琵琶湖文化館の未整理図面類のなかから、屋根に設置されている「大トンボ」の設計図が発見されました。公式の設計図面の中には含まれておらず、これまで存在しないものと考えられてきたものです。
琵琶湖文化館では、令和4年中に屋根の改修に伴い大トンボを取り外す計画となったことから、大トンボに関する資料を探しました。
「大トンボ」の設計図は公式の設計図面の中には含まれておらず、これまで存在しないものと考えられてきましたが、館内で未整理の図面類を調査する中、令和4年10月下旬(27日)に幻であった設計図を発見したという経緯です。
発見した設計図の写真は11月15日から11月30日まで、京阪びわこ浜大津駅ターミナルデッキ2階、および県庁舎2階で開催する「大トンボと琵琶湖文化館 写真パネル展」(別途資料提供済み)において、パネルにして展示紹介いたします。
●発見した図面の概要
大きさ:縦67.0cm×横82.0cm
青焼き図面1枚
大トンボの平面図、断面図、および胴組の詳細図を1枚の中に描いた設計図面
●設計図からわかった、大トンボの情報
ひろげた翅の幅=3メートル
全長(頭から尾毛の先端まで)=2.25メートル
頭の幅=30センチメートル
全重量=150キログラム
体部は、真鍮の棒を骨組みにして、銅板を貼り付けてつくられている。
脚部は、真鍮の角棒でつくられている。