2020年農林業センサスは、農林水産省の基幹統計として、県内の農林業を営んでいるすべての農家、林家や法人等を対象として令和2年2月1日現在で実施したものです。
この調査は、農林業の生産構造および就業構造の実態を明らかにするとともに、農林行政の推進に必要な基礎資料を整備することを目的としています。昭和25年から5年ごとに実施しており、今回のセンサスは、通算して農業では15回目、林業では9回目となります。
以下は、農林業センサスの主要項目について滋賀県の数値を取りまとめたものです。
なお、この結果概要の数値は「概数値」であり、確定値は令和3年3月頃に農林水産省がホームページにより公表します。
2020年農林業センサス結果の特徴
1 農林業経営体の減少傾向が続く
・農業経営体数は14,679経営体で前回(平成27年)比27.3%減少
・林業経営体数は307経営体で前回比63.3%減少
2 農業経営体の法人化が進む
・農業経営体の法人数は604経営体で前回比38.9%増加
3 経営耕地の大規模な経営体への集積化が進む
・経営耕地面積の規模別経営体数で経営耕地面積10ha以上の階層は896経営体で、前回比16.2%増加
4 経営耕地面積のうち96.3%が田
・経営耕地面積42,792haのうち、田が41,219haで全体の96.3%を占める
・調査結果
注1:農林業経営体、農業経営体および林業経営体等の定義については、「用語の解説」(p33)を参照してください。
注2:農林業センサスには、農林業経営体調査と農山村地域調査の2種類の調査があります。農林業経営体調査は都道府県を経由して行い、農山村地域調査は農林水産省が直接行います。