<前川総合企画部次長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(松田知事公室長)
他県に比べると減少傾向は緩やかだが、1つの要因が外国人。今後の人口を考えるに当たり外国人をどのように捉えているのか。
(犬井企画調整課長)
外国人人口が増加しており、外国人との共生施策が重要と認識。今回の見直しに当たっても盛り込んでまいりたい。
(江島副知事)
人口減少が始まった折、国において交付金が設けられた。国のデジタル田園都市国家構想総合戦略が改定されたとのことだが、今後も人口減少を補う交付金制度は継続するのか。
(犬井企画調整課長)
引き続き交付金が設けられると聞いている。戦略の改定と併せて、より一層交付金が活用できるよう考えてまいりたい。
(江島副知事)
過去の交付金の効果も見極めながら施策の見直しを。また、改定作業は来年度予算の編成と並行して進めていくことになるので、どういう形で進めていくのか議論しながら、効果のある使い方となるよう検討を願う。
(知事)
基本構想実施計画も見直すことになるのか。
(浅見総合企画部長)
現計画をベースに、人口ビジョンを踏まえて必要な施策を追加していくこととなる。
(知事)
総合戦略と基本構想実施計画の改定・一本化に併せて、今後数年間のことを考えるきっかけとしたい。見直しに当たっては「WCDPI」の5つの視点を。
・W(World)=世界との関わりの中で施策を考える視点を。
・C(Carbon , Covid-19)=カーボンとコロナに対する対応。
・D(Digital)=デジタル化。
・P(Population)=人口減少により、出生が減り、亡くなる人が増える。県全体では社会増でも地域別に違いが出てくる。例えば、北部振興との兼ね合いでどう整理するか問われる。
・I(Event , Infrastructure)=イベントとインフラ。これからの数年間で滋賀県にとって非常に大きなイベントが続く。この間進めてきたインフラ整備の完成を受けてどのような取組に展開させていくのか、また次のインフラをどう考えるのか。
異論もあるが、人口減少により、例えば空間に余裕を持たせることができたり、子どもを見守る大人の目が増えたり、緑に戻すことができたり、といったよい面、滋賀県らしい面をむしろ充実できる側面もあるのではないか。人口減少に対する向き合い方について、私たちなりの視点を持ちたい。
<中田会計管理者>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(島戸監査委員事務局長)
一部監査で意見を述べたことも含まれている。財務会計事務の簡素化・定型化・自動化は単に業務の効率化のみならず、ミスや事故の防止にもつながる。ぜひとも各部局でも積極的な取組をお願いしたい。
(江島副知事)
大変期待している。職員の仕事の仕方が変わり、県民のサービスの利便性も変わる非常に大きな契機であり、ぜひ皆さんの協力をお願いしたい。すべての職場に関わることと理解して各部局でも積極的な協力をお願いする。
(知事)
これからの数年で大きな見直しに取り組む大改革。全庁を挙げて取り組むこととしたい。若手の職員をはじめ各部局の職員の参画を得ながらしっかり見直していこう。新しい行政をつくっていけるよう取り組みたい。デジタルシフトは印鑑や税も含めて検討したい。市町との関係も重要。ミス・事故の防止ももちろん大事だが、サービス向上の視点を忘れないように。県民からの理解にも大きく差が出ると思うので、打ち出し方も含めて工夫したい。大改革ではあるが、部分的にトライアルしながら最終的に全面展開につなげていくトライ&チャレンジで実効性のある見直しになるよう取り組みたい。
<福永教育長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(知事)
異論ない。次の段階に進み、修正が必要なご意見があれば対応し、議決いただけるように進めたい。このスケジュールは、来年度の施策にも反映していこうという意図か。
(福永教育長)
令和6年度予算にこの方向を反映させていきたいと考えている。
(林商工観光労働部長)
8/8開催予定のびわ湖大花火大会への職員派遣のお願い。4年ぶりの開催で、以前にもまして注目され、多数の観覧客が訪れる予定。安全・安心に花火を楽しんでいただくために、大会実行委員会で民間警備員の増員確保とともに、県にも職員派遣の要請があった。当部を中心に考えているが、万全の態勢を整えるため、各部局にも協力願いたい。警察本部、道路・交通関係部局にはすでに実施調整にご協力いただいているが、引き続きよろしくお願いする。
(森本琵琶湖環境部長)
7/1のびわ湖の日の前後1週間にびわ湖を美しくする運動として清掃活動を実施。県主催の大津地区では7/6に実施予定。9時から9時半の受付で大津港またはなぎさ公園市民プラザから出発してピアザ淡海まで清掃活動を行う。6月上旬に各所属宛てに通知し職員の参加を呼びかけているところであるが改めて周知する。今年もご協力をお願いする。
(大杉副知事)
先日DX推進本部の会議において、ネットワークやシステムのあり方に関して若手や現場の声を聴いてほしいということと、セキュリティと業務効率のバランスを考えて進めてほしいということを伝えた。現状はシステムに人が合わせざるを得ない状況だが、人がやりたいことにシステムが寄り添うように設計していくような方向で考えてほしい。DXが当然の世代にとっては、使いにくいものは非常にストレス。若い人に県庁にきて仕事をしたいと思ってもらうためにも、担当課のみならず今後県庁を背負う若手職員といっしょに検討をお願いしたい。テレワークなどの多様な働き方を可能とするためにも、ぜひ使いやすいシステムのあり方を検討願いたい。
(知事)
びわ湖大花火大会とびわ湖の日に対する協力は私からも要請したい。
財務会計事務の見直しやDXについても、積極的にみんなで意見を出し合って、どうしたらできるかを一緒に考える姿勢で取り組むようお願いする。
3点伝える。主に担当部局で準備調整をお願いする。
1. 来年5月に神戸でパラ陸上が開催される。再来年は障害者スポーツ大会を滋賀県で開催する。早急にどういう関係の仕方があるのか考えよう。100か国・地域が参加する非常に大きなイベント。関西広域連合でどのような参画の仕方があるか考えたい。
2. 7つの鉄道会社が中心となって全国で初めて関西で広域MaaSが運用開始される。予約、混雑状況、決済を一元的に扱うシステムになり、博物館などの施設も併せて運用できることを指向しているとのこと。よりスムーズな移動を可能とするための非常に重要なインフラ。どういう参画の仕方があるのか、情報を取りに行って今から対策を。
3. 昨今廃業が増えているとの情報。このところあまり事業承継対策が言われなくなった印象があるが、改めてテコ入れするためにどうしたらよいか。地域に不可欠な産業や企業をどうやって承継していくのか共に考えたい。