「琵琶湖システム」がもたらす豊かな‶食″をもっと身近に感じていただくことを目的として、今年7月に開催した食のイベント『味わい・にぎわい「琵琶湖システム」キッチン』。好評につき、この度第2弾を実施することとしました!
プレデビューを控える近江米新品種「きらみずき」と10周年を迎える「みずかがみ」のPRを併せて行うほか、福島県産食材を活用したメニューを提供する「福島応援マルシェ」も同時開催します。
【日時】令和5年10月11日(水曜日)11時30分から13時30分
【場所】滋賀県庁正面玄関前駐車場
【飲食ブース】
○「琵琶湖システム」キッチン:3店
1.食といなり たか翔
2.KOMURAYA~鼓邑や~
3.東海道街道商い六代からっ風
○「きらみずき」一口試食
○「福島応援マルシェ」:野洲のおっさんおにぎり食堂
福島県産食材×おにぎり!
【その他】
飲食ブースとあわせて、「琵琶湖システム」や「きらみずき」、「みずかがみ」のPRパネルを展示します。
※写真はイメージです。仕入の状況等によりメニューが変更される可能性があります。
今後も、様々な機会に「琵琶湖システム」を味わっていただくイベントを企画しています。
社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、景観、生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国連食糧農業機関(FAO)により認定されます。
令和5年7月現在、世界で24か国77地域、うち日本では15地域が認定を受けています。
琵琶湖周辺の水田は、琵琶湖の固有種であるニゴロブナなどの湖魚に絶好の繁殖環境を提供してきました。こうした水田やヨシ帯などに向かってくる湖魚の生態を巧みに利用してきた「エリ漁」は、資源にやさしい伝統的な「待ちの漁法」の代表格です。
また、河川に遡上する湖魚の産卵環境の保全に寄与する多様な主体による森林保全の営みや琵琶湖の環境に配慮した農業など、森、川、水田、湖のつながりは、世界的に貴重なものです。
このような琵琶湖と共生する農林水産業(琵琶湖システム)は、千年以上に渡って受け継がれてきたもので、2019年2月に「日本農業遺産」に認定され、2022年7月に国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」に認定されました。