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第26回米・食味分析鑑定コンクール国際大会 高島市M’sFARM・滋賀県立湖南農業高校 近江米新品種「きらみずき」で快挙

令和6年12月6日(金)・7日(土)にアルソア女神の森セントラルガーデン(山梨県北杜市)で開催されました第26回米・食味分析鑑定コンクール国際大会において、近江米新品種「きらみずき」を出品されましたM‘sFARM(代表森田真弘さん)および滋賀県立湖南農業高校が下記のとおり受賞されました。

MsFARM 都道府県・海外地域代表お米選手権金賞受賞

滋賀県立湖南農業高校 全国農業高校お米甲子園特別優秀賞受賞

ロゴマーク
ごはん
稲

米・食味分析鑑定コンクール国際大会について

米・食味分析鑑定コンクール国際大会は、米・食味鑑定士協会が主催するお米の食味等を評価するコンクールです。国内外のお米を一堂に集め、審査・評価を行い「良質な米作り」に向けて生産者や生産団体を支援することを目的とされています。

米の食味分析計等による機器分析の一次・二次審査を経て、最終審査で30名の審査員による官能審査が実施されます。

コンクールHP:https://www.syokumikanteisi.gr.jp/kon-26/top26.html

M’sFARM(エムズファーム)概要

滋賀県高島市で環境にこだわった栽培方法でお米を生産されています。現在の代表森田真弘さんのお父さんの代から家族で農園を営まれており、現在は真弘さんが独立してお米づくりをされています。

農薬は通常の半分以下、化学肥料は使用せず、たい肥や微生物を活用して自然の力を活用した栽培方法でお米を栽培されています。

※左側写真は中央が森田さん

森田氏
イネ

湖南農業高校概要

昭和56年4月開校、草津市にある農業高校です。農業科、食品科、花緑科が設置され、農場や実習教室等で行われる授業では、農産物の生産、加工、草花等に関する基礎的な知識と技術を習得され、農家さんの農園等で実施される職場体験や派遣実習では、実践的な知識と技術を習得され、それぞれの産業において活躍できる人材を養成されています。今回のコンクールに出品された「きらみずき」は、農業科の作物班に所属する生徒のみなさんが栽培されたものです。

田植え
稲刈り

近江米新品種「きらみずき」について

開発の背景

「きらみずき」は、2013年に登場した「みずかがみ」以来、10年ぶりとなる近江米新品種です。近年、米の栽培では、台風や長雨、高温の影響によって収量や品質が低下するケースが増えています。そこで、県農業技術振興センターは、食味、収量性、玄米外観品質のほか、耐倒伏性や高温登熟性にも優れ、様々な気象条件でも安定して栽培しやすい新品種として「きらみずき」を育成しました。

【名称の由来】

炊きあがりがキラキラ艶やかで、すっきりとみずみずしい甘さであること。日本一の琵琶湖を有する滋賀県から誕生する新しい近江米が、みらいに向かってキラキラと輝き続けられるよう願いをこめて命名されました。

イネ

おいしさの特徴

大粒でしっかりとした食感、すっきりとした瑞々しい甘さが特長で、噛むほどに甘さが広がる「きらみずき」。粒が大きいことから丼物にも合うほか、洋食、肉料理など幅広い料理との相性が抜群です。食味官能検査においても、グラフのように「コシヒカリ」と同等以上の数値が出るなど高い評価を得ています。

※グラフは滋賀県農業技術振興センター調べ(R02)いずれも滋賀県産

グラフ
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