新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの命と健康が危険にさらされている今、人々が感染症とどのように向き合い、克服しようとしてきたのかを振り返りたいと思います。
本県では、明治9年に衛生掛を設置して以降、県民の命と健康を守るために様々な取り組みを行ってきました。特に感染症対策は、明治期から力を注いできた分野です。例えば、明治初期のコレラの流行では、病院の建設や検疫の実施などその後に引き継がれる感染症対策の基礎が確立されました。また、滋賀の風土病・マラリアに対しても、県や市が中心となって撲滅に努めました。現在でも繰り返し流行するインフルエンザは、大正7年~10年のスペイン風邪が有名ですが、その際には、二度の「予防心得」を告諭し県民に注意喚起をしました。
今回の展示では、こうした先人たちの感染症との闘いの歴史を、本県の歴史公文書等から御紹介します。
1.展示題目
「感染症との闘いの歴史」
2.展示期間
令和2年9月28日(月)~同年12月24日(木)
3.展示場所
滋賀県立公文書館(県庁新館3階)
4.開館日時
月曜日~金曜日(祝日を除く。)午前9時~午後5時
5.展示内容
滋賀県歴史公文書等24点、他パネル展示
6.問合せ先
滋賀県立公文書館
電話:077-528-3126
FAX:077-528-4813
E-mail:archives@pref.shiga.lg.jp