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令和5年2月20日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和5年2月20日(月曜日)8時45分~9時35分
  2. 開催場所:災害対策本部室 危機管理センター
  3. 出席者:知事・江島副知事・大杉副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長(代)・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長(代)・土木交通部長・会計管理者・東京本部長・企業庁長(代)・病院事業庁長・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長
  4. 議事概要:下記のとおり

協議事項

1. 基本構想実施計画(第2期)最終案について

<松田総合企画部次長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(林監査委員事務局長)
 資料04p1大きな総合目標の2026年の目標値の設定の考え方について伺いたい。

(東総合企画部長)
 過去4年間で最も高い数値以上を目指す趣旨で設定している。
(林監査委員事務局長)
 図を見ると、政策分野別の目標が積み上げられて、総合目標になっている印象を受ける。総合目標の数値が小数点以下2桁と細かく、個人的には、もう少し丸めてもよいのではないかと感じた。

(東総合企画部長)
 県政世論調査の数値を用いており、このとおり設定したい。

2. 広域連携推進の指針(中部圏・北陸圏)(最終案)について

<松田総合企画部次長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等なし>

 

3. 大阪・関西万博滋賀県基本計画(最終案)について

<松田総合企画部次長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(浅見商工観光労働部長)
(1)p16催事計画を今後具体的にどうしていくのか。例えば、実施計画を作って示していくことなどは考えているのか。スケジュール感も含めてご教示願いたい。県内の企業でも取組に意欲を示されており、催事計画の姿を明示することが大事だと考えている。
(2)p6滋賀への人流促進について、「県内では、会期前、会期中、会期後まで、…おもてなしを展開します」とあるが、具体的にどのようなことを考え、どう展開されようとしているのか伺いたい。催事計画に位置づけられる類のものなのか、それとも気持ちの問題なのか、確認したい。
(3)p18運営計画とは別に、p11にブース出展への言及があるが、分けて記載する趣旨を伺いたい。2にブース出展として、展示計画と運営計画とを位置づければよいのではないか。
(東総合企画部長)
(1)万博協会からの情報が遅れているが、開催が近づいており、実施体制を組み上げていく必要があると認識している。たちまちどういった体制で進めるのか、経済界の皆様にもご説明してまいりたい。実施体制の中で、検討部会を設けるかどうかも含めて催事計画の具体化を進めていきたい。
(2)おもてなしについては、様々な観光分野も含めて滋賀県に人を呼び込めるよう進めていきたいという趣旨。具体的な展開の仕方は今後示していきたい。
(3)計画の組み立てについてはご意見も踏まえて引き続き検討したい。
(浅見商工観光労働部長)
まずは実施体制を組み、計画の具体化はその中で検討するという理解でよいか。
(東総合企画部長)
手順としてはそうなる。スケジュール感だが、実施体制については、来年度5月中をめどに考えている。できるだけ早く体制を整えていく必要があるとの意気込みで進めていきたい。
(富家東京本部長)
こちらでも認知度を上げていく必要があるということで、4/13にはちょうど2年前、10月には500日前を迎えることから、近畿ブロックを中心に全国にご協力いただきながら、集中的な周知活動に取り組む予定。費用面で難しい面もあるかもしれないが、例えば空飛ぶ車などの最先端の技術を実際に見てもらうことで関心が高まるのではないかとの意見も出ているところ。
人々は新しい技術や今まで見たことのないものを期待して万博に来られるのではないか。会場でのパビリオンをゲートウェイ機能として、滋賀県への誘客や、滋賀県の再発見につなげるということは大変大事なことだと思うが、加えて万博をビジネスチャンスとして県内の新しい技術などが世に出るきっかけになればよいと思う。それが会場内になるのか、滋賀県内になるのか、またWeb上になるのかは、今後具体化されていくだろうが、例えば人型重機といった県内で開発されている技術が発信される場となればよいと期待している。
(東総合企画部長)
節目のタイミングをうまく活用して周知を図ってまいりたいので、東京でも周知にご協力をお願いしたい。新技術を見せることについても盛り込めるよう、関係者とともに進めてまいりたい。
(髙木琵琶湖環境部長)
来年度、展示設計をされるに当たり、展示に関する知識や経験を持つ琵琶湖博物館の学芸員を関わらせていただきたい。
(中田農政水産部次長)
エリアを通じた持続可能な人の営みとのことであるので、ぜひ世界農業遺産も盛り込んでいただきたい。琵琶湖の漁業や農業等、ぜひ連携して取り組みたい。
(大杉副知事)
p6滋賀らしさの発揮については、産業もよいが、もっと幅広く書いてもよいのではないか。先の10年を見据えると、社会課題の解決に資源循環という視点は欠かせない。課題解決をリードしていく積極的な姿勢が表現できるとよいと思う。
今日草津市内の工場に視察で伺ったが、専門外の担当者がビオトープ管理士の資格を取得し、社会や企業のあり方を変えようと熱心に取り組まれている姿勢に感銘を受けた。企業同士のネットワークの中で、工場経営のあり方や環境のあり方をかなり議論されており、そういう方々に関わっていただくことを考えるのもよいのではないか。
(東総合企画部長)
滋賀県では、古くから地域の中で地域の資源を繰り返し使う文化が息づいている。資源循環は将来を見据えた上でも非常に重要な視点であり、どういった形で取り入れられるか考えたい。
(江島副知事)
企業からの期待は非常に大きい。行政の取組に限定されている印象を受けるので、もう少し幅広く取組を盛り込めるとよいのではないか。企業の進めている取組やその持っている技術を通じて、滋賀県への誘客促進につなげるような連携ができるとよい。
(東総合企画部長)
共創を掲げており、行政だけが中心となって進めていくことは考えていない。表現を検討するとともに、内容についてもしっかり考えていきたい。
(知事)
最終案とあるが、今日多くのご指摘があったことを考えると、年度内にもう一度議論した方がよいのではないか。経済界を巻き込んでどのように進めていくのか、体制やスケジュール感も含めて来年度の計画もある程度年度内に整理した方がよい。今日出た意見も踏まえて議会にはこれで説明してもよいが、おそらくいろいろな意見が出てくると思う。それらを受け止め、年度内に最終確認しよう。
(東総合企画部長)
いただいたご意見を踏まえ、年度末に再度お諮りする。

