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令和8年7月21日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和8年7月21日(火曜日)13時30分~14時45分
  2. 開催場所:参集開催(災害対策本部室)
  3. 出席者:知事・東副知事・岸本副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・観光文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・子ども若者部長・商工労働部長・農政水産部長・県土整備部長・交通まちづくり部長・会計管理者・防災危機管理監・東京本部長・企業庁長(代)・病院事業庁長・びわこボートレース事業庁長・議会事務局長・監査委員事務局長・警察本部長・教育長
  4. 議事概要:下記のとおり

知事あいさつ

(知事)

 本日、知事として4期目が本格的にスタートした。思うところを述べたい。

 朝は、加藤議長をはじめとする県議会議員の皆様、また東副知事、岸本副知事をはじめとする多くの職員の皆様にお出迎え、歓迎いただき、入庁・登庁させていただいた。また、キャッフィーとうぉーたんも暑い中駆けつけてくれ、大変勇気をいただいたところである。県民の皆様の御負託を受けて、引き続き4期目滋賀県知事として県政を担わせていただくことになった。どうぞよろしくお願いする。

 引き続きと申し上げたが、個人的には「連続の不連続、不連続の連続」を追求したい。少し哲学的な言い方であるが、不連続でありながら連続を、連続でありながら不連続を、ということである。折しも、県政において「リ・デザイン」しようと謳っている。2050年に向けて、次なる四半世紀にどのような滋賀の地域・行政をつくっていくのかということを皆様に投げかけている。従来の延長線上ではなく、同じやり方ではなく、様々な分野、それぞれのテーマについて、目の前のこと、目先のこと、身の回りのことも大事であるが、少し先を見通しながら、投資もしくは革新、イノベーションを起こしていけるような、そういう取組を皆様と一緒に作っていきたい。

 また、知事としては、これまで担わせていただいた3期12年の経験、その中で皆様と一緒にやってきた取組、例えば国、市町との関係、議会との関係、様々な皆様との連携・共創の関係、そしてコロナを乗り越えてきた経験や国スポ・障スポ大会を開催させていただいた経験、こういったものをフルに活かして「第2ステージ」を作る、そういう気概で臨んでまいりたい。引き続き、常々大事にしている「対話、共感、共創」の姿勢、そして現場を大事にする主義、行動はこれからも貫いていきたい。

 おごりと慢心は自分自身でも戒めるが、組織的にも、とりわけこの経営幹部の皆様には、この戒めや省みについてぜひ御協力、御助力をいただければ幸いである。知事に対して「これは違うのではないか」とか、「こういう言動はいかがなものか」、「こういうことを聞いた、こういうところを見た」といったことについては、ぜひ皆様が率先して戒めや忠告、諫言をいただければと思う。もちろん、そういったことがないように気をつけるとともに、そういうものに虚心坦懐に耳を傾ける姿勢を持ちたい。

 「琵琶湖とくらしを守る。三方よしで笑顔を広げる。豊かな未来をともにつくる。」という、そのパーパスの具現化に皆様と一緒に取り組む。また、皆様とはワンチームで一緒に仕事をしていきたい。政策的には、既に御案内の通り、政策集を選挙に入る前にまとめ、さらに皆様にこれから進めていこうという投げかけをさせていただいている。ここに書いてあることも含め、どのように具現化していくのか、スケジュールへの落とし込みも含めて、皆様のお力添えをいただきたい。また、子どもたちと一緒に考えたいと思い、子どもに関する政策集を今回初めて掲げ、投げかけてみた。反応はとても良かった。「僕たちも一緒に滋賀県を作れるのか」「僕たちの声も聞いてくれるのか」という反応を県内各地で感じることができた。ぜひ、こういうものも意識して政策づくりに取り組んでいただきたい。

 「ともいきともうみともそだて ささえあって、ともに生きる『健康しが』」ということで、6つの柱で政策をまとめた。

 1つ目の柱は「ひとの健康」である。これは「いつでも、どこでも安心のケアシステムを守り、整え、届けていく」ということで、地域医療・介護体制、ケアシステムをしっかりと整えていく必要があると思っている。特に「老い」というものに対する寄り添い、フレイル対策、こういったものを皆様と一緒により高いレベルで作っていきたい。また、スポーツ、芸術、文化、アートも含めて誰もが楽しめる環境づくりや魅力ある公園づくり、動物との豊かな関わりづくり、こういったことに対する御支持もいただいたのではないかと思う。

