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令和6年4月1日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和6年4月1日(月曜日)13時15分~13時50分
  2. 開催場所:危機管理センター2階 災害対策本部室
  3. 出席者:知事・江島副知事・大杉副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・子ども若者部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・防災危機管理監(欠)・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長(欠)・議会事務局長・監査委員事務局長・警察本部長・教育長
  4. 議事概要:下記のとおり

年度初めの挨拶

(三日月知事)

 新年度の挨拶でも申し上げたとおり「治に居て乱に備えよ」・「情熱」の2点を大事にしたい。松下幸之助氏が「熱意は磁石だ」とおっしゃったように、やはり人と人とを繋ぐ情熱を大事にした仕事の仕方をしたい。また昨年度皆で議論して作ったパーパスはぜひ大事にして仕事を進めたい。

 また、ゆとり・潤い・やりがいを生み出すための業務の見直しに不断に取り組んでほしい。

 県庁には今年度210名の新規採用職員を迎えた。人として先輩として、優しく時には厳しく、温かく愛情を持って接し育てていこう。

(江島副知事)

 今年度から子ども若者部長も加わり、経営会議のメンバーも一新された。今年度は「挑戦」ができればと考えている。県政を一歩前へ進めたいという想いを持っているので、よろしくお願いしたい。

 本会議は部長会議ではなく経営会議であるので、経営者としての発言をお願いしたい。ひと月に1回は発言していただくようお願いしたい。まずは初めの挨拶からということで徹底していきたい。

(大杉副知事)

 今年度、子ども若者部が創設されたほか、新たな所属ができている。新規採用職員が配属されたが、2000年以降に生まれた方ということでどういう教育を受けてきたのかなと考えてみると、小学校から言語活動という全ての教科で自分の考えをしっかりまとめて表現することを重視する教育を受けてきている世代。いろいろと表現の作法や思考の整理の仕方も知っているが、逆に知っているからこそいろいろな場面で緊張してしまうこともあるかもしれない。若手の思いもしっかり受け止めていただきながら、ぜひパーパスと若手職員が向き合う目の前の仕事とを価値づけていただきたい。逆にパーパスに繋がらないようなものについては、場合によっては思い切って見直しや省力化・DX化をしていただくことも必要かもしれない。

 また、視野を広く持っていただけるように、国や市町、部局というふうに所掌は縦割りになりがちであるが、視野は縦割りにならないように、ぜひ緩やかに繋がり合いながら、オープンイノベーションで異分野異文化との交流を大事にしながら、新しいものを生み出していくことができればと考えている。

(小林知事公室長)

 知事公室としては、知事と県庁内外の皆さんを繋ぎ、部局を超えた施策の構築展開を進めて知事のトップマネジメントを支えていきたいと考えている。今後また皆さんのところに伺っていろいろと話を聞いていただいたり、教えてもらうこともあるかと思うのでよろしくお願いしたい。

(松田総合企画部長)

 江島副知事からもあったように、私自身は進行の役目もあるので毎回発言させていただくとともに、議論できる空気づくりができればと考えている。過去に部長会議から経営会議に変わった経緯も踏まえると、いろいろな角度から議論してこそ正解が見つかるということもあるし、議論する中で当事者意識が出てきたり、知恵が出るのではないかと思うので、工夫しながら1年間努めてまいりたい。

(岡田総務部長)

 部としての課題の把握はこれからであるが、1年間前向きに仕事に取り組んでいきたい。

総務部の仕事は皆さんのとの連携なしには成果を生み出すことができないと考えているので、情報共有を大切にしながら取り組みたい。

 また職員が働きやすい環境づくりということで、職員の育成やハラスメントの根絶についても意識して取り組んでまいりたい。

(東郷文化スポーツ部長)

 国スポまで545日、障スポまで572日となり、いよいよ来年度に迫ってきた。国スポに限らず、希望が丘文化公園や文化財、びわ湖マラソンなど当部の事業は他部局の皆さん、関係機関、県民の皆さんのお力添えなしにはできない仕事ばかりだと思っている。いずれの仕事も滋賀に関わる皆さんを元気にできるよう職員一同頑張ってまいりたい。

