熱中症による救急搬送状況について、令和4年7月分の状況をとりまとめましたのでお知らせします。
今年の熱中症による救急搬送人員は、3か月連続で昨年を上回る高い水準で推移しています。
これから8月にかけては、1年で最も気温が高くなる時期であり熱中症のリスクは非常に高くなることが考えられます。
暑さを避け、こまめな水分補給など、熱中症予防に努めましょう。
令和4年7月中に滋賀県内で熱中症により救急搬送された人員は298人(うち1名死亡)でした。
このうち65歳以上の高齢者は153人(うち1名死亡)で、その割合は約51%となっています。
熱中症を防ぐために、屋外ではマスクをはずしましょう。
特に運動時には、忘れずにマスクをはずしましょう。
(※近距離で(2m以内を目安)会話をする時は、マスクを着用。)
1.暑さを避けましょう
帽子や日傘で暑さを避け、涼しい服装に心がける
2.エアコンをしっかり使う
3.のどが渇く前にこまめに水分補給をする
4.日頃から健康管理しましょう
体調が悪い時は、無理せず自宅で療養する
5.熱中症警戒アラートの活用
(アラート発表時は不要不急の外出を避け、外での運動は、原則、中止/延期しましょう)
○ 室温をできるだけ下げる、または、涼しい場所へ移動する。
○ 冷たいタオルや氷のうなどで体を冷やす。
○ 冷たいスポーツドリンクなどで水分・塩分をとる。
症状が改善しない場合は早めに医療機関を受診し、必要に応じて救急車を要請してください。
熱中症患者のおよそ半数は高齢者(65歳以上)です。
高齢者は体内の水分量が不足しがちで、暑さに対する抵抗力や温度に対する皮膚の感受性が低下するため、熱中症のリスクが成人よりも高くなっていますので、特に注意が必要です。
○ 水分と塩分をこまめに補給しましょう。
子どもは体温調整機能がまだ十分に発達しておらず、高齢者と同様に熱中症のリスクは成人よりも高いので、十分な注意が必要です。
○ 発汗や体温などの子供の状態を十分に観察しましょう。
○ 通気性の良い、吸湿・速乾の衣服を着用させましょう。
○ 水分をこまめに摂らせましょう。