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令和6年6月3日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和6年6月3日(月曜日)8時45分~9時25分
  2. 開催場所:参集開催(危機管理センター 災害対策本部室)
  3. 出席者:知事・江島副知事・大杉副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・子ども若者部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長(代)・会計管理者・防災危機管理監・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・監査委員事務局長・警察本部長・教育長
  4. 議事概要:下記のとおり

協議事項

1.令和6年6月定例会議提出条例案件について

<正木病院事業庁長>

 ・資料に基づき説明

<質疑・意見等>

 なし

 

2.滋賀県希望が丘文化公園活性化方針(案)について

東郷文化スポーツ部長

 ・資料に基づき説明

<質疑・意見等>

(中村琵琶湖環境部長)

 隣接する花緑公園でも、現在木育施設などの整備を進めており、担当ベースでも連携して取り組みを進めているところであるが、相乗効果を発揮できるように進めていきたいと思うのでよろしくお願いしたい。

(東郷文化スポーツ部長

 しっかりと連携して、相乗効果がでるように進めてまいりたい。

(小林知事公室長)

 事業費で65億円、管理費等で54億円の合計119億円ということで、昨今の物価上昇等は加味していないということであるが、一方で急激に労務単価や資材単価が上がっていると思う。今後そういった部分を加味して、そのときに受け入れられるものなのかといった検討はどのようにされるのか。

東郷文化スポーツ部長

 当然これから詳細調査を進めさせていただく中で、そういった費用の見込みなども見えてくると思うので、労務単価や資材単価の状況もしっかり反映し、必要な事業内容も確保する一方で、精査できる部分も含めて検討をさせていただきたい。

(村井子ども若者部長)

 来場者数の増加に向けて、ターゲットのニーズ把握のため、子どもやご家族の声をどのように聞いて反映されたか。

(東郷文化スポーツ部長

 昨年度も学校や青少年団体の利用者、利用団体にもアンケートを行い把握してきたところである。さらには実際に指定管理者の職員が、子どもたちと接する中で意見を聞く等もしている。その中でも例えば、青年の城やキャンプ場の施設が古いとか、今は大部屋が多いが少人数で利用できた方が良いであるとか、園内の東西の移動が不便であるといったご意見をいただいたりしているので、活性化方針ではそういったことに対しても宿泊施設や環境の整備が必要ということで、改善していきたいと考えている。

(江島副知事)

 (1)公園の規模は県内屈指の広さであり、100万人の来場者数を目指しているということで、シガパークの重要な構成要因の一つであり、中核施設になると思う。シガパークでは世界一の公園を目指すという進め方をしているので、トイレなども含めて、快適なものになっていくというのを期待したい。具体の取組などについては庁内のTheシガパーク推進会議でも議論しながら、ぜひブラッシュアップしていただきたい。

 (2)5月14日の県政経営会議では、収支見通しの中で今後考えていく代表的な事業については、財源もセットにして考えていこうという話をさせてもらった。希望が丘のリニューアルでは18年間で119億円という数字があり、公室長からも指摘があったように、まだこれから変わる可能性があるということなので、今考えておられる使用料等の財源があると思うが、これだけ良くなる施設でもあると思うので、ぜひ他の財源がないか、機能アップする分に見合う財源はないかという観点で、探してほしいと思う。

 琵琶湖博物館も10年ほど前にリニューアルしたときに、企業から協賛金を集めてこられた実績がある。この前の水槽が壊れた時のクラウドファンディングでも県民や企業からたくさんの寄付協賛をしていただいた。琵琶湖博物館は我々県民が守るんだという意識が醸成されたようにも思う。希望が丘文化公園も多くの人が来る、県民に愛着の深い施設であるので、県民や企業から応援してもらえるような、県民と一緒に作り上げていくような、そういう仕組みを考えていただき、今後の検討に追加してもらえればと思う。

(東郷文化スポーツ部長

 ご指摘も踏まえて検討してまいりたい。ブラッシュアップについては詳細調査をしていく中で、Theシガパーク推進会議でも議論しながら進めてまいりたい。財源の確保についても取り組んでいく。一方で、必要な事業内容はしっかり実現できるよう事業費を確保してまいりたい。

(知事)

 今、部長や副知事から発言のあった視点は大変重要だと思う。ぜひ今後の取組の中で反映していただきたい。

 私からは防災の観点について申し上げたい。ここは災害時にヘリが着いたり、救援物資受け入れ等の拠点といった重要な機能を果たすと思うが、東西にかかる橋が弱いというのが検討時からの課題である。累次にわたって協議・検討してきて、今に至っているところであるが、この機に手を加えることができないか土木交通部や防災危機管理局にも相談しながら考えたいと思うので、ぜひこれを検討課題にしていただきたい。

東郷文化スポーツ部長

 防災危機管理局とはかねてから、防災関係の位置づけで連携しているところであるので、知事からいただいたことについても考えてまいりたい。

山下防災危機管理監

 防災の方もできる限り協力をさせていただきたい。また情報共有をさせてもらいながら進めていただければと思う。

 

共有事項

(山下防災危機管理監)

 (1)今朝また能登半島の方で地震が発生した。現地の方からは今のところ目立った被害は報告されていないと聞いている。

 (2)能登町への対口支援について、先月末をもって終了させていただいた。これまで各部局には避難所運営支援等で協力いただきお礼を申し上げる。

(山下防災危機管理監)

 線状降水帯の予測精度向上に向けた取組について <資料に基づき説明>

(谷口会計管理者)

 「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」を受けた対応について <資料に基づき説明>

(中村琵琶湖環境部長)