 特に国スポ・障スポについては、皆さんと連携してこの機会だからこそできるようなことを見つけてまいりたいと考えているので、またいろいろとご意見をいただきたい。

(中村琵琶湖環境部長)

 環境に対する考え方はここ数年で大きく変わってきていると考えている。琵琶湖環境という枠組みを超えて、様々な主体との連携を進めて課題を突破していきたい。部局連携もさることながら、あらゆる主体との交流や連携を積極的に進めてまいりたい。

 また職員には仕事の面白さを伝えながら、琵琶湖環境をより次の高みへ持っていきたいと考えている。

(山田健康医療福祉部長)

 30年ぶりに健康医療福祉部に戻ってきた。30年前は健康づくりを担当していたが、健康寿命や長寿県ということでその時の努力が報われているのかなという思いで、また健康づくりを頑張ってまいりたいと考えている。県のパーパスに合わせて、私はやはり1人1人の幸せを追求していきたいと改めて思っている。そのためには基礎の部分も大切にしつつ、それと併せて不易流行、ずっと変わらないものではなくて、健康医療福祉部の仕事もやはり流行で変わっていく部分もあるのではないかと考えているので、そういった考えを持って部一同取り組んでまいりたい。

(村井子ども若者部長)

 新しい部ということで、これから自分たちが作っていく、そしてこの1年が特に基盤を作る年と思っている。子ども若者から、「子ども若者部の部長なのにな・・」と思われないように心がけてまいりたい。一人ひとりに寄り添うミクロの視点、あわせてマクロ・マルチの視点も大事にしながら取り組んでまいりたい。

(林商工観光労働部長)

 商工観光労働部は元気に前向きに打って出る、そういう部局だと思っているので、将来に向けた産業振興・観光振興の足がかりの年にしたい。具体的には昨年度に策定した産業立地戦略に基づいた立地政策や、滋賀からのスタートアップへの幅広い支援、あるいは人口減少やDX・GXの進展の中で将来の持続的な企業経営を見通した人材育成や人材確保、そしてまた万博・国スポを通じたレガシーの創造に向けた取組やシガリズムを推進していきたいと考えている。それらいずれにしても、着実に成果を見せていける年にしたいと思っているのでどうか1年よろしくお願いしたい。

(中田農政水産部長)

 農政水産部は県民の生活や暮らしにつながる生きる源である食を支える部と思っている。また食べることは命を繋ぐだけでなく楽しみでもあり、人と人を繋ぐ大きな力があると思っている。そのためには持続可能な産業として発展していけるよう、現場の生産者、販売の方々、そして消費者の方々いわばこの大きな三方よしの枠組みの中で大きな視点で捉えて短期・長期の視点で取り組んでいきたいと考えている。

 また知事に訓示で触れていただいた、生産者と地域の大学、企業とが繋がって一緒になって地域を盛り上げようと活動されている取り組みもあるように、農業に関わる人の裾野のもっと広げていきたいと考えている。そのためにも、現場の声を丁寧に拾い上げていきたい。またその現場に関わってくれる職員が自分の仕事に誇りを持って前向きに仕事をしてもらえるように1人1人を大切にしながら、私自身が先頭に立って農政水産部のチーム一丸となって明るく前向きに取り組んでいきたい。

(波多野土木交通部長)

 知事から「情熱」という言葉をいただいたが、私自身この1年間は燃え尽きる覚悟で頑張ってまいりたい。

 もう一点、土木交通部は大きな組織・予算を預からせていただいている。「部」という狭い枠にとらわれず、県政全体に貢献していける土木交通行政の推進を目指して取り組んでまいりたい。

(谷口会計管理者)

 会計管理局の仕事は、県民の皆さんからお預かりしている公金の効率的な運用や管理という基本的なことをまずしっかりしていく必要があると考えている。そのために、財務規則に沿った執行というのを、改めて自分が先頭に立って見ていきたい。

 その上で今日的な課題である会計事務のDXの推進の徹底に向けて、県民の利便向上について、今までにないような取り組みをしっかりと進めていきたい。そのためには、やはり昨年度来、県政経営会議でも議論いただいてきたが、全庁的な取り組みが不可欠だと思っているので引き続きよろしくお願いしたい。