 2つ目の柱は「社会と経済の健康」である。防災力、トクリュウ対策など、県民の皆様の安全を守るための対策は強化していかなければならないし、社会資本整備については着実に実施をしていきたい。ただ、総量をどのように管理するのか、そのレベルも含めて皆様と一緒に議論をしていきたい。これは財政的なスタミナも含めてのことである。北部振興は4年目を迎えているので、その後のことも展望しながら取組を進めていく。それと併せて、産業の活性化に対する期待も非常に大きく受け止めた。スタートアップを含め、産業クラスターの形成を含め、ぜひ次の滋賀県づくりのための兆しを作っていきたい。また、観光はビッグチャンスを迎えているので、さらに進化をさせていく。争点と言われていた交通まちづくりについても、資源や技術をフル活用して、滋賀の交通まちづくりを進めていく。その財源についても、新たな税など議論を積み重ね、結論を得る4年にしていきたいと思っている。

 3つ目の柱は「自然の健康」である。マザーレイク琵琶湖、母なる湖・琵琶湖を保全再生していく取組を積み重ねていく。特に水質だけではなく、水温のことも意識した取組をしようと考えている。当然、琵琶湖のことに対応するためには「やまの健康」が重要である。CO2ネットゼロ対策、生物多様性の保全、さらには循環型社会づくりといったことも大事なのではないかと思う。伊吹山の保全再生にしっかりと取り組むことと、風力発電や産廃処分場については今、環境アセスにかかっているところだが、着地点を見出していきたい。

 4つ目の柱は「ひとづくり」である。「子ども、子ども、子ども」が柱になるし、「すまいる・あくしょん」を具現化していきたい。県立高校改革は今、鋭意進めている。4つの改革先進校だけではなく、野洲高等学校の取組もある。ぜひ、今できるところから着手し、次の展望を描けるようにしていきたい。また、高専の開校が近づいてきた。期待だけではなく、現にひとづくりに繋がる高専設置となるように、子どもたちへの投げかけ、親御世代の皆様へのメッセージも含めて、企業の皆様の御協力もいただきながら、この50年に一度の大プロジェクトを成就させることができるように、皆様と進めていきたい。

 5つ目の柱は「基盤づくり」である。滋賀の自治・民主主義をさらに充実させていく取組を進める。AIも積極的に活用しながら、県行政と政策づくりのイノベーションを進める。全国知事会、関西広域連合など、広域行政への積極的関与もこれからも強力に行っていきたいと思うので、県庁の皆様の仕事のやり方についても、広域で捉えた場合にどういうことになるのかという視点も持ち合わせていただければと思う。

 6つ目の柱は「次代の健康づくり」である。これは選挙のときにもかなり強力に訴えてきた。ジェンダー平等を始めとする人権尊重は言わずもがなであるが、「できていないことがあるのではないか」「まだまだやるべきことがあるのではないか」という視点を持つこと、多文化共生の取組、さらには「ともいき」を目指して孤立を防ぎ、支え合いを紡ぐ社会づくり、ケアする人をケアする仕組みづくりに取り組んでいきたい。

 最後になったが、今申し上げたこと以外にも多くの政策があり、書かれていないことについても、皆様が「不益の仕事」として取り組んでいることもある。防災のこと、水のこと、さらには警察・安全対策、医療や福祉、教育など多々あると思うので、ぜひ、司々で担っていただく皆様とのコミュニケーションを密にしながら、県民の皆様の負託に応えられる行政づくりを進めていけるよう、これからも先頭に立って知事として頑張ってまいる所存である。近々、SGオーシャンカップという大きなイベントがある。高校総体もある。ぜひ、こういうビッグイベントも活かしながら、皆様に認められ、選ばれ、そして期待される滋賀県政をつくるために、一緒に頑張っていきましょう。

 少し長くなり、前回の経営会議と重なる部分もあるが、改めて4期目を皆様と一緒に頑張ることをお誓い申し上げて、私の冒頭の挨拶とする。これからも一緒に頑張りましょう。

 

