株式会社イカリファーム(近江八幡市野村町)が、令和6年度(第63回)農林水産祭表彰において、農産・蚕糸部門で最高位の天皇杯を受賞され、12月16日に三日月知事に受賞報告されます。当該部門において県内の農林漁業者が天皇杯を受賞するのは初めてとなります。
なお、11月23日(土)に明治神宮会館で開催された農林水産祭式典において表彰式が行われました。
日時:令和6年12月16日(月)10:00~10:15
場所:知事室
訪問予定者:(株)イカリファーム 代表取締役 井狩篤士(いかりあつし)氏、取締役 井狩史子(いかりふみこ)氏
過去1年間の農林水産祭参加表彰行事で農林水産大臣賞を受賞した出品財(令和5年度:463点)のうち、その性質・内容が抜群で広く社会の賞賛に値する業績のあるものについて、農林水産祭中央審査会の審議を経て、7つの部門ごとに「天皇杯」、「内閣総理大臣賞」、「日本農林漁業振興会会長賞」の3賞が授与されるものです。
(株)イカリファームは、令和5年度全国優良経営体表彰の経営改善部門(女性活躍)で農林水産大臣賞を受賞されています。
水稲70ha、小麦120ha、大豆125haを栽培しています(令和6年)。「生産者の顔が見えるパン」を目指し、集荷・乾燥・保管・検査・物流・販売までを自社で完結できる仕組みを作り上げ、近隣生産者の小麦も含め、実需の求める品質にブレンドし供給できるようにした。その結果、学校給食や大手コンビニのパンの原料の採用に至り、参画農家とともに所得向上を実現し、県内の学校給食用パンは県産小麦100%に切り替わりました。
水稲、麦、大豆の「品種ごと」の利益率を算出し、毎月1回、社員全員で収益改善や作付面積配分等を検討し、収量や売上目標を明確化しました。
現社長の妻が自身の経験を活かし、社長と共に従業員の人材育成を担い、女性社員が能力を活かし加工品やイベントの運営を主導するなど女性が活躍している点が評価されました。