毎年10月は「がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間」として、滋賀県でも各市町において広報やポスター掲示、図書館でのブース設営などの取組を行っています。
新型コロナウイルス感染症への感染の不安から、がん検診の受診控えが続き、滋賀県でも令和2年度は前年度と比較して約2割の受診減少となっています。(表1)
がん検診の受診を見送っているうちに未発見のがんが進行がんとなることが心配されます。昨年度受診を見送った方は、積極的にがん検診を受診しましょう。
検診実施機関では、3つの「密」(密閉、密集、密接)を避けて、十分な感染防止対策に努めています。コロナ禍でも定期的にがん検診を受けましょう。
がんは日本人の2人に1人がなると言われており、滋賀県内でも、1年間に1万人以上ががんと診断され、1年に約3,500人以上の方の尊い命ががんでなくなっています。がんは、早期に発見すれば約9割の方が治ります。
この機会に、ぜひ、がん検診を受診しましょう。
お勤めの職場にて、定期的ながん検診を受診できる方は、欠かさず受け、早期発見につとめましょう。
お住まいの市町でも胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがん検診を実施しています。
市町の問い合わせ先や対象年齢などについては下記のリンクをご参照ください。
がん情報しが:http://www.pref.shiga.lg.jp/ganjoho/event/107232.html
がん検診で発見された場合、約8割が早期がんと診断されています。(表2)
一次検診で要精密検査と判定されても、症状がない、健康であるなどの理由で精密検査を受診しない人がいらっしゃいますが、せっかく早期発見されるはずのがんを放置してしまうことになります。
早期がんの段階で治療を受ければ約9割が治ります。必ず精密検査を受けるようにしましょう。