熱中症による救急搬送状況について、令和5年6月分の状況をとりまとめましたのでお知らせします。
熱中症は、室内で安静にしていても温度・湿度が高い場合には発症することがあります。
また、昨年は7月が熱中症による救急搬送人員数が最も多く、より注意が必要な時期です。(下図)
適切に水分を摂り、暑さを避けるなどの基本的な「熱中症予防」に努めましょう。
令和5年6月中に滋賀県内で熱中症により救急搬送された人員は70人でした。
このうち65歳以上の高齢者は35人で、その割合は50%となっています。
1 . 暑さを避けましょう(帽子や日傘で暑さを避け、涼しい服装に心がける)
2 . エアコンをしっかり使う
3 . のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をする
○ 室温をできるだけ下げる、または、涼しい場所や風通しのよい日陰へ移動する。
○ 冷たいタオルや氷のうなどで体を冷やす。
○ 冷たい経口補水液やスポーツドリンクなどで水分・塩分をとる。
※ 水分を自力で摂れない場合や症状が改善しない場合は早めに医療機関を受診し、必要に応じて救急車を要請してください。
【 子ども 】
子どもは体温調整機能が十分に発達していないため、水分補給や服装に気をつけましょう。
顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときは涼しい場所に移動しましょう。
【 高齢者 】
高齢者は体内の水分量が不足しがちで、暑さやのどの渇きを感じにくく、熱中症になりすいです。
加えて、心機能や腎機能などが低下していると、重症化しやすい傾向にあり、特に注意が必要です。