滋賀県にゆかりのある日(8月27日)が、第79回国連総会において、「世界湖沼の日」として制定されました。
滋賀県はこれまで「世界湖沼の日」の制定を継続して呼びかけてきました。「世界湖沼の日」は人間の健康、福祉、経済発展、および気候変動の影響への対応に関して、湖沼の果たす重要な役割を具体的かつ継続的に認識させるため、国連が定める世界共通の記念日(国際デー)となります。
今後、滋賀県は「世界湖沼の日」をきっかけとして、湖沼の重要性をさらに多くの方に知っていただき、琵琶湖と世界の湖沼の保全がさらに進むよう努めてまいります。
●インドネシアが提案し、日本も賛同する「世界湖沼の日」(World Lake Day)に関する国連決議が、12月12日(木)(現地時間)に国連総会(於:ニューヨーク)で採択されました。
●同決議は、2024年5月にインドネシア・バリで開催された第10回世界水フォーラムの閣僚宣言に盛り込まれ、これを踏まえインドネシアが主体となり、日本も含む74ヵ国の共同提案によるものです。
●滋賀県大津市で第1回世界湖沼会議が開会された1984年(昭和59年)8月27日にちなみ、8月27日が「世界湖沼の日」に制定されました。
1. 8月27日を「世界湖沼の日」(World Lake Day)として制定すること。
2. 各国や国際機関が湖沼の重要性を認識し、協働して湖沼及び関連する生態系を持続可能な形で維持・保全・再生すること。
3. 「世界湖沼の日」の事務局は国連環境計画(UNEP)が担うこと。
4. 必要な経費は各国官民の自発的な拠出によること。
5. 国連事務総長は関連国連機関に「世界湖沼の日」の遵守を通知すること。
【滋賀県 三日月大造知事】
■このたび、ニューヨークで開催された第79回国連総会において、インドネシアを中心に我が国も含む複数国の共同提案により「世界湖沼の日」に関する決議案が採択されました。
■採択に向けたインドネシア政府のリーダーシップ、日本政府をはじめとする共同提案国の貢献、そして湖沼の重要性を永年に亘り訴えてきた国際湖沼環境委員会をはじめ全ての関係者のご尽力に、滋賀県民を代表して深い敬意を表します。
■本県が1984年に主催した世界湖沼環境会議(第1回世界湖沼会議)の開会日である8月27日が「世界湖沼の日」になったことは、世界に対して湖沼の重要性を訴えてきた本県として大変嬉しく、また励みに思います。
■本県は、「世界湖沼の日」をきっかけに、湖沼と人の共生を目指して琵琶湖と世界の湖沼の保全がさらに進むよう、関係者の皆様と共に取組を進めてまいります。
【ILEC竹本和彦理事長】
■ILECを代表し、国連総会において「世界湖沼の日」決議が採決されたことに心よりお祝い申し上げます。世界湖沼環境会議にちなみ、8月27日が記念日として制定されたことを大変嬉しく思います。
■「世界湖沼の日」は、持続可能な湖沼管理への意識を高め、教育を推進し、世界中の関係者が共に力を合わせるための貴重なプラットフォームです。この機会に、科学的知見と地域社会の行動を統合し、国際的なパートナーシップを強化することで、湖沼の未来を守り、持続可能な管理への道を切り開くことができると信じています。
■ILECはこれまで、世界湖沼会議の開催などを通じて、関係者と協力し、持続可能な湖沼管理に取り組んでまいりました。「世界湖沼の日」の精神を胸に持続可能な湖沼管理への取組を一層強化する決意を改めて表明します。
2022年3月 第5回国連環境総会再開セッション(ケニア・ナイロビ)
2023年3月 国連水会議2023(アメリカ合衆国・ニューヨーク)
2023年11月 第19回世界湖沼会議(ハンガリー・バラトンフュレド)
2024年5月 第10回世界水フォーラム(インドネシア・バリ)
2024年9月 第79回国連サイドイベント『世界湖沼デー特別ハイレベルパネル』(アメリカ合衆国・ニューヨーク)
2024年12月 第79回国連総会(アメリカ合衆国・ニューヨーク)
ILECでは、「世界湖沼の日」制定への関心を高めることを目的に「Instagramハッシュタグキャンペーン」を実施しています。
1.参加方法
2.特典
3.期間
このキャンペーンの詳細はILECウェブサイト(以下URL)でご覧いただけます。