<山下防災危機管理監>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(島戸監査委員事務局長)
県庁の体制として、今回のコロナ対応ではBCPを発動し、各部局から保健所への応援等を実施したが、本来BCPは数週間ないし数か月という単位を想定したものかと思う。結果的に1、2年以上の長期に及んだことを考えると、今後の庁内の応援体制についてもう少し深堀する必要があるのではないか。例えば、専門職の確保や動員の事前準備、より早い時期からのアウトソーシングなど、振り返りを通じて今後具体の対策を検討する必要があると思う。
(山下防災危機管理監)
市町の意見照会でも同様のご意見が見込まれる。振り返りはあくまでも今回我々が行ったコロナ対応を記録する趣旨で、意見を踏まえて本編を修正することは考えていない。今回の対応に対して県民や市町からどういった意見が出てきたかを併せて記録し、次の感染症の際にこれらの意見を踏まえた対応につなげるためのものとしたい。今ほどいただいた意見も含めて書き込んでまいりたい。
(吉田環境政策課長)
市町からも様々なご意見があるかと思うが、それらを踏まえて取りまとめていただければと思う。
(大杉副知事)
この間の子どもの発達が数か月遅れたのではないかという報道がなされている一方、インターネットなどを活用した主体的な活動が促進された面などもあったかと思う。ここに書き込むかどうかは別として、子どもの発達への影響の側面にも目配りいただきたい。
(山下防災危機管理監)
子どもへの影響なども取り入れてまとめてまいりたい。
(江島副知事)
この間、琵琶湖環境科学研究センターでデータを分析し感染予測のシミュレーションに取り組んでくれていた。EBPMの観点で、このシミュレーションの的中やずれのデータを整理・分析し、今後の感染症対応時のシミュレーションに活かせないか。
(山下防災危機管理監)
健福部と調整しながら対応していきたい。
(知事)
今回の対応に当たり、新型インフルエンザやSARS、MARSの対応の記録がなく、手探りで対応を進めざるを得なかった状況がある。振り返りは、たいへんな労力を要する作業かとは思うが、ぜひこの時点で残せるものを残しておきたい。
当初は、特定分野の仕事や場所から感染が広がったと公表し、そこに人が行かないようにした。当時は最善を尽くしたつもりだが、業界からすれば大変な事態。公権力の強さを認識し、私権の制約はデータや事実に基づいて最小限にとどめなくてはならない。当然そのつもりで対応してきたが、再度客観的に検証し、次の判断の際により適切な判断ができる材料としたい。また、知事としての言動が注目されたコロナ対応だった。功を焦るあまりの発言がなかったかも含め、謙虚に振り返りたい。幸い医療機関や県民の自主的な協力が得られたが、違うやり方がなかったか、国に対して要求しなければならないことがあればそれも含めて考えたい。関係機関等のご意見もいただきながら年内に取りまとめたい。
(浅見総合企画部長)
コロナ関連の書類は歴史的文書に当たるため、各所属でも整理・保存をお願いする。
<前川総合企画部次長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(吉田環境政策課長)
「自然環境や生物多様性の保全・再生」の部分の記述について、前回の案にあった「多面的機能の持続的発揮に向けた森林づくり」というフレーズは、当部としては残していただきたい。
(浅見総合企画部長)
びわ湖システムの中にも森林づくりが含まれているという意見を受けてコンパクトな記述としたものだが、復元する方向で検討したい。
(福永教育長)
現状の記述について、人が減っていく中で社会や産業をどのように維持していくのか、基盤を維持するための取組が必要かと思うので、そういった観点も盛り込む必要があるのではないか。
(浅見総合企画部長)
現状としての記述のため、ご指摘の内容については明確に言及していないが、施策構築の観点としては十分考慮してまいりたい。
(江島副知事)
この方向で進めていきたい。同時並行で実施される国の概算要求を見据えながら施策構築を進めてほしい。
(知事)
この方針で進めていこう。今日のご意見も踏まえ、国の動きも見て議論したい。どういった柱で取り組むのか、来年だけでなく再来年も視野にどこを目指すのか、他部局とつながってどういうことができるのかなど、各部局で大いに議論してほしい。8月の議論を楽しみにしている。
<三和土木交通部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等なし>