その他

(村井教育長)

 令和8年度全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイが、いよいよ7月22日に開幕する。滋賀県では、7月30日から陸上競技、ウエイトリフティングを皮切りに、水泳の競泳・飛込・水球、バレーボール女子、ローイング、ホッケー、フェンシングの7競技9種目を県内7市で開催し、全国から多くの高校生や関係者をお迎えする。大会開催に当たっては、庁内の関係部局の皆様には、それぞれのお立場から準備や運営に多大なるご協力をいただいている。この場をお借りして、心より感謝申し上げる。

 いよいよ大会本番を迎えるが、高校生たちは、この日のために日々努力を重ねてきた。ぜひ皆様にも会場へ足を運んでいただき、高校生たちのひたむきな挑戦に温かい声援を送っていただきたい。また、会場へお越しいただけない場合でも、「インハイ.tv」というサイトなどで競技の様子をご覧いただける。それぞれの場所から高校生たちを応援していただければと思う。大会の成功に向け、引き続き皆様のご理解とご協力をよろしくお願いする。

(保田議会事務局長)

 明日7月22日から8月10日までの日程で、7月定例会議が実施される。今回は、知事の4期目最初の議会であり、また、先の補欠選挙で当選された3名を加え、議員数も44名と、久しぶりに定数どおりとなることから、質問の数は少し多くなるかも知れない。

 また、先ほど知事のお話にもあったように、酷暑の中、日程的には今回20日間ということで、短縮型になっており、休会日が通常の定例会議と比べて少なくなる。日程的にもちょっときついかも知れないが、何卒よろしくお願いする。

(知事)

 議会とはもう地続きである。二元代表制であるが、局長の御尽力のおかげさまで、その橋渡しどころか地続きになっている。皆さんも緊張すると思うし、特に新体制になって本格的な議会は初めてであるため、それぞれのテーマにおいて、色々と御苦労もあるかもしれない。また局長が言われたように、非常にタイトな日程の中で大変かもしれないが、協力して、真摯に対応していくことにしよう。

 また、高校総体もいよいよ開幕する。特に暑熱対策について、この暑さの中での大会であり、夜にやる競技もある。陸上を夜に開催し、しかも料金を一部いただいて開催することや、保健所の方では色々と食中毒対策なども随分御心配、御対応いただいているということも聞いている。このあたり、安全に思い出に残る素晴らしい大会になるように、みんなで協力して盛り上げていきたい。どうぞよろしくお願いする。

 報道でも御存知いただいたかもしれないが、彦根城の世界遺産登録に向けて、議員連盟の皆様が彦根に集結された。これまでも多くの汗を流していただいているが、大汗をかきながら彦根城に登られた。天守までは行かなかったが、御視察をいただいた上で決議をいただき、意見交換の中でも非常に有意義な意見交換をした。改めて、江戸時代の歴史を少し違った見方ができる世界遺産登録になるのではないか。封建社会というものが、何となく明治以降の歴史観では良くなかった時代のように捉えられているところだが、平和な時代を築いたという歴史観を提示することができるのではないかという視点である。世界遺産登録は、もちろん登録しなければいけない、登録してもらわなければいけないが、その後の活用を含めたまちづくり、観光政策、教育もそうであるが、シビックプライド醸成のため、その後のことを志向した取組を作るべきだ、ということなども強く御提起された。今、観光文化スポーツ部に御苦労をいただいているが、ぜひ全庁的に「これをどう生かしていくのか」という視点で、取組を強化していきたい。

 例えば、地場産業の彦根仏壇は、武具を作っていた職人が仏壇をつくる平和産業として振興することに繋がった。これは、世界に向けた発信材料としては、非常に良いナラティブではないかと思う。人々の「食べることを満たす」、暮らしを安定させるということにどう繋げてきたのかということは、まさに県行政を充実させる上で、非常に重要な示唆に富んでいるのではないかと思う。

 このような視点も持ちながら、私はまた、琵琶湖と繋がるということについても大事にしていきたいと思っている。ぜひこの点、皆さんとこの機会に充実させられるような取組を作っていけたら良いと思うので、どうぞよろしくお願いする。

 

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