滋賀県では、滋賀県産業振興ビジョン2030(令和2年3月策定)に基づき、近未来技術を社会実装していく取組を支援しています。
このたび、「令和5年度滋賀県近未来技術等社会実装推進事業補助金」に日本コンクリート工業株式会社(東京都港区)が申請したコンクリートスラッジを利用した合成炭酸カルシウム製造によるCO₂固定化実証実験を採択いたしましたのでお知らせします。
なお、本補助金には19件の申請があり、審査会の結果、本件を含む5件を採択予定です。
今後も滋賀県では、テクノロジーを信じて未来を創っていく皆さまを応援します!
本件は、ボイラー排ガス中のCO₂をコンクリートスラッジ中のカルシウム(Ca)と反応させることにより炭酸カルシウムを合成しアスファルトフィラー(充填材)を製造する生産技術の確立に向けた実証実験です。排出されるCO₂を資源とするカーボンリサイクル技術の社会実装に資するだけでなく、コンクリートスラッジを再利用する取組として廃棄物削減に繋がることが期待されます。
日本コンクリート工業株式会社
(共同事業者)
出光興産株式会社(東京都千代田区)
NC西日本パイル製造株式会社滋賀工場(滋賀県湖南市)