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令和4年5月10日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和4年5月10日(火曜日)8時45分~9時30分
  2. 開催場所:WEB開催(各執務室)
  3. 出席者:知事・江島副知事・中條副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長・防災危機管理監(欠)
  4. 議事概要:下記のとおり

論議事項

1. 第3期滋賀県スポーツ推進計画(骨子案)について

<谷口文化スポーツ部長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>
(浅見商工観光労働部長)
(1)取組状況にビワイチを記載いただいているが、今年3月末に策定した条例に基づき基本方針を作成する予定であり、連携をお願いしたい。
(2)骨子面からは読み取れなかったが、スポーツ分野での女性指導者が少ないという課題や女性アスリートの健康面の課題についても施策や基本方針に含まれているのか。
(谷口文化スポーツ部長)
(1)ビワイチの条例ともしっかり連携していきたい。
(2)女性指導者や女性アスリートの課題について骨子案では見えにくいが、計画策定にはしっかり反映してまいりたい。
(門間土木交通部長)
ビワイチについては、当部でも整備を進めていきたいので、取組内容として是非記載いただきたい。
当部では計画の策定に当たり、骨子の段階で「滋賀県」の文言を消しても滋賀県の特徴が出ているかどうか意識して進めている。そういった意味では、琵琶湖を使ったスポーツの振興などは貴重だと認識。例えば、湖岸公園を使ったスポーツができるような場所づくりなど、中身を詰めていく段階ではそうした面で連携していきたい。
(谷口文化スポーツ部長)
ご指摘のあったとおり、「滋賀」という言葉を消した時に何が残っていくかという点も意識しながら計画づくりに取り組んでまいりたい。
(福永教育長)
中高の部活動改革が議論されているところ。特に中学校については、地域で運営していくことを目指し、令和5年度から部活動改革を進めていく。その際、指導者をどのように確保するか、地域全体でどのように支えていくのかが課題。総合型地域スポーツクラブなど、教員の働き方改革も含めて議論していきたい。部活動改革を通じて中高生のスポーツを県全体としてどのように支えていくのか、この機にともに考えてまいりたいので、議論をお願いしたい。

(谷口文化スポーツ部長)
当部でも意識して取り組みたいと考えている点。部活動改革の面で地域との連携の確保や指導者の確保に課題があることは認識。連携して検討を進めてまいりたい。
(市川健康医療福祉部長)
ビワテクがだいぶ普及してきた。コロナ禍で健康づくりが非常に大切になっているので、こうした手軽な運動をぜひ広めていただきたい。
また、障害者スポーツで盛んに行われているボッチャやフライングディスクを一般県民にも広めていければよいと考えている。
(谷口文化スポーツ部長)
ご意見を踏まえて検討してまいりたい。
(福永教育長)
近年eスポーツやスポーツ分野でのICTの利活用が進んできている。学校現場でもタブレットを活用したり、そのほかいろいろな場面でYouTubeの活用などが行われている。未来型のスポーツを意識して、今後の案の検討に当たりICTの視点も盛り込むとよいのではないか。

(谷口文化スポーツ部長)
ご指摘のあったeスポーツをスポーツの概念の中に含めるのかという点も検討したところであり、計画の中に織り込んでいきたいと考えている。ご指摘も意識して検討を進めてまいりたい。
(知事)
女性のアスリート・指導者に関する課題や滋賀県の特徴の出し方、部活動改革や地域との連携のあり方、ビワテクの活用やeスポーツなど、いずれも大変重要な意見。今後具体化していっていただければ。特に、滋賀県としての特徴を出すに当たり、例えば「働く人」や「障害がある人も」、「シニアになっても」、子どもの視点でより強く打ち出していくとか、滋賀県としての特徴の出し方というのは良い視点。今後さらに議論を深めてまいりたい。

協議事項

1. 施策構築の進め方について

<総合企画部次長>
・資料に基づき説明

<質疑・意見等>

(門間土木交通部長)
 施策構築を進めていく中で、やるという結論が出た内容が予算ではゼロ査定になり、知事復活で再協議するケースなどもあるところ。作業の軽減を図るためにも、ぜひ施策構築と財政の連携をご検討願いたい。
(東総合企画部長)
 施策構築と予算をつなげていくことは大切と認識。総務部と協議しながら進めてまいりたい。
(知事)
 今のご指摘は重要。知事がすでに方向性を示したものを、予算も含めてやるかやらないか、再度検討するという苦労が、各部でもあったかと思う。ただ、大きな方向性を決めても、細部をどうするか、スケジュールをどうするかなど、中身についてより県民の理解を深める過程も必要。決めたことと中身の議論を分けて行うことは必要だが、手戻りがないような進め方をつくってまいりたい。
(河瀬総務部長)
 極力無駄な手間を省けるよう当部としても心がけてまいりたいが、必要なプロセスは一定あるかと思うので、庁内各部局にもご理解ご協力を賜りたい。
(福永教育長)
 いろんな県民の声を聴くのが非常に大切。子どもの権利条約にも意見表明権が明記されており、子どもが意見を言える環境が確保されるべき。例えば高校生や中学生、場合によっては小学校高学年など、施策構築や基本構想実施計画に子どもの意見を反映できるような仕組みを教育委員会としても検討したい。子どもの声を反映するという姿勢で対応いただけるようお願いしたい。

