コンピューターを用いて地図上の経年変化を可視化して分析するGIS(Geographic Information Systemの略。地理情報システム)や、近年普及したドローン、デジカメを用いた写真測量技術が、琵琶湖とその周辺環境の保全にも役立てられています。
本書は、GISデータによってたどる琵琶湖岸と内湖の地形変化、水質調査の可視化をスピードアップした守山市の市民参加型GIS、河川下流の土砂の動きをさぐってアユの産卵環境改善に役立てる試験事業など、先進的な活用事例を紹介しています。
もくじ
琵琶湖環境科学研究センターブックレットvol.2
GISと写真測量を活用した環境保全 琵琶湖の科学2022
東 善広(琵琶湖環境科学研究センター総合解析部門)
古川 道夫(認定NPO法人びわこ豊穣の郷)
A5判 並製 88ページ 定価1,800円+税
2022年4月発行 発売元:サンライズ出版
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琵琶湖環境科学研究センターブックレットは、センターの試験研究成果を県民のみなさんに分かりやすい形でお伝えすることを目的に、2020年3月に当センター開設15周年を記念して創刊したもので、既刊としてvol.1「琵琶湖の科学 みずのこと・いきもののこと」があります。