県内では、3月1日から3月10日までの10日間において、高齢者を対象としたキャッシュカードを狙った詐欺被害や還付金詐欺等が多発しています。
このため、本日、「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議では、滋賀県警察本部長名による「特殊詐欺多発注意報」を発令し、県民に注意を呼びかけ、犯罪の未然防止を図ります。
令和3年3月11日(木曜日)から3月20日(土曜日)までの10日間
滋賀県警察本部長(「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議)
(1)3月1日~3月10日の間
・被害件数 5件
・キャッシュカード詐欺盗3件、還付金詐欺1件、架空料金請求詐欺1件
・被害額 約379万円
(2)令和3年1月1日から令和3年3月10日まで
・被害件数 15件
・被害額 約1,602万円
(1)広報啓発活動の推進
広報誌、機関誌、有線放送、ホームページ等、県、市町、防犯協力団体等の関係機関・団体等の各種広報媒体を活用した広報活動の推進
(2)金融機関、コンビニエンスストアへの立ち寄り強化(県警)
金融機関、コンビニエンスストアの立ち寄りによる声掛け促進
(3)取締り活動の強化(県警)
県民に対する早期通報等の捜査協力依頼、だまされた振り作戦等による事件検挙
本年3月1日から10日までの間、高齢者を対象としたキャッシュカード詐欺盗や還付金詐欺等の被害が多発したことから、本日より3月20日までの間、県内全域に「特殊詐欺多発注意報」を発令します。
現在、県内で多発している特殊詐欺は、自宅の固定電話に市役所職員等をかたり、還付金を口実にした手口で、主に2種類あります。
まず一つ目は、従前から発生していた還付金詐欺という手口で、被害者を言葉巧みにATMコーナーへ誘導し、ATM機の操作方法を指示し、犯人の口座に送金させるという手口です。
もう一つの手口は、最近発生した手口で、まず犯人は、被害者宅へ電話をかけ、還付金の説明や個人情報を収集し、その数日後に、警察官を装って自宅を訪問して、言葉巧みにキャッシュカードを別のカードにすりかえるという、大変巧妙で悪質な手口です。
滋賀県内では、同種のアポイントメント電話の相談が連日寄せられている状況ですので、被害防止のためには、ご自宅の電話を常に留守番電話設定にするなど、直接犯人と話をする機会を無くすことが被害に遭わないための有効な対策です。
また、ご家族やご近所への注意喚起もお願いします。