その他情報共有

1. 令和4年中のサイバー空間の脅威をめぐる情勢について

<鶴代警察本部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(福永教育長)
 多くの子どもがスマートフォンを持って日常を過ごしているが、さらに情報モラルを高めるための教育に取り組んでいく必要があると認識している。学習にタブレット端末を使うこととも関連して一体的に取り組んでいくことが非常に大事。児童ポルノ禁止法違反等の案件については、県警とも連携してそうした芽を摘んでいくと同時に、リスクに対する生徒自身や教師の認識を高めることも重要。

2. その他

(市川健康医療福祉部長)
 コロナに関する情報共有。今日の陽性者数は56人。直近1週間と先週1週間の比較からしても、陽性者数は順調に減少している。病床稼働率は25%程度、宿泊療養施設の利用者も10人程度で非常に少ない状況。一方、インフルエンザの定点観測では、定点あたり季節性が14.73、感染性腸炎が6.61となっており、むしろそちらの方が流行している状態。オミクロン株対応ワクチン1人1回接種促進強化期間は本日まで。接種率は46%にとどまっているが、予定どおり3/20をもって県の広域接種センターを閉鎖する。市町のワクチン接種会場も相次いで閉鎖に向かっており、接種を希望される方にはぜひ3月末までに接種いただきたい。まだ国から詳しい情報はないが、情報把握しながら必要な対応を進めていきたい。
(知事)
 新型コロナは減少傾向とのことだが、季節性インフルエンザが流行中であることや、県の広域接種センターが年度いっぱいは開設して引き続きワクチン接種できることについては、引き続きしっかり告知していこう。
 新型コロナとの付き合い方に関しては、何を変え、何を変えないのか検討していこう。マスクの付け方にしても、わかりにくい伝え方になっているので、どういう人がつけてどういう人がつけなくてもいいのかなど、できるだけわかりやすいメッセージを県民に向けて発するようにしたい。宿泊療養施設についても、利用者がわずかであればいつまで運用するのか、運用しないならどうするのか、考えていく必要がある。一方、レベル判断等はもう少し状況をみて判断したい。
 並行して、3年にわたるコロナ対応を検証するプロセスを今動かし始めている。迅速性と客観性を持って進めたい。記憶が薄れないうちにこの間の対応についてみんなで検証し、反省点も洗い出して検証することにしたい。よかった点もきちんと評価したい。
 議会対応に関しては、代表質問の答弁の短縮への協力に感謝する。ぜひ明日からの一般質問も答弁を短くしよう。知事答弁だけではなく、部長答弁も同様にお願いする。
 年度末、新年度を迎えるので、今年度の仕上げとやり残しのチェックをお願いする。年度の変わり目はいろんなことが停滞し、体制が弱くなる傾向がある。今年度末はそうならないようにしたい。来年度当初に、新規採用職員の歓迎会を開催しようと総務部で企画を進めている。職員の育成やモチベーションアップにうってつけの時期でもあり、有効に活用して新年度を迎えたい。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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