう。
【 高齢者 】
高齢者は体内の水分量が不足しがちで、暑さやのどの渇きを感じにくく、熱中症になりすいです。
加えて、心機能や腎機能などが低下していると、重症化しやすい傾向にあり、特に注意が必要です。