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令和5年1月31日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和5年1月31日(火曜日)8時42分~9時32分
  2. 開催場所:災害対策本部室 危機管理センター
  3. 出席者:知事・江島副知事・大杉副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長(代)・会計管理者・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長(代)・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長・防災危機管理監
  4. 議事概要:下記のとおり

協議事項

1. 令和5年2月定例会議提出条例案件について

・案件説明省略

<質疑・意見等>

(知事)(認可外保育について)保育士の数や面積要件を確認の上、経過措置の間にしっかり対応をお願いしたい。

 

 

2. 滋賀県過疎地域持続的発展計画の改定について

<河瀬総務部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等なし>

3. 第2期滋賀県離島振興計画の策定について

<河瀬総務部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(宇野農政水産部長)
 沖島の主要産業は漁業。県内30漁協を県漁連と一体化する方向で検討が進められている。今回の計画を受け、部内でもどういうスタンスで臨むのか整理したい。
(河瀬総務部長)
 農水部とも連携をとり計画の中でどう位置づけ、産業振興を図るか検討したい。
(知事)
 内容に異論はない。産業面で漁業をどのように位置づけて整理するか議論を。
 前回の法改正の際に沖島が対象に加わる改正があったということでよいか。
(河瀬総務部長)
 前回の法改正において、「…四方を海に囲まれ…」との定義が「…海等に囲まれ…」と改正され、内水面の島も対象になったものと理解している。
(知事)
「等」を入れたのは私自身だが、条例や法律は一文字で意味が変わる。例規の見直しに当たっては、常にその影響を考えながら条文の検討や説明をするように心がけてほしい。
 沖島は国内唯一の人が住む内水面の島。島民の自治を尊重し、地元近江八幡市の意向も踏まえつつ対応していくこととしたい。

その他情報共有

1. 令和4年中の交通事故発生状況について

<鶴代警察本部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(江島副知事)
 天候や時間帯と事故の発生状況の関連性についてデータ分析を行えば、周知・広報や取締りにも活かせるのではないか。
(鶴代警察本部長)
 ご指摘の点からのデータ分析も行ってきており、そうした結果についても情報発信しながら広報啓発にも取り組んでまいりたい。

