本県の漁業は、琵琶湖漁業、河川漁業、魚類養殖業および真珠養殖業に大別でき、これらからの産物を利用する水産加工業も営まれ、魚介類や淡水真珠の供給、自然と親しむ機会の提供など、多面的な機能を有し、県民の豊かで潤いのある生活の形成に寄与しています。
琵琶湖および河川では、水産生物の生息環境の悪化、外来魚やカワウによる食害などにより水産資源は大きく減少し、また漁業者の減少や高齢化も進行し、水産物の供給機能や遊漁の場の提供などの多面的機能が発揮されにくい状況にあります。
本計画は、このような課題に対応し、特に琵琶湖漁業については、少数でも一人ひとりが精鋭の“儲かる漁業”の実現を目指し、本県の水産業振興を推進するため、現計画期間の満了に伴い改定するものです。次期計画原案を作成後、令和3年10月8日から令和3年11月8日に滋賀県民政策コメントを実施し、令和4年3月28日に計画を改定しましたので、お知らせします。