(中村東京本部長)

 東京本部の役割としては、各省庁の担当が、政策情報をタイムリーに県庁各課にお伝えするといった従来の役割に加えて、最近は関係人口の創出や企業立地といったチームで取り組んでいくような仕事も増えてきていると感じている。

 これらの全ての基盤となるのはやはり人的なネットワークの構築だと考えており、昨年コロナも5類に移行し行動制限も緩和されて、途絶えがちであった対面での交流も再開したところ。

 今年度はこれまで築き上げてきたことを引き継ぐとともに、さらに1人1人が一歩前へ進むことによって組織力が最大化となるよう、私自身も先頭に立って取り組んでまいりたい。

(藤原企業庁長)

 昨年度は文化スポーツ部の次長をさせていただいていた。文化・スポーツは人々や地域を元気にする、いわば心の水であると思っており、今日からは文字通り人々や受水企業のための命の水を扱うと考えている。他の部局では様々なことを対象にお仕事をされていると思うが、企業庁は水という一点で結ばれている。この結びつきで約80人の職員が安心安全な水を安定的に供給できるよう、職員一丸となって頑張ってまいりたい。

(箕浦議会事務局長)

 議会事務局の仕事は議会運営を円滑かつ的確に行うことであるが、そこに至るまでに議会と執行部との繋ぎ役というところに非常に重要な役目を果たしていると考えている。

 議会からの情報についてはしっかり共有するということと併せて、執行部からの情報についても同じような形で積極的に議会事務局の方にご相談をいただきながら、より良い県政運営のお手伝いをさせていただきたいと考えているところ。1年間よろしくお願いしたい。

(田村監査委員事務局長)

 監査委員事務局長として特に2点に留意して取り組んでまいりたい。1点目は法令順守である。やはり行政というのは法令に基づいて業務を執行しているので、改めて皆さんに呼びかけたいと思うとともに、我々事務局としても、正しい法解釈ができるようにスキルアップを図っていく必要があると考えている。

 もう一点は、やはり執行部の皆さんとしっかりコミュニケーションを取りたいと思っている。いろいろな調書を作っていただくが、なかなかその中では言い表せない思いとか悩みをお持ちだと思う。そういった思いをしっかりと聞き取り、そして他の部局でやっておられる好事例などがあれば、それを提案させていただくとか、そういったような監査もできればと考えている。初心に帰って頑張って参りたい。

(中村警察本部長)

 県警察も県民のために働くという点においては県庁と全く変わらないと考えており、県庁各部局の皆さんとはさらに連携を深めてまいりたいと考えている。そういった意味でも、またこの場でも時々発言させていただきたいと思っているので、本年もよろしくお願いしたい。

(福永教育長)

 令和6年4月1日に新規で滋賀県の教員になられたのは、小中高・特別支援学校養護教諭・栄養教諭の方を合わせて数えると527名である。500人以上の新しい先生が子どもたちとともに、学校で頑張っていけるように、子どもの幸せ、そして教職員の幸せ、そしてひいては県民の皆さんの幸せのために皆さんが笑顔になれる、そういう県にしていきたい。パーパスにある「三方よしで笑顔を広げる」を意識しながら、この1年、ここにお集まりの皆さん方とともに頑張っていきたいと思っているので、よろしくお願いしたい。

 教育委員会事務局にも9人の職員が来られた。申し上げたのは、皆さんが職場で孤立しないように、そしてコミュニケーションをしっかりとって仕事に励んでいただきたいというそのことだけを申し上げたところ。様々な子ども、県民を巻き込む事件事故もたくさんあるが、こういったことが1件でも少なくなるように、我々としても皆さんとともに頑張ってまいりたい。

(三日月知事)

 皆さんそれぞれの決意、情熱あふれる挨拶を聞いて、とても心強く思う。1年経ったときに、どんなお顔をされてるのか楽しみにしながら頑張りたい。どんなことでも構わないので、ぜひ知事室・副知事室に来てほしい。課題や心配事を共有しながら頑張ろう。

 

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