令和4年1月14日から令和4年2月18日の間に、108機関において実施した、財務監査(定期監査)等の監査結果および意見は、下記のとおりでしたのでお知らせします。
なお、概要は次のとおりです。
1.監査結果
滋賀県監査基準に則り監査した限り、重要な点において、監査の対象となった事務が法令に適合し、正確に行われ、最少の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織および運営の合理化に努めていることが認められました。
なお、一部において次のとおり是正または改善すべき事項が認められたので指摘しました。
(1)琵琶湖博物館
・業務委託において、歳出予算執行伺いの作成や契約締結などの事務手続を怠っており、過去にも会計管理局会計課に契約手続の遅れを指摘されているにもかかわらず、改善が図られていないもの
(2)瀬田工業高等学校
・納入義務者より預かっている共済掛金の収納事務が行われておらず、また、当該掛金の受領状況を管理できる書類が確認できないもの
(3)長浜北星高等学校
・現物を確認できない重要物品が複数あり、過去に適切な物品管理について財務監査(定期監査)の指摘があったにもかかわらず、改善が図られていないもの
(4)草津東高等学校
・現物を確認できない物品があり、また、過去の財務監査(定期監査)において現物の確認ができなかった物品について進捗管理を怠っていたもの、さらに、取得した物品の登録手続きがされていないもの
2.意見
(1)子ども家庭相談センターの体制強化に向けて(中央子ども家庭相談センター、彦根子ども家庭相談センター、大津・高島子ども家庭相談センター、健康医療福祉部子ども・青少年局)
(2)設備機器整備後の導入効果に係る検証等について(東北部工業技術センター)
(3)音楽科の定員充足について(石山高等学校、教育委員会事務局高校教育課)
3.監査結果および意見のフォローアップ
指摘事項および意見に基づき措置を講じたときは、その旨を監査委員に通知するよう求めています。また、次回以降の財務監査(定期監査)等において、指摘事項等および意見に基づく措置の状況の報告を求めています。