本県では、明治5年(1872年)9月29日を「滋賀県誕生の日」としており、今年9月29日にはそれから150年の節目を迎えます。この記念日は、近江国の南部を管轄していた旧滋賀県が、北部を管轄する犬上県(彦根藩が前身)と合併し、現在と同じ県域の滋賀県が誕生した日とされています。
しかし長らく本県では、この合併を滋賀県のはじまりとは位置付けておらず、その合併日もまた、明治5年9月29日とは考えられてきませんでした。それでは、滋賀県はいつ誕生したのでしょうか。
今回の展示では、明治期以来、本県のはじまりはどのように考えられてきたのか、当館が所蔵する歴史公文書等をもとに解き明かします。私たちがイメージする「滋賀県」は、歴史のなかでどのように移り変わってきたのか、「県政150周年」を迎える現在、皆様ととともに振り返ってみたいと思います。
1.題目:滋賀県はいつ誕生したのか―歴史公文書は語る―
2.期間:令和4年(2022年)2月28日(月)~5月26日(木)
3.場所:滋賀県立公文書館(県庁新館3階)
4.日時:月曜日~金曜日(祝日を除く。)午前9時~午後5時
5.展示資料:滋賀県特定歴史公文書17点、国立公文書館所蔵文書1点、滋賀県行政刊行物3点(合計21点)
6.問合せ先:滋賀県立公文書館
電話 077-528-3126 FAX 077-528-4813
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