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令和4年10月25日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和4年10月25日(火曜日)8時45分~9時20分
  2. 開催場所:WEB 開催 各執務室
  3. 出席者:知事・江島副知事・大杉副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長・防災危機管理監
  4. 議事概要:下記のとおり

論議事項

1. 「(仮称)滋賀県学校教育情報化推進計画」素案について

<福永教育長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(大杉副知事)
 事前にご相談いただいた時にも申し上げたことであるが、皆様にも共有させていただく。
 問題意識として持っているのが、元々の条例が市町も含めた学校教育全般に対するものである一方で、今回の計画が設置者としての役割にかなり寄っているところをどのように考えるか。具体的には、市町との連携協力はもちろんであるが、市町におけるICT活用環境整備の促進など、単に連携協力というだけではなく、進んでいないところの問題を把握して、プッシュしていくような関係性が見えてもいいかと思う。
 もうひとつは、小中高についてあまり私学を考える必要ないが、幼児教育との連携も考えるともう少し私学のことを、一言盛り込んでもよいのではないか。そもそも条例自体があまり幼児をターゲットとしておらず、法律も幼児をターゲットとしていないので、難しいところはあるが、幼児期の先生方は、小学校はICT環境整備が進むのに、園の環境整備が法律や条例のターゲットの外に置かれていることで、環境整備が遅れてしまっていることを非常に課題視しているので、小学校との連携という意味では、私学も含めて幼児期のことも視野に入れたような表現がどこかにあると、そちらも進むのではないかと思う。

(福永教育長)
 市町との関係を県条例、県の計画でどのように考えるかというのは、すべての県の計画にも共通する部分があるかもしれないが、いろいろな関係者にお聞きすると、進んでいるところは進んでいるが、なかなか進んでいないところ、もう少しどうにかして欲しいというお声もあるので、そのあたりの市町との関係をもう少し表現の仕方や取り組み内容は工夫させていただく。
 私学との関係については、学校によって様々であり、設置者としての思いもあるので、総務部とも相談させていただく。
 幼児期の関係についても、いくつかの視点があると思うが、子どもたちに対する視点、先生、保育士などの校務上の関係もあろうかと思うので、そちらの方はもう少し保護者との関係など様々なデータを使い、校務という面において何か工夫できないのか、学校教育と書いてあることも含めて検討させていただく。
(江島副知事)
 生きる力を育むための条例とあるので、情報化の計画を見ると、情報化が目的化しているような気がするが、情報化のための情報化ではなく、生きる力をつけるための情報化が目的と思う。社会との接点や、ICT推進体制の整備の2点目のところで、大学、ICT関連企業等との連携とあるが、企業、社会との繋がりを意識した施策があるのか。
(福永教育長)
 条例が出来た時の経緯として、まずは、ICTの活用を進めなければならないという話があったが、ICTはひとつのツール、手段として活用するもので、活用することが目的ではないという話があり、条例の検討過程の中で、生きる力を育むためのという表現が入ったところ
 そういった意味で、ICTを有効に活用して子どもたちの生きる力を育むことが大事だという視点で、今後施策を取り組んでいく。ICTだけでなく、対面での会話や一緒に話し合うなど、教育全体の中でもそういったものがあるが、この中にICTをどのように有効に活用できるのか、あるいは、個々の学びを高めるためにICTをどのように有効に活用できるのか。
 そういった中で、大学、企業等との連携については、特に高等学校において大学との連携という点もあるので、プログラミング教育、これは小中学校でも大切であり、高校だけに限らないが、企業との連携もあるので、有効に活用していくということも、今後考えていかなければならない。今具体的に何がというのは無いが、提案が様々なところから出ているので、うまく繋いでいければと思う。
(江島副知事)
 大学、ICT関連企業等との連携で書くのか、または、どこかに入ってくるのかを含めて社会との繋がりを意識できるようになればと思う。
(鶴代警察本部長)
 県警のサイバーセキュリティに関する、教職員の方あるいは児童の方、保護者の方への教育についても、計画の15ページに盛り込んでいただいている。
(3)ICTを活用するための環境の整備の個人情報の保護というところに位置づけていただいている。我々の進めているところで、サイバーセキュリティ全般に関して、教育にもしっかりと支援できるところをやっていきたいと思う。具体的には、11ページのところの情報モラル教育の充実というのが(1)2のところであると思うが、こちらについても貢献できるものと考えているので、記載は今の通りで良いが、そういった位置づけとして、連携して取り組んでいきたい。
(福永教育長)
 情報化が進むと様々なトラブルに巻き込まれる可能性があるので、警察本部とも連携して、子どもたちがトラブルに巻き込まれないようになる社会になるようにしていきたい。
(知事)
 サイバーセキュリティ、人権に対する配慮を踏まえた使い方を大事にしたい。
 ぜひこういった点を踏まえた計画になるように作っていきましょう。
(福永教育長)
 人権の視点や、SNSでのいじめなど様々な課題があるので、そのあたり感度良く対応していきたい。

