滋賀県では、「幻の安土城」復元プロジェクトの一環で、安土城の外観を描いた唯一の絵画資料であり、天正遣欧使節によってローマ教皇に献上された「安土山図屏風」をはじめとする安土城関連資料の情報を得るため、多言語のチラシやホームページで呼びかけています。
このたび、大杉住子副知事がバチカンを訪問し、滋賀県とバチカンとのつながりを深め、将来にわたる文化交流の礎を築くとともに、調査への更なる協力が得られることを目指します。
滋賀県では、謎に包まれた安土城の実像を解明し、目に見える形にすることにより、安土城の価値・魅力を発信し、県および地域の盛り上がりにつなげることを目的に、平成31年度より「幻の安土城」復元プロジェクトに取り組んでいます。
プロジェクトは、1.安土城の実像解明と保全2.安土城の見える化3.機運醸成の3本柱で進めており、そのうちの第1の柱1.安土城の実像解明と保全に向けて、「令和の大調査」を実施するため、令和3年度から2年をかけて、その全体計画である『特別史跡安土城跡整備基本計画』の策定に取り組んでまいりました。