このたび米原市が、滋賀県およびヤンマーホールディングス株式会社を共同提案者として提案した「農山村の脱炭素化と地域活性~米原市「ECO VILLAGE構想」~」が第1回脱炭素先行地域に環境省から選定されましたので、お知らせします。(全国で79件(102自治体)の応募があり、26件が選定)
脱炭素先行地域選定結果(第1回)について(環境省ホームページ)
https://www.env.go.jp/press/110988.html
(参考)
脱炭素先行地域とは、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO₂排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、我が国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域で、「実行の脱炭素ドミノ」 のモデルとなります。
「脱炭素先行地域づくりガイドブック(環境省)」から抜粋
JR米原駅周辺の米原市・滋賀県の公共施設とヤンマーホールディングス株式会社の施設に太陽光発電設備を導入するとともに、JR柏原駅周辺の耕作放棄地に太陽光発電設備(ソーラーシェアリング)を設置し、民生部門の脱炭素化を図るとともに、当該耕作放棄地において、 AI・IoT等を実装し、再生可能エネルギーを地産地消する環境配慮型栽培ハウスの導入が予定されています。
米原市の提案は、再生可能エネルギーの導入を進めるとともに、耕作放棄地の有効活用や、環境配慮型栽培ハウスの導入など、地域課題の解決および地域の活性化をも実現していこうとする内容となっています。
県では「CO₂ネットゼロ社会」の実現に向け、この3月に「条例」および「推進計画」を改定したところであり、今回の米原市の構想はCO₂ネットゼロに向けた取組を通じて、地域や産業の持続的な発展にもつながる重要な第一歩であると感じています。共同提案者として米原市、ヤンマーホールディングス株式会社とともにしっかりと取組を進めてまいりたいと考えています。
また、この選定が県内の他の自治体や企業、関係機関等の意欲となり、第2、第3の脱炭素先行地域が選定されるよう、本県としても、積極的に市町をはじめ多様な主体と連携してまいります。