その他

1. 新真野川大橋の供用開始について

<門間土木交通部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(知事)
 諸先輩方からのご努力の結果で無事開通を迎えた。こういった情報共有は大事。
 起こすときも進めるときも大変であった事業の完成した際の共有も大事にしていきましょう。

2. 三方よし運転および特殊詐欺について

<鶴代警察本部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(知事)
 広報や諸団体への啓発含め連携して情報発信をしていこう。
 最近暗くなるのも早くなってきているので、公用車の運転、私用者の運転に気を付けるのと同時にこういった啓発もしていこう。
 WEB広報のプラスワンの発行が始まる。県政世論調査を見ていると高齢者の方はSNSから情報を取る割合が低いが、媒体に応じた情報発信を心掛けるように。
 また、PTAの方とお会いした時に、PTAと連携した交通安全対策を彦根地域で行われて、皆様に喜んでいただいたという話をお聞きした。ぜひ、全県に広げていき、子どもの目線やPTAのご協力をいただきながらの交通安全対策を進めていきたいと思う。
(鶴代警察本部長)
 ご指摘を踏まえて取り組みを展開していく。

3. その他情報共有等

(大杉副知事)
 子ども基金に各部から手を挙げていただき、子ども青少年局の第一次査定の状況を昨日伺った。気づいた点として申し上げたのは、できればすべての部からひとつでも事業があるといいなと思う。手を挙げていただいたが、アプリ開発や施設整備など条件に沿わないものがあった。子ども青少年局の査定で切られているところもあるが、テーマとしては非常によいと思うので、施設整備等でないもので組み替えるようなアイディアで考えていただきたいということをお伝した。各部でご検討をお願いしたい。

(市川健康医療福祉部長)
 子ども基金の関係は初めての取組なので、ご意見をいただきながら進めてまいりたい。
 コロナの関係については、感染者数は減っては無いが、第8波が来ている状況ではない。
 インフルエンザの流行もしていないので、この状態が続けばと思っているところ。
 ただ、オミクロン株のワクチン接種があまり進んでいないので、接種を希望される方については、インフルエンザの流行が始まる前に、ぜひ早めに接種をお願いしたい。
(知事)
 コロナの関係は、減ってはいないが第8波は来ていないということであるが、インフルの流行、寒くなっての流行、水際が緩んでいることによる流行が想定される。国の通知に基づいて11月中に体制の整備をするとあるが、早めていただきたい。11月中旬までにはある程度、診療医療の体制、検査の体制含めて整えられるように。
(市川健康医療福祉部長)
 わかりました。作業を進めているところであり、関係者との協議会の開催も検討しているので、よろしくお願いします。
(知事)
 寒くなってきたので、雪への対策を今一度点検すると同時に、冬場に向けた準備をしていきたい。
 その上で2点申し上げる。
 1点目は、職員が元気に仕事できているかの確認をみんなでしよう。
 職場での対話を進めていこう。みんながどのようなものを抱えて、どのような仕事をしているか。それぞれの部局ごとにみんな元気に仕事をしているか、悩みはないか、その一環で職員アンケートを実施しているので、回答をお願いする。
 2点目は、組織、体制、人事、予算の協議が進んでいる。部内で検討、財政当局との協議が出てきていると聞いている。それぞれの協議もあると思うが、早めに副知事、知事との協議をしてほしい。一部、現場に行ってお話を聞くことも予定しているが、そういったことも踏まえたうえで、年末から年度末に向けた最終協議に臨んでいきたいので、遠慮なく早めに相談を。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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