その他

(土井土木交通部次長)
 今回の大雪対応を踏まえた部内での検討状況について情報共有する。
 まず、気象台、県警、国、高速道路会社から成る連絡会議では、常時オンラインにして情報交換を行うなど、調整がよりスムーズになった点は評価できると考えている。
 課題としては、大きく3点。
(1)JR駅間で電車が停止し、乗客が留め置かれたことに関し、再発防止の指示が国からJRに出ている。県としても、市町と連携し、帰宅困難者への支援など、どういうことができるか考えていきたい。
(2)新名神高速で数10キロの渋滞が発生。名阪国道の通行止めに伴う車両の流入増加が直接の原因だが、背景としてトラックや高速バスが渋滞に巻き込まれるのを承知の上で高速に入っている。不要不急の外出の抑制や荷主への対応、大規模・広域の迂回など、事前の周知について考えていく必要がある。事前の回避につながるよう、どのように周知すべきか考えたい。
(3)一般国道や県道で事故による通行止めが多数発生。普段あまり積雪のない県南部などで、ノーマルタイヤで出かけてスタックになるケースが散見された。冬用タイヤの装着、チェーンの携行をこれまで以上に周知するとともに、反則金の適用を含めた対応も、一つの方策と考えている。対応をどうするか、県警とも相談したい。
 今回の対応を踏まえて、関係機関とも連携して、何ができるか考えてまいりたい。
(鶴代警察本部長)
 ご指摘の点を含め、関係機関と連携して取組を前進させてまいりたい。
(福永教育長)
 今回の大雪時に県庁職員の半分程度が出勤していないことに対して、どう評価されているのか伺いたい。多くの学校でも臨時休校となったが、一部事故や事件が起こっており、一度検証したいと考えている。県職員の出勤のあり方についても一度検証をお願いしたい。
(河瀬総務部長)
 土木交通部・農政水産部などで雪寒対応をされていることも踏まえ、出勤状況については特に報告を求めていなかった。今回のことを踏まえてどうするか検討したい。在宅勤務の制度も整っており、出勤するのがよいのかどうかも含めて検証したい。
(藤田防災危機管理監)
 車両滞留による乗員保護、帰宅困難者支援など、より的確に対応できるよう、関係機関と連携を深めていきたい。
(知事)
 関係機関が連携し、今後に向けて教訓を残していきたい。スタック車両への災害救助法の適用のタイミングや、帰宅困難者の支援のために関係機関がどのような役割分担でどのように連絡を取り合うのかについては、引き続き整理をお願いする。それぞれの機関の主体性も大切だが、諸方面に影響があるので、相互に連携してどういうことができるのか考えることが重要。より長期化・広域化した事態も念頭に備えておきたい。
 京都新聞に掲載されている家森先生のコラムで、次の災害への想像力という観点でいろいろ書かれている。参考にしながら次の対策を準備したい。
(宇野農政水産部長)
 二度にわたる鳥インフルエンザ対応へのご協力に改めて感謝する。2例目はエミューの感染に端を発したが、飼育の届出がなく情報を速やかに把握できなかったことが課題。知事の定例会見でも届出を呼びかけ、市町にもお願いするが、各部局でも屋外で飼育している事例を見かければ畜産課にご一報いただくようお願いする。
(市川健康医療福祉部長)
 定例の新型コロナに関する情報共有。11/14の244人以降、昨日は200人台の感染者数にとどまり、明らかに第8波は下降傾向にあるものの、今後の動向はなかなか見通せない。病床使用率は6割で余力がある状況。
 5/8には新型コロナの感染症法上の位置付けが変わる。医療提供体制をどこまで維持するか、今後の方針を真剣に考えるべき時期を迎えている。高齢者への対応が課題。コロナ以前からの課題も含めてこの機会に見直しながら、移行準備はもちろん、次の感染症への対応も視野に検討を進めたい。
 こうした昨今の情勢から、ワクチン接種は伸びていないが、3月末までが集中臨時接種期間であり、粘り強く接種を呼びかけたい。
(福永教育長)
 全国の教育長の会合でも、マスクの扱いが話題となった。多くの子どもたちがマスクし続けてきたが、一転して急に外すとなると戸惑いや混乱が予想される。自分の口元や表情を気に病む子も出てくると考えられる。子どもの思いや心の動きを考えながらどういう対応がベストか、国においても検討してほしいとの意見があった。場面に応じてマスクをどうするのか、一緒に考えたいのでお願いする。
(江島副知事)
 鳥インフルエンザに関して、先日カラスの感染例が発見されたとのことだが、何か対応はあるのか。
(髙木琵琶湖環境部長)
 大津市内でカラスの死亡個体が回収され、簡易検査では陰性であったが、昨日、国立環境研究所の遺伝子検査で陽性と判定された。低病原性か高病原性かは現在検査中。従来から重点的にパトロールしている地域ではあるが、昨日、環境省において野鳥監視重点区域に指定されたので、監視を強化してまいりたい。
(宇野農政水産部長)
 家畜伝染病予防法では野鳥は対象外だが、琵琶湖周辺で感染が広がっていると認識しており、引き続き鳥インフルエンザへの警戒を続けたい。
(知事)
 新型コロナに関して、国が感染症法上の位置づけを見直すことを踏まえ、県としても入院や療養施設のコントロールや宿泊療養をどうするのか整理して対応していかなければならない。広域連合での議論では、段階的な移行や、都道府県ごとの考えがあってもよいのではないか、といった意見が出ていた。高齢者、療養施設に対しては、何らかの支援の検討をお願いする。マスクの問題も悩ましいが、どうしていくべきか考えたい。
 次の感染症対策のためにも、今回の新型コロナに関する県の対応を検証したい。知事公室が中心となって検証の進め方やスケジュールを整理した上で、改めてお知らせしたい。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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