令和3年1月12日から令和3年2月18日の間に、108機関において実施した、令和2年度を対象とする財務監査(定期監査)等の監査結果および意見は、下記のとおりでしたのでお知らせします。
なお、概要は次のとおりです。
1.監査の結果
滋賀県監査基準に則り監査した限り、重要な点において、監査の対象となった事務が法令に適合し、正確に行われ、最少の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織および運営の合理化に努めていることが認められました。
なお、一部において次のとおり是正または改善すべき事項が認められたので指摘しました。
収入関係
・現金の出納中に発生した余剰金を公金外で保管し、出納中に不足金が発生した場合に当該余剰金で補填していたもの1件
支出関係
・前年度以前に購入した物品の支払いがされていない事例が3件見受けられたほか、支払いが遅延している事例が多数見受けられたもの1件
契約関係
・本来の落札候補者を最低制限価格に満たないとして失格としたため落札決定が取り消されているものおよび予定価格を超えた金額で契約したため契約相手方の決定が取り消されているもの1件
物品関係
・現物を確認できない物品があり、過去の財務監査においても同様の事例があったもの2件
・現物を確認できない物品があり、さらに過去の財務監査において廃棄されていたことが判明し、処分手続の必要性を認識していたにもかかわらず、処分手続が行われていないもの2件
2.意見
・入校者の更なる確保について(高等技術専門校)
・北川第一ダム周辺整備事業について(北川水源地域振興事務所)
・長期保全計画の対象外とされた学校施設の更新および情報の共有化について(全県立学校・教育委員会事務局教育総務課)
3.監査結果および意見のフォローアップ
指摘事項および意見に基づき措置を講じたときは、その旨を監査委員に通知するよう求めています。また、次回以降の財務監査(定期監査)等において、指摘事項等および意見に基づく措置の状況の報告を求めています。