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「幻の安土城」復元プロジェクト・最新のデジタル技術を用いて安土城の見える化へ!

「幻の安土城」復元プロジェクトは、平成31年度のスタート以来、1.復元にむけての安土城の実像解明と環境保全 2.安土城見える化の検討 3.安土城復元に向けての機運醸成の3つの柱で事業を進めてまいりました。

 このたび、2.安土城見える化の検討について、7月13日の見える化検討会議開催以来、外部意見の徴取などを行い、検討を進めてまいりましたが、次の方針により進めることとなりましたので、ご報告します。

「幻の安土城」復元プロジェクトにおける安土城「天主」復元の方向性と方法について

1.「幻の安土城」の「復元」を目指し、まずは保全を図ったうえで、安土城の全容解明に向けて、令和の大調査を開始するなど調査・研究を続け、今後とも夢を追い求めます。

  • 史跡としての価値を高め、将来に向かって保全を図るため、まずは調査整備計画を策定し、安土城の将来の姿を作っていきます。
  • その中で、昭和・平成と続けてきた調査の結果を整理し、それを活用するとともに、あらたに「令和の大調査」を開始し、天主が倒壊した場所等の発掘調査を実施するなどして史料を得る等、調査・研究を進め、安土城の価値と魅力を発信していきます。
  • また、環境整備や樹木の整理等を行い、石垣等が見えるように、安土城の「見える化」を図っていきます。
  • 国内外に向けて、「安土山図屏風」をはじめとした隠れた史料の存在を発掘するための情報収集を行います。

2.来る令和8年の安土城築城450年をひとつの目標として前述の調査研究とともに、デジタル技術を活用した「幻の安土城」の「見える化」を進め、安土城の価値と魅力を広く発信していきます。

  • これまでの調査成果を活かし、最先端技術であるデジタル技術を活用して、当時の安土城の姿や過去の調査の様子をタブレットやスマートフォン、VR・MR等により復元し、マニアだけではなく、次世代を担う子どもたちがファミリーとともに楽しみながら学べるような「幻の安土城」の「見える化」を目指します。

【これまでの経過】

1.令和2年7月13日:第一回見える化検討会議

  • 見える化の方向性と方法の4案について、その課題と効果を整理

2.しがWEBアンケート調査

  • 期間:令和2年7月10日~7月19日
  • 対象:県内在住男女500名(18歳以上)
  • 安土城についての4つの設問に対するアンケート調査

3.滋賀県議会教育・文化スポーツ常任委員会

  • 見える化の方向性と方法の4案を説明

4.見える化の方向性と方法に対する意見募集

  • 意見募集の期間令和2年9月3日~10月5日
  • 寄せられた意見120通(県外:12都府県34通県内:14市町79通不明6通海外1通)
  • 見える化の方向性と方法の4案を公表し、意見募集

5.令和2年9月5日:近江八幡市安土城復元推進協議会

  • 見える化の方向性と方法の4案を報告し、意見交換

6.令和2年11月2日:第二回見える化検討会議

  • 意見募集等の結果を報告し、意見交換

7.令和2年11月11日:滋賀県議会教育・文化スポーツ常任委員会

  • 意見募集等の結果を報告し、見える化の方向性と方法の最終案を説明
お問い合わせ
文化スポーツ部 文化財保護課 安土城・城郭調査係
電話番号:077-528-4678
FAX番号:077-528-4956
メールアドレス:[email protected]
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