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令和4年5月30日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和4年5月30日(月曜日)8時45分~9時20分
  2. 開催場所:災害対策本部室 危機管理センター
  3. 出席者:知事・江島副知事・中條副知事(欠)・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・教育長(代)・監査委員事務局長・警察本部長(代)・防災危機管理監
  4. 議事概要:下記のとおり

論議事項

1. ビワイチ推進基本方針の策定について

<浅見商工観光労働部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(宇野農政水産部長)
 部内でも議論したが、当部で策定した新しい「農業・水産業基本計画」の方向とも合致するので、できるだけ滋賀の食や農山漁村での生活、あるいは作業体験、宿泊などのコンテンツを取り入れていただけるよう積極的に意見を出させていただきたい。
(浅見商工観光労働部長)
 食や体験などのコンテンツは大変重要なものと考えているので、ぜひ連携させていただきたい。
(門間土木交通部長)
 3点ある。
 1点目、法律に基づく自転車活用推進計画の変更を今年予定しており、それとの調整、整合をお願いしたい。
 2点目、ビワイチの観光の関係。ビワイチでよく言われるのが、お金が落ちないのではないかという中で足りないといわれているのが、サイクルガイド。ガイドツアーをされる方があるとお金の落とし方が違ってくるというのを聞いたことがある。そういった意味で、サイクルガイドの育成、ガイドツアーのパック作成の法律に基づく法定計画のようなものをおこなってはどうか。
 3点目、拠点施設の整備。ゲートウェイの充実で、この前も大津港で開設いただいた。道の駅などに車で来て、そこからスタートされる方もいると聞いている。拠点のところでの情報提供やルールを丁寧に教えていくなど、そういったことがマナーの向上、理解にも繋がると思う。拠点整備で「道の駅」も連携していきたいと思う。
(浅見商工観光労働部長)
 1点目の自転車活用推進計画については、自転車の安全性ということもあるのでぜひ一緒に擦り合わせしながら進めさせていただきたい。
 2点目のガイドツアーの件についても、大変重要なことだと考えており、施策のところの魅力向上と創出のところでもサイクリングガイドの活躍の場作りというのも位置付けているので、しっかりと取り組んでまいりたい。
 3点目の拠点整備について、いろいろなところから、どこから始めてよいのか入口がわからないとの話をいただく。また、そこでいろいろなマナーなどの発信をしていくことも重要なことと思っているので、ぜひそういったこともお願いしたいと思う。
(高木琵琶湖環境部長)
 3ページ目のビワイチ施策の方向性のビワイチ推進施策に関する基本的な事項の3点目持続可能な観光の推進のところで、「MLGsをはじめとした環境保全意識の向上など」の文言を入れていただいてありがとうございます。視点に入っているのでこれでいいのかもしれないが、今後、推進施策を検討していただくときに(1)魅了向上と創出の2観光資源の活用のところがいいのか、5ビワイチの日のところがいいのかわからないが、「環境との調和」や「環境への配慮」といった「環境」の文言を入れることを検討していただければと思う。
(浅見商工観光労働部長)
 ビワイチも持続可能な行動の一つとして位置付けていくのは大事なこと。また、ビワイチについては琵琶湖をはじめとした環境の意識を高めるのに重要なことだと思っているので、施策の中に位置づけられるようにしていきたいと思う。
(市川健康医療福祉部長)
 個人的な見解になるのかもしれないが、資料の中にもあるようにビワイチの中でマナーのことがあり、サイクリストのマナーについて、「できている人が多い」よりも「できていない人が多い」の方が、割合が多くなっている。
