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「近江の文化財」魅力発信事業・連続講座「近江の城郭~戦国近江と寺院」第2回謎の宗教都市 敏満寺

 

敏満寺は、平安時代創建と伝わる天台宗寺院です。創建の詳細は不明ですが、鎌倉時代にはいると史料に名前が表れてきます。鎌倉末に作成された「一山目録」には、本堂や三重塔をはじめ、30以上の堂舎が建ち並んでいたことが記されており、寺勢が盛んであった様子がうかがえます。東大寺再建の勧進を行った重源とも深く関わっており、建久9年(1198)に銅製五輪塔と仏舎利を敏満寺に寄進しました。その時の寄進状と五輪塔が敏満寺の境内社である胡宮神社に伝わっています。しかし戦国時代にはいり、浅井氏や織田信長の攻撃を受け、敏満寺は廃絶しました。その後は胡宮神社と寺坊の福寿院を残し、今に至るまで再建されていません。

今では失われてしまった敏満寺ですが、昭和30年代から発掘調査が数度にわたって行われた結果、謎に包まれていた敏満寺の実像が次第に明らかになってきました。特に昭和61年の発掘調査では、郭を囲う土塁や石垣を伴う虎口など、城郭を思わせる遺構が発見されています。また平成に行われた発掘調査では、寺坊や墓地、町屋と思われる遺構が発見され、敏満寺が経済的ににぎわう都市であったことがわかりました。さらに寺の南側に位置する「南谷」には石仏が多量に並んだ石仏谷中世墓地があり、敏満寺が寺・町・墓・城といった多様な要素で構成されていたことが明らかとなりました。

今回の講座では、この敏満寺遺跡を文化財専門職員の案内で探訪します。

1.日時:令和3年2月14日(日)10:00~15:00

近江鉄道多賀大社前駅集合・解散

※近江鉄道彦根駅9:36発 高宮駅乗り換え 多賀大社前駅9:54着

2.場所:敏満寺遺跡(滋賀県犬上郡多賀町敏満寺)

3.行程:多賀大社前駅→多賀大社御旅所→敏満寺集落→敏満寺仁王門跡→敏満寺遺跡→(昼食休憩)→敏満寺遺跡・敏満寺城跡→多賀大社前駅(全行程約5km)

4.主催:滋賀県

5.講師:滋賀県文化スポーツ部文化財保護課専門職員

6.定員:60名(事前申込制・先着順)

7.参加費:無料

8.参加申込方法

  1. FAX・電話・メールに住所・氏名(ふりがな)・連絡先(携帯電話推奨)を書いて、下記まで申し込み。
  2. 申し込み締め切り:令和3年2月10日(水)午後5時

9.持ち物:健康保険証(コピー可)・雨具・弁当・水筒・手袋・タオル・ウォーキングに適した服装と靴

10.その他

  1. 体調不良の場合は参加をお控え願います。
  2. 当日は、マスク着用でご参加ください。
  3. 単独会のみの参加も可能です。
  4. 新型コロナウィルス感染症の感染状況によっては中止する場合があります。その場合は、12日(金)午後5時までに参加者に連絡します。
  5. 当日の気象条件等の変化により、コース・終了時間等を変更する場合があります。
  6. 悪天候等による中止の場合は、12日(金)午後5時までに参加者に連絡します。
  7. 集合場所付近に駐車場はありません。公共交通機関をご利用のうえ、ご参加ください

11.参加申込・問い合わせ

  • 滋賀県文化スポーツ部文化財保護課安土城・城郭調査係
    • 〒520-8577滋賀焉大津市京町四丁目1番1号
    • TEL077-528-4678/FAX077-528-4956/E-mail:castle@pref.shiga.lg.jp

12.今後の予定

  • 第3回「湖南の自治都市 金森寺内町」
    • 開催日:令和3年3月21日(日)
  • 参加申込は、それぞれ開催日の約1ヶ月前に詳細を公開し、受付を開始します。
お問い合わせ
文化スポーツ部 文化財保護課 安土城・城郭調査係
電話番号:077-528-4678
FAX番号:077-528-4956
メールアドレス:castle@pref.shiga.lg.jp