NHK大河ドラマの主人公などとして注目を集める渋沢栄一。実は滋賀県とも関わりがありました。渋沢は、若いころから近江聖人・中江藤樹の教えである日本陽明学(藤樹学)に深く傾倒し、大正11年(1922)に安曇川に藤樹神社が創立されるにあたって多大な貢献をしているのです。
本展覧会では県内に現存する渋沢栄一自筆の書跡4点をすべて展示します。あわせて渋沢に影響を与えた中江藤樹と熊沢蕃山の資料を紹介するとともに、大河ドラマにも登場する徳川慶喜、伊藤博文、大久保利通らの書を展示し、渋沢栄一の生涯に思いをはせていただけると幸いです。また、仏教美術など高島市の豊かな文化財についても、実物展示と写真パネルで紹介しています。
1.展覧会名
琵琶湖文化館開館60周年・史跡藤樹書院跡指定100周年記念展
「渋沢栄一と中江藤樹・熊沢蕃山 ―高島市ゆかりの文化財とともに―」
2.会期
令和3年(2021)10月22日(金)~11月14日(日)24日間
休館日:毎週月曜日、11月4日(木)
3.会場
○第1会場高島市藤樹の里文化芸術会館展示室1(滋賀県高島市安曇川町上小川106)
【開館時間】9:30~16:30
【観覧料】無料
○第2会場近江聖人中江藤樹記念館(滋賀県高島市安曇川町上小川69)
【開館時間】9:00~16:30
【観覧料】高校生以上300円(20人以上の場合200円)、小・中学生無料
※20人以上でお越しの場合は、事前連絡をお願いします。
【日時】11月6日(土)13:30~16:10
【場所】高島市藤樹の里文化芸術会館
【参加費】200円(当日支払い)
【定員】100名(事前申込制)
【講演内容】
1.「渋沢栄一と滋賀 —その内面に与えた影響—」
講師:井上優(滋賀県文化財保護課主幹)
2.「高島市指定文化財の仏教美術」
講師:山下立 氏(滋賀県立安土城考古博物館主任技師)
3.「未来に守り伝える地域の宝 ~高島市指定文化財の修理報告~」
講師:坂田さとこ 氏((株)坂田墨珠堂代表取締役)
【申込方法】近江聖人中江藤樹記念館へ電話・FAXにて申込
TEL・FAX:0740-32-0330(月曜日および祝日の翌日は休館)
※新型コロナウイルス感染症の状況により、内容が変更または中止となる場合があります。