内閣府では、様々な分野においてチャレンジすることで輝いている女性個人、女性団体・グループおよびそのようなチャレンジを支援する団体・グループを顕彰し、男女共同参画社会の実現のための機運を高めるため、平成16年度から「男女共同参画週間」に合わせて女性のチャレンジ賞等の大臣表彰を行っています。
本年度は、滋賀県から下記のとおり「女性のチャレンジ賞」を受賞されます。
杉山 真智子 (すぎやま まちこ) さん
認定特定非営利活動法人四つ葉のクローバー 理事長
児童養護施設にボランティアで通ったことが転機となり、里親資格を取得。子どもからの「おばちゃんの子どもに生まれたかった」という言葉に心を動かされ、児童養護施設を18歳で退所した後に厳しい環境に置かれる子どもたちの受け皿となるシェアハウス(現:自立援助ホーム シェアハウス・夢コート)を運営するために2013年に特定非営利活動法人四つ葉のクローバーを設立。法人はその後認定NPO法人に認定。
「自立援助ホーム シェアハウス・夢コート」の運営のほか、「マザーボード」において施設等で生活していた若者や、地域でしんどさを抱える子ども若者からの相談に対応し、若者食堂等の活動も行っている。
児童養護施設や里親家庭などの社会的養護のもとで生活していた者(ケアリーバー)をはじめとする若者の支援のため、2021年3月に発足した福祉・就労・教育・司法等の関係団体を構成員とする「地域養護推進協議会」の立ち上げにおいて中心的な役割を果たした。従来、施設の担当者が担ってきたアフターケアに複数の機関が連携して取り組む全国でも先駆的な仕組みづくりに尽力し、県の児童福祉の推進に貢献した。
例年開催されている内閣府主催の表彰式は、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて昨年度に引き続き中止となりました。7月下旬以降、県において表彰状伝達式の実施を予定しています。