CO₂ネットゼロ推進に係る本県の姿勢や取組を県民の皆様や、より多くの方に知っていただき、一層の推進を図るため、目標とその達成状況に応じた対応を連動させた「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行します。
本県ではCO₂ネットゼロ推進のため、「CO₂ネットゼロ社会づくり推進計画」の策定を進めており、あわせて事業者としての行動計画である「環境にやさしい県庁率先行動計画(GOS)」の改定作業を行っています。
この中では、国よりも厳しい数値目標の設定を予定しており、本県のCO₂ネットゼロ推進に向けた取組を県民の皆様やより多くの方々にご理解いただき、その機運醸成につなげるとともに、より一層の推進につなげるため、目標達成状況に応じた対応を連動させたESG債のひとつである「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行することとしました。
●サステナビリティ・リンク・ボンドとは
サステナビリティ・リンク・ボンドはESG債の一つであり、ESGに関連する目標を設定し、その達成状況に応じた対応をあらかじめ設定して発行するボンド(債券)です。
そのため、借り入れた資金の使い道を、あらかじめ設定したプロジェクト等に限定するグリーンボンド等とは、仕組みが異なります。
●環境にやさしい県庁率先行動計画(グリーン・オフィス滋賀)とは
地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、県の事務事業(いわゆるオフィス活動にとどまらず、上下水道事業、学校、病院の運営等)における温室効果ガス排出量の削減等を進めるための計画です。
本県では、平成10年にこの計画を策定し、施設・設備の省エネ化や自動車の排出削減対策などに取り組んでいます。
●ESG債とは
ESGとは、持続可能な社会の実現のために重視される3つの観点(環境・社会・ガバナンス)のことです。
ESG債は、このESGの取組を推進するために発行する地方債や社債などのことです。