熱中症による救急搬送状況について、令和2年9月分の状況をとりまとめましたのでお知らせします。
熱中症のリスクを評価する環境条件としては、気温が重要な指標ですが、気温の他にも熱中症の発生に大きく影響する環境条件として、湿度、日射、輻射、風の要素が考えられます。
秋の涼しい季節になり、一般的に熱中症の危険性は少ないですが、環境条件の変化により、激しい運動や重労働時に発生する危険性があり、注意が必要です。
令和2年9月中に滋賀県内で熱中症により救急搬送された人員は53人(速報値)でした。
1.暑さを避けましょう
帽子や日傘で暑さを避け、涼しい服装に心がけましょう。
2.適宜マスクをはずしましょう
屋外で人と2m以上(十分な距離)が離れているときはマスクを外しましょう
3.こまめに水分補給しましょう
のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給をしましょう。
4.日頃から健康管理しましょう
暑さに注意し、特に暑い時は無理をしないようにしましょう。
体調が悪い時は、無理せず自宅で療養しましょう。
エアコン使用中もこまめに換気をしましょう。
5.暑さに備えた体づくりをしましょう
暑さに備えて、暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度に運動(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度)をしましょう。
<軽度>めまい・立ちくらみ・筋肉痛・汗がとまらない
<中度>頭痛・吐き気・倦怠感(体がだるい)・虚脱感
<重度>意識がない・けいれん・高い体温・呼びかけに対し返事がおかしい・まっすぐに歩けない、走れない
○ 室温をできるだけ下げる、または、涼しい場所へ移動する。
○ 冷たいタオルや氷のうなどで体を冷やす。
○ 冷たいスポーツドリンクなどで水分・塩分をとる。
○ 以上を実施しても症状が改善しない場合は早めに医療機関を受診し、必要に応じて救急車を要請してください。
お年寄りや子どもたちには、特に意識して熱中症予防のための声かけをしましょう。一人一人が注意するとともに周囲の人にも気を配り、声をかけ合い、みんなで熱中症を予防しましょう。