 森林行政で一つ大きな動きがあったのでご報告をさせていただきたい。

 本日付で滋賀県の森林組合が設立の運びとなる。昨日、知事にも出席いただき記念式典が行われた。県内の6組合が一つに合併することで設立されるということであるが、この設立により、所有面積は、約10万7000平米で全国一位、組合員数としては約1万9400人で全国二位となり、非常に大きなスケールの組合ができるということになる。様々な森林の課題もあるが、材の供給も含めて新しい林業を進めるべく、県も一緒に取り組みを進めてまいりたい。

(福永教育長)

 今朝の能登半島の地震で、甲賀市では緊急地震速報が入ったが、実際にはあまり揺れなかった。1月1日の地震の際は緊急地震速報が入らなかったが結構揺れたと記憶している。どういった仕組か教えていただきたい。

(山下防災危機管理監)

 地震の到達する恐れのある府県ということで滋賀県が入っていた。おそらく、地震が発生したときにある一定の範囲は地震の波が伝わるということで想定されていて、確か地震が起こって数十秒ぐらい後に地震速報が出るのでその段階ではあくまでも最悪の事態を考慮した呼びかけということで、その後徐々に実態がわかっていくのかと思う。また詳細については確認しておきたい。

 

その他

(大杉副知事)

 今年度も子ども関係や大学連携など部局横断的に取組を進めていただいているところであるが、部局横断の取組についてお願いしたいことを2点申し上げる。

(1)先日5月28日に県史編さん会議が開かれた。前回は教育関係について学校現場にも知らせながら県史編さんをしていこうということで、教育委員会の方とも連携しながら進めていただいた。今回はかなり文化や観光との絡みが出てきている。例えば実際に何かが起きた場所とか史跡をマップで連動させて、県民の関心を高めていってはどうか、アプリなど県を含めて観光にも使えるのではないかという提案があった。県史編さんの担当者だけでは抱えきれないようなことも出てきているので、また担当から話があるかと思うが、ぜひ話を聞いていただき、積極的に進めていただきたい。

(2)明日、産業ひとづくり懇話会が開かれる。もともとは労働雇用政策課で実施していて、中小企業の中での人材育成を中心に議論する形となっていたが、これだけ高専や医療福祉拠点など県政全体でひとづくりということが重要になってきている中で、もう少し議論のウイングを広げてほしいとお願いしたところ。担当課さんはかなり工夫しながら進めていただいている。ひとづくりにこれから投資していくというメッセージと、その投資した効果がしっかり返ってくるというメッセージをあわせて発信していく場にしていただければと思うので、そういう意味でも部局を超えた連携をお願いしたい。

(知事)

 東京本部長、国会終盤の情勢並びに今週行われる政府提案について何かコメントはあるか。

(中村東京本部長)

 今週の政策提案よろしくお願いする。会期末を23日に控え、重要法案の日程がまだ定まっていないので、特に政務三役の日程が調整中というところ。ぎりぎりになると思うが、了解いただきたい。

 また骨太の方針骨子案(概要)が明らかになったとの報道も出ているが、現在情報収集に努めているところ。

(知事)

 いろいろと大変なこともあろうかと思うがよろしくお願いしたい。説得力のある材料の説明でご理解ご協力を得られるよう努めたいと思うので、各部局におかれても準備の方よろしくお願いしたい。

 なお今回から知事・両副知事がみんなで東京にいるという状態を見直し、どちらかの副知事が滋賀に残り、いざというときに対応するなど改善されているので共有する。

2点申し上げる。

(1)先ほどの共有事項の中にあった労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針の関係についてである。先ほどの資料を見ていただき、一番目の本社経営トップの関与というのは言わずもがなであるが、ぜひ経営会議で皆さんと共有したいのは、行動の2である。

 資材価格もそうだし労務費も上がっている中で、待ち受けで何かあったら話を聞くのではなくて、しっかりと労務費の上昇分の引き上げを加味するように。

 長年変わってない労務単価などがあると思う。一方で発注者側としては予算を抑えないといけないとか、その制約もある中での発注になるので、いろいろ苦労はあると思うが、ややもすると県庁が上から目線になって従来の価格をそのまま据え置き、事業者から話がないからといって何も行動しないということがあるとすれば改める必要がある。この点、それぞれの部局内の事業発注内容を早急に確認し、必要であれば補正予算を、少なくとも来年度の予算にきちんと反映するように行動をとっていただくようお願いする。

(2)健康医療福祉部の事業で、先日沖縄へ戦没者の慰霊に訪問した際、玉城知事との会談の機会があり、沖縄県との連携について私から直接申し上げたので、総合企画部を中心に、どのような連携を取れるのかということについて、至急調整をするようにお願いしたい。ぜひ各部局をして、どういうことが連携できるのか一緒に探っていきたいと思う。

 平和学習、修学旅行の相互訪問や、健康長寿、子どもの数が多い、長生きできるといったことのお互いの取組の連携であるとか、来年は国スポ・障スポ大会そして万博もあるので、ぜひ滋賀に来てほしいということを申し上げた。

 ラムサール条約の登録湿地も双方にたくさんあり、井伊家には文子さんが嫁いでこられている、こういう歴史もある。また麻のかりゆしは全て近江上布から届いているということも聞かせていただいた。沖縄県立平和記念資料館の設計者は滋賀県の建築士の方だとか、いろいろな共通点があることもわかったので、沖縄県と滋賀県との連携策を模索することにしたい。

 既に沖縄県は長野県と県同士の連携交流をされているそうで、整えば2件目になると聞いている。あまり時間をかけずに、タイミングよくやりたいのでよろしくお願いしたい。

 

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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