長浜市余呉町の高時川源流域には、森林と共生した山村文化とともに、トチノキやブナなどの巨木が残されてきました。このような巨木群と山村文化を地元が主体となって保全していくため、森林所有者を中心に構成される「高時川源流の森と文化を継承する会」が設立され、活動を実施しています。
滋賀県では、琵琶湖森林づくり県民税を活用した巨樹・巨木の森整備事業により、長浜市とともに高時川源流域における巨木の保全活動を支援しています。
「高時川源流の森と文化を継承する会」は当事業により巨木の計測を行っており、平成26年10月30日に県下最大と思われるトチノキの確認について資料提供しましたが、さらに調査を進めた結果、それを超えるトチノキが確認されました。
1.確認した巨木と計測値
樹種 | 計測値(幹周) | 備考 |
---|---|---|
トチノキ | 980cm | 県下最大 |
※計測値は、樹木の山側の地面から樹木に沿って高さ130cmの位置の幹周りの値です。
2.巨木の場所等
長浜市余呉町奥川並。
巨木の生育している山林は、山奥で地形も複雑であり登山道もないため、遭難防止のために位置情報については、「高時川源流の森と文化を継承する会」および土地所有者の意向に基づき非公開とさせていただきます。
なお、巨木の写真については要望があれば提供させていただきます。
3.巨木の現地取材について
巨木の位置情報を公開しないという条件を遵守いただける場合は現地取材については対応します。
4.一般の方の入山について
登山道もなく入山には多くの危険が伴うことと、当該森林は地元の方の生活の場であることから、土地所有者の意向で一般の方の入山はできないことになっておりますので、ご理解をお願いします。