 ビワイチが発展していくためにはマナーやルールをみんなが理解できる、サイクリストだけではなく県民が理解できるようにしていく必要があると思うが、そのあたり何か考えはあるか。
(浅見商工観光労働部長)
 マナー意識の向上はとても大事なこと。天気のいい日の翌日は、サイクリストのマナーが悪いなどのお電話が観光振興局にも寄せられている。どういった形で進めるのがよいか考えていきたいと思うので、みなさまからもこういった方法があるなど教えていただければと思う。自転車に乗る人と地域の方の理解が必要だと思うので、またご協議させていただければと思う。
(江島副知事)
 一日で1周してしまうような方がおられる中で如何にして宿泊してもらえるかを考えたこともある。その中で、(1)魅了向上と創出の1誘客の促進にあるように、滞在型の旅行商品というのを考えていただき、農政水産部へ波及できるように、あるいはいろんな部に波及できるように、方針はこれでよいが、具体的な落とし込みの中で進めていただきたい。
 もう一つ、いよいよ外国人観光客が6月から、1日からは1万人が2万人になって、10日からは解禁のような形になるとお聞きする。
 準備を万全にして遅れを取らないようにする。もちろんコロナ対策はしっかりとしながら、積極的にPRするなどの取り組みを始める準備、あるいは始めていただきたい。
 それにあたり、思いや準備などあれば教えていただきたい。
(浅見商工観光労働部長)
 1点目の宿泊に繋がるようなものは必要だと考える。一泊二日、二泊三日で回れるような商品の紹介などができればと考えている。
 2点目の外国人について、観光事業者の皆さんも心配もあるが大変心待ちにされている。もちろんまずは県外の方、「今こそ滋賀」が拡がって大阪、京都からも来ていただけるということで観光業界の皆さん期待されているところであるが、インバウンドについても期待されているところなので、ビューローの方も国際観光というところで事業をお願いしているところもあるので、連携しながらしっかりとやっていきたいと思う。
(江島副知事)
 ビューロー、観光振興局と連携してぜひ前向きな取り組みが進むようにお願いしたい。
(知事)
 知事になってから、最も力を入れている施策のひとつ。本日たくさんのご議論いただいたが、幹事会議でも非常に良い議論をしていただいているので、それらを反映してより良いものになるようにお願いする。いくつか言うと、やはり安全はまず第一だと思うので、引き続きのインフラ整備や、案内表示をしっかりとやっていただきたい。
 特に女性、子ども、障害のある方、シニアをターゲットにどのように拡げていけるのか。
 二つ目はデータ。しっかりとデータを取るということ。かつそれらを把握して分析して共有してよりよいビワイチにしていく。来年のこの会議では、令和4年度はこれだけの人がここを巡られたというのが共有できるとよい。
 そして市町との関係。幹事会議でも出ていたが、自由にやっていただけたらよいではなく、熱心な守山市をはじめ、市町を巻き込んだ取り組みなどがあればよい。
 経済効果に結び付けるビワイチでいうと、サポートステーションとサイクリストに優しい宿だと思う。先般、サイクリストに優しい宿50ヶ所と意見交換した時に、非常に良い意見がでていた。こういったサイクリストに優しい宿間の連携を県が主導してつくっていく。少なくとも泊まった宿に戻らないと荷物がもらえないではなくて、運んであげるサポートなどもあるとより良くなる。関連グッズの作成、世界を視野に入れた対応、発信も必要。
 ぜひナショナルサイクルルート第一弾に指定された霞ケ浦やしまなみ海道でやっていないサービスを滋賀で展開するということにも取り組んでいこう。
 最後にみんなでつくる視点もあってもよいのではないか。ビワイチをやった人、やってみたい人、みんなのご意見を聴きながらつくるビワイチを考えてみてはどうか。
 11月に私もビワイチをやる予定。例えば500人ぐらいのツアーを組んでやってみよう。相当インパクトがあると思う。何かインパクトがあることをやってみんなに注目してもらい人を呼ぶということも少し考えてみてはいいのかもしれない。

