県では、生成AIの活用方針を策定し、8月1日よりChatGPTの庁内試用を開始します。
生成AIについて、利用することで生まれるメリットや利用上の注意点を明示した上で、業務における効果的な利用につなげていくことを目的として、活用方針を策定しました。
活用方針では、以下のとおり、活用ルールを定めています。
・生成AIに個人情報や機密情報などを入力することが情報漏洩に繋がる可能性を考慮し、 滋賀県情報公開条例第6条に規定する非公開情報の入力をしないこと。
・生成AIから出力される内容に虚偽が含まれる可能性を考慮し、真偽や根拠の確認を徹底すること。
・生成AIから出力される内容に差別表現や倫理に反する表現などが含まれる可能性を考慮し、出力情報の内容確認を徹底すること。
・生成AIの生成物を利用する行為が第三者の権利を侵害する可能性を考慮し、第三者の権利への配慮を行うこと。
職員の業務用端末から利用できる利便性を踏まえ、以下のとおり、自治体向けビジネスチャットを利用したChatGPTの試用を行います。
・試用期間:8月1日~9月30日
・対象職員:全職員(LoGoチャットが利用できる約6,000人)
・利用方法:自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」でChatGPTを利用できる「LoGoAIアシスタントbot版」を利用
7月:活用方針ver.1の策定(31日)
8月:ChatGPT の庁内試用を開始(1日~)、生成AIの活用に関する庁内意見の募集開始(1日~)、生成AIの活用例・活用方法を庁内に情報提供を開始
9月以降:活用方針ver.1の見直し、活用環境の検討・整備、庁内試用後アンケートの実施