(東総合企画部長)
 子どもや若者の声を取り入れるのは今の時代非常に重要な観点。具体的にどのような形で進めていけるか相談させていただきたい。
(知事)
 とても大事なご意見。子ども議会を担当している健康医療福祉部とも連携して取り組みたい。
 関連して2点。
(1)デジタル技術は大いに活用すべき。参集せずに話し合うことができる。
(2)今年度の声だけでなく、例えば子ども県議会などは一定の声の積み重ねがある。その中からワードを拾い集めるなど、今までの取組から十分声が拾えていなかったものを改めて拾い集めることなども含めて考えてみてもよいのでは。
(東総合企画部長)
 今年度だけということでなく、基本構想実施計画も見据えて検討していくことになることから長期的な視点の意見を取り上げていくことも重要。また、各部局でもこれまでから現場の声を聴いていただいていると思う。そうしたものを生かして施策構築を進めていきたいので、各部局のご協力をお願いする。
(江島副知事)
 2点申し上げたい。
(1)2030年の基本構想の枠組みの中間の第2期という位置づけ。基本構想の最終目標に向けて第2期ではどのように取り組んでいくのかという意識を持つためにも、位置づけをしっかり示すのが良いのではないか。2030年からバックキャストして第2期は何をするのかを見定めていく必要。そのあたりをしっかり押さえていただきたい。
(2)並行して行政経営方針の見直しも始まる。予算と決算の乖離を踏まえたときに、県民の要望に合った予算になっているのか。県民の思いにこたえるための予算になっているのか、前年踏襲ではなく、改めて見直す機会。決算を見ながら予算がどうかを見直す期間の1年目になればよいと思う。
(東総合企画部長)
(1)基本構想との関係は重要。関係を意識しながら施策構築を進めてまいりたい。
(2)行政経営方針と同時に進めていく。これまでの取組の振り返りも行いながら次の取組につなげてまいりたい。
(知事)
 3点申し上げる。
(1)「卒近代」「新しい豊かさ」というキーワードを掲げ、その政策展望について考える研究会を有志で進めていこうとしている。部局横断で議論したり、専門や職場を離れて議論をしたりする場を設けたい。コロナ対応などもあるので、多くを期待するのは難しいところもあるが、各部局でも職員に参加を奨励願いたい。
(2)基本構想の基本理念である「変わる滋賀、続く幸せ」に基づく第2期の実施計画をつくる。滋賀で幸せをつくる、続けるために「変えてはいけないもの」という視点を持って、一方「変えなくてはならないもの」を際立たせるような検討をしてみないか。第3期に進むうえで、第2期をそういうフェーズにしてもよいのでは。
(3)これからの政策構想を策定した。ジョブディスクリプションや組織目標等で各部局と共有したことをベースにつくっているが、一部言葉を変えたり追加している内容等もある。各部局でも注視して今後の施策構築に活かしていただきたい。
(東総合企画部長)
 政策展望について考える研究会については、今週末の企画調整会議で具体的にお伝えする予定。今後とも連携して施策構築に取り組んでまいりたいのでご協力をお願いする。

その他

(谷口文化スポーツ部長)
 びわ湖ホールに関するご案内をさせていただく。「ホールの子」を6/1~6/8に実施。過去最多の143校10,200名の子どもたちが参加予定。追ってご案内するので、ぜひご出席願いたい。
(市川健康医療福祉部長)
 コロナに関して、GW明け少し数字が高まったものの、割と落ち着いた状況。GW中各部局から応援いただき、比較的落ち着いて感染症対策に取り組むことができた。ご協力に感謝する。
 ICT化推進については5/17に2回目の会議を開催。DX推進課からのたたき台を踏まえ、できるだけ早く連携共通の仕組みで情報共有できるよう取り組みたい。
 5/2にスタートしたピアザの高齢者受け入れは昨日時点で延べ6名が利用。利用者にも安心いただいており、しっかり取り組みを進めてまいりたい。
 病床使用率は2割と落ち着いており、重症者も県外の1名にとどまっている。引き続きしっかり対応していきたい。
 ワクチン接種も若年者の接種がまだまだ進んでいないが、県の接種センターも積極的に活用していただけるよう周知に取り組んでまいりたい。
(知事)
 ホールの子は、本県の特徴的な取組であるため、できるだけ多くの方にご覧いただけるように少し広めにご案内してはどうか。
 昨日国会議員との意見交換をさせていただいたが、国会も後半国会に入る。東京本部長にあっては、本県に関連する法案審議の状況等、できるだけ早く、詳しく情報をいただけるよう引き続きお願いする。
 出納閉鎖を迎えるに当たり、知事として申し上げたい。地方機関の対応は円滑に進んだと聞いている。今月末が最終の出納閉鎖。5/13までに会計課まで回付をお願いする。支出漏れや清算漏れがないか、各部局で今一度確認を。担当任せにせず、部局長からも意識して伝達いただくようお願いする。
 そのうえで大きく2点。
(1)GW期間中に、ここ滋賀の第2期リニューアルオープン、CO2ネットゼロセミナーを環境省と共催。いずれもすべての部局に関係するネタやテーマがあるかと思う。例えば、東京出張時にここ滋賀に立ち寄ったり、いろいろな商品等と連動するなど。ここ滋賀第2期リニューアルとCO2ネットゼロセミナーでの議論を踏まえ、各部局でもどのようなことができるか対応を考えていただきたい。
(2)世界との関わり。世界農業遺産の審査のスケジュールが動き出した。彦根城を世界遺産とする取組も佳境を迎える。昨日の国会議員との意見交換でも話が出たが、世界遺産に認定された暁には、それらを取り込んで経済波及効果を生み出していく必要がある。そのための取組を各部局と連携しながら考えてまいりたい。担当部署だけでなく、全庁的に連携的に取組を強化してまいりたい。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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