本格的な人口減少や少子高齢化が加速し、各産業で労働力不足や競争力の低下が課題となる一方、デジタル技術革命が世界的規模で進行し社会構造の変化が進展する中、本県においては、「豊かさ」や「幸せ」を実感できる持続可能な県づくりに取り組んでいます。そのため、デジタル技術の進展に的確に対応しつつ、県民、事業者、各種団体、大学、行政等の多様な主体が、デジタル技術・データの利活用の促進やDXの取組についての方向性を共有し、それらの取組において連携を深めていくために「滋賀県DX推進戦略」を策定しました。
この戦略では、「県民の暮らしを健康でより豊かにし、地域社会の持続的発展につながる新たな価値創造」、「誰一人取り残さない」、「安全・安心で人にやさしい」を3つの基本理念とし、その前提となる基礎的な考え方に「人が人らしく生活し続けられるデジタル社会の実現をめざすこと」を据えており、「暮らし」、「産業」、「行政」の各領域と、それを支える「基盤」、「ひとづくり」において、日々進展するデジタル技術やサービス、データの収集・分析技術を的確に捉え、社会経済情勢やデジタル技術の変化に対応し、県民の皆様のQOL(生活の質)の向上、経済活動におけるイノベーションの創出等に取り組んでまいります。