「盛土による災害防止のための総点検」が完了しました

　令和3年7月に発生した静岡県熱海市の土石流災害を踏まえ、国から依頼のあった「盛土による災害防止に向けた総点検」が、令和4年2月末をもって完了しました。

　国から提供された盛土可能性箇所データや法令による各規制区域等における盛土のうち、土砂災害警戒区域（土石流）の上流など、土砂災害をもたらすおそれのある県内303 箇所の盛土を対象に、滋賀県および県内市町の関係部局が連携し、法的手続の有無や現地の状況、災害防止の措置、廃棄物の有無などを点検しました。

303 箇所のうち21 箇所が、以下の(1)～(4)のいずれかに該当する盛土でした。

・総点検箇所数 : 303 箇所

うち、(1)許可・届出等の手続がとられていなかった盛土 : 18 箇所（重複あり）

 (2)手続内容と現地の状況に相違があった盛土 : 7 箇所（重複あり）

 (3)災害防止措置が確認できなかった盛土 : 10 箇所（重複あり）

 (4)廃棄物の投棄等が確認された盛土 : 5 箇所（重複あり）

重複を除いた盛土箇所合計 21 箇所

・21 箇所のうち、人家等への影響が懸念される1 箇所については、現在法令所管部局が所有者へ是正指導中です。

　(1)～(4)に該当する21 箇所の盛土については、必要に応じて法令所管部局等が所有者に対して是正指導し、適正な状況への改善に努めていきます。

※（土石流対策庁内連絡会：防災危機管理局、県民活動生活課、循環社会推進課、森林保全課、自然環境保全課、農政課、耕地課、農村振興課、技術管理課、砂防課、住宅課）