県内では、1月31日から2月9日までの10日間において、高齢者を対象とした「オレオレ詐欺」やキャッシュカードを狙った詐欺被害等が多発しています。
このため、本日、「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議では、滋賀県警察本部長名による「特殊詐欺多発注意報」を発令し、県民に注意を呼びかけ、犯罪の未然防止を図ります。
令和2年2月10日(月曜日)から2月19日(水曜日)までの10日間
滋賀県警察本部長(「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議)
(1)1月31日~2月9日の間
・被害件数 6件
・オレオレ詐欺 2件、預貯金詐欺2件、融資保証金詐欺1件、キャッシュカード詐欺盗1件
・被害額 約1,635万円
(2)令和2年1月1日から令和2年2月9日まで
・被害件数 12件
・被害額 約1,990万円
(1)広報啓発活動の推進
広報誌、機関誌、有線放送、ホームページ等、県、市町、防犯協力団体等の関係機関・団体等の各種広報媒体を活用した広報活動の推進
(2)金融機関、コンビニエンスストアへの立ち寄り強化(県警)
金融機関、コンビニエンスストアの立ち寄りによる声掛け促進
(3)取締り活動の強化(県警)
県民に対する早期通報等の捜査協力依頼、だまされた振り作戦等による事件検挙
本年1月31日から、高齢者を対象としたオレオレ詐欺やキャッシュカードを狙う詐欺被害が多発したことから、本日より2月19日までの間、県内全域に「特殊詐欺多発注意報」を発令します。
現在、県内で多発している手口は、息子をかたり投資にかかるトラブル解決名目に現金を騙し取るオレオレ詐欺のほか、警察官や金融機関等をかたり「犯人が持っていた名簿に貴方の名前が載っています。」「口座が危ない。」などと被害者を動揺させたり、市役所等の行政職員をかたり「還付金の受取手続きが出来ていません。」「今お使いのカードが使えなくなる。」等を口実に、キャッシュードを騙し取る(隙を見てすりかえて盗む)ものです。
犯人は、言葉巧みに皆さんを騙しますので、ご自宅の電話を留守番電話設定にしたり、ガイダンスが流れる詐欺電話撃退機能付の機器を利用していただき、直接犯人と話をする機会を無くすことが被害に遭わないための有効な対策です。
今後も、犯人からのアポ電は県内各地にかけられますので、日頃から防犯情報を気にしていただくとともに、ご家族やご近所への注意喚起もお願いします。