令和4年(2022年)9月15日(木)に、ふるさと活性化のために活動されているONE SLASHの清水広行さんに、マザーレイクゴールズ分野別大使の第1号として「ふるさと活性化大使」に就任していただきましたので、お知らせします。
マザーレイクゴールズ分野別大使とは、マザーレイクゴールズ(MLGs)に賛同していただいている方の中で、特定の分野で強力に県外にMLGsを情報発信していただける方に、MLGs達成の一翼を担っていただくことを目的として設置している制度です。
今回、ONE SLASH清水広行氏の「ふるさと活性化大使」という名称については、提出のあった「MLGs分野別大使事業計画書」をもとに、MLGs推進委員会が決定したものです。
清水広行さんは滋賀県長浜市西浅井出身の実業家であり、ふるさと活性化のために長浜市西浅井町の若者で「ONE SLASH」という団体を結成され、活動されています。地元の祭を『面白く』することから始まり、「西浅井はるマルシェ」や「西浅井ジビエ村」などのイベントを開催し、今や人口約4,000人の町に年間約3,000人が訪れるようになっています。
農業プロジェクト「RICE IS COMEDY®」では、一般的にネガティブに捉えられがちな農業を『楽しそう、儲かりそう』と伝えるべく、いきなり街で羽釜と薪で米を炊き、塩むすびを振る舞い、地元のお米をアピールする「ゲリラ炊飯」などの取組を行っておられる他、地元を『面白く』する事業を精力的に展開されています。
MLGsに関連する活動としては、これまでからボードゲームの開発や、子どもたちを集めての田植え&川での魚獲り体験イベントをMLGs推進委員会の協力のもとで開催され、その様子は日本テレビの公式YouTubeチャンネルでも紹介されるなど、既にMLGsの県外への情報発信に大きく貢献いただいています。
MLGs推進委員長(高木琵琶湖環境部長)より清水さんへ、マザーレイクゴールズふるさと活性化大使委嘱状をお渡しした後、三和滋賀県理事、中村琵琶湖環境部次長を交えて歓談を行い、ふるさと活性化への想いとこれからの活動についてお話をいただきました。
ONE SLASHの農業プロジェクト「RICE IS COMEDY®」では、最近、お米由来のバイオマスプラスチックであるライスレジン®に注目。農家の新たな展開としてお米の“食べる価値”だけではなく“資源としての価値”を創出し、農地の保全、再生につなげたいと語っておられました。
持参されたMLGsロゴをプリントしたライスレジン®ごみ袋はお米を練りこんで作られており、ポン菓子のようないい香りがしていました。9月17日~19日に開催される「イナズマロックフェス2022」では、このごみ袋を配布されるなど、今後、活用を広めていく取組を実施されるとのことです。
また、「山に近い農地から山に戻っている」、「おじいさんが圃場整備した農地が、僕らの代で山に返ろうとしている。こんなに悲しいことはない」と、現在のふるさとへの危機感もお話していただけました。
今後、「MLGsふるさと活性化大使」としての清水さんの活動が大いに期待されます。