令和6年1月11日から2月15日の間に、108機関において実施した、財務監査(定期監査)等の監査結果および意見は、下記のとおりでしたのでお知らせします。
なお、概要は次のとおりです。
1.監査結果
滋賀県監査基準に則り監査した限り、重要な点において、監査の対象となった事務が法令に適合し、正確に行われ、最少の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織および運営の合理化に努めていることが認められました。
なお、一部において次のとおり是正または改善すべき事項が認められたので指摘しました。
(1)野洲養護学校
・特別支援教育就学奨励費について、就学奨励費システムでの処理を誤り、不正確な所得情報に基づき支給額の決定を行ったことにより就学奨励費の支給額の一部に誤りが生じたことで、本来支払われるべき費用が正しく支給されず、保護者等に不利益を生じさせている事例が認められたので、今後は支給事務やシステムの操作方法の確認を徹底するなど、適正な事務の執行を徹底されたい。
2.意見
(1)定員充足の取組について(看護専門学校)
(2)職員の適正配置と効率的な指導体制の構築について(健康医療福祉部子ども・青少年局、淡海学園)
(3)入校率の向上と実践的な人材の輩出について(商工観光労働部労働雇用政策課、高等技術専門校)
(4)中高一貫教育における成果検証と今後のあり方に係る検討について(教育委員会事務局高校教育課、河瀬中学校・河瀬高等学校、守山中学校・守山高等学校、水口東中学校・水口東高等学校)
(5)県立学校の部活動費に係る適正な会計処理の徹底について(教育委員会事務局教育総務課、能登川高等学校)
(6)医療的ケア児童生徒の通学に係る保護者支援事業について(教育委員会事務局特別支援教育課)
3.監査結果および意見のフォローアップ
指摘事項および意見に基づき措置を講じたときは、その旨を監査委員に通知するよう求めています。また、次回以降の財務監査(定期監査)等において、指摘事項等および意見に基づく措置の状況の報告を求めています。