共有事項

1. 令和4年春の全国交通安全運動の取組結果について

(警察本部寺堀交通部長)
 先月実施されました春の全国交通安全運動の取組結果について御報告させていただく。期間中の交通事故の発生件数は59件前年比で▲25件、増減比が▲29.8%。死者は1人で前年比▲1人、負傷者は69人で前年比▲34人、増減比で▲33%。
 昨年と比較すると約3割減少するという非常に良い結果となった。
 一方で、取り締まりでございますが、飲酒運転や無免許運転など悪質な交通違反の検挙も含めまして、6,342名、前年比で▲1,398件と取り締まり件数が大幅に減少している。
 これは、交通ルールが守られ、安全運転を意識したドライバーが増えた、これが事故の減少に繋がったものと考えている。
 一方で、約3分の1が指定場所一時停止違反。県内の事故特徴として交差点事故や出合い頭事故が多いことの原因の一つと考えている。
 携帯電話等使用違反は608件、前年比で▲389件、▲39%と大幅に減少している。これはいわゆる、ながら運転など脇見運転をされる方が大幅に減少したということであり、また横断歩道を渡ろうとされている方がいるにも関わらず、横断歩道手前で停止しないという、横断歩行者等妨害違反も約1割減少していることからこれまで推し進めている横断歩行者ファースト運動が定着しつつあるものと考えている。
 このように期間中、関係機関、ボランティアの皆様の熱心な啓発活動の効果もあって、ドライバーの交通安全意識が高まり、交通事故が大幅に減少したと考えている。
(知事)
 運動の成果が出ているのであれば大変良いこと。関係機関の努力に敬意を表したいと思う。運動期間だけに留まらず、期間外もしっかりと事故減少、事故撲滅に向けた取り組みをするということと、私用も公用も含めた事故の防止を今一度徹底することと併せて、飲酒運転含め法令違反撲滅、ルール順守、徹底、これをあらためて各職場、現場も含めて徹底してもらえるようによろしくお願いする。繰り返しますが、法令、ルール順守、あらためて職員に今一度徹底をよろしくお願いする。

その他

(高木琵琶湖環境部長)
 6月5日の日曜日に全国植樹祭が開催される。各部局にたくさんの人の応援をお願いしており、既にご本人には連絡もさせていただいているが、前日のリハーサルも含めご協力をお願いする。
(市川健康医療福祉部長)
 コロナの関係をご報告させていただく。
 昨日157名の陽性確認であったが、今朝は47名とさらに少ない状況となっている。
 全療養者でいうと3,000人弱、2,000人半ばぐらいとなってきた。27日の議会で補正予算を認めていただき、感染症対策で非常に大きな予算を認めていただいた。その中に、今後の感染拡大に備えるというのもあるが、業務委託を積極的に進める、応援職員の皆さんに対応いただいている業務はできるだけ委託の中でやれるように、保健所の職員も困難な業務に集中するということで取り組みを進めていくので、認めていただいた予算をできるだけ早く執行していきたいと思っている。
 ワクチンについても、予約なし接種のニーズが一定数あるということがわかった。打ちたいが予約を取ってまでは行けない人がおられるということなので、そのあたり今後どのように対応していくか長いスパンでの取り組みになるかもしれないが考えていきたいと思う。
(知事)
 今週末の全国植樹祭しっかりやりましょう。担当課、担当室に激励に行ってきたが、皆さん志高く最終準備をおこなっていただいているので、各部局のご協力よろしくお願いします。
 先週末、臨時議会があり、予算の補正もお認めいただきました。適正かつ早期に執行し、効果を発現するようによろしくお願いします。
 3点目、先週福島県に行ってきた。将来世代応援知事サミットという恒例の行事の出席がメインであったが、被災地の視察ならびに本県から行っている職員の激励にも行ってきた。これまで滋賀県から11年間で延べ700人の職員が被災地に行っている。徐々に復興もされてきているが、今なお、住民が一人も戻られない集落だとか処理水放水に伴う風評被害だとか、11年経っていろいろな事々の風化だとか、いろんな課題があることも見受けられた。
 個別に伝えてはいるが、防災部局の福島視察や観光部局の福島との連携、交通部局の高校生サミットへの参加など、いくつか個別に相談しはじめていることもあるので具体に動かしていけるようにご検討いただきたい。
 最後になるが、新しい職場、新しい体制に慣れない職員もいるかもしれない。職員の心身の健康状況に今一度気を配り、必要であれば様々な相談対応をしっかりとやっていきましょう。植樹祭もあり今年度の第一四半期が過ぎたこともあり、総務部と相談するが、7月か8月には必要な体制の見直しをしたいと思うので、各部局で足りないところ、足りているところ、コロナ対策の機動性確保も含めて、7月ないしは8月に必要な体制異動を検討したいと思うので、各部局は必要な体制補強等あればご相談いただくようによろしくお願いします。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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