このたび、クアンニン省と、環境保全と経済発展の両立に向けて協力する覚書を締結しました。
滋賀県は平成27年度より独立行政法人国際協力機構(JICA)を通してベトナム国クアンニン省において水環境等に関する技術指導などを行っています。この覚書締結を契機として協力関係を相互に有益なものへと発展させ、クアンニン省における環境保全と経済発展の両立に貢献するとともに県内の産学官民で取組む水環境ビジネスを一層推進してまいります。
クアンニン省は、世界遺産である景勝地ハロン湾を有しており、近年急速に観光地化が進み、水質汚濁等の環境問題が顕在化しています。協力にあたっては、滋賀県の県民、行政、企業、大学等が一体となり、水環境の保全と利用を進めながら経済発展を同時に可能としてきた「琵琶湖モデル」の経験や技術、ノウハウを活用していきます。
クアンニン省における環境保全と経済発展の両立に貢献するとともに県内の産学官民で取組む水環境ビジネスを一層推進するため。
平成29年10月20日~平成31年10月30日
なお、クアンニン省一行は10月20日の午後に琵琶湖環境ビジネスメッセを視察され、また、琵琶湖環境ビジネスメッセのセミナー「企業の海外展開とアジアの水環境ニーズ最前線」ではクアンニン省の水環境の現状とニーズについて講演いただきました。