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令和4年4月1日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和4年4月1日(金曜日)15時00分~15時40分
  2. 開催場所:災害対策本部室 危機管理センター
  3. 出席者:知事・江島副知事・中條副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長・防災危機管理監
  4. 議事概要:下記のとおり

年度初めの挨拶

(三日月知事)
 新年度、新体制で臨む県政経営会議どうぞよろしくお願いします。今年度も力を合わせてがんばりましょう。先ほど、庁内放送の年度初訓示で申し上げたとおり、引き続きコロナ対応をとりつつもコロナに負けず、シガリズムで本当の意味での健康しがをつくるため、ひとの健康、社会・経済の健康、自然の健康を保ち高める取組を進めていきたい。その全てに関わることとして、「ひとづくり」、そしてDX、より良き自治の追求に取り組んでいきたい。特に、県庁の仕事の進め方という意味においては、人を大切にする県庁をつくろう。特に、マスク越しなので、目と声と言葉を大事にしながらコミュニケーションを紡いでいきたい。さらには、契約に関する条例が施行されたので、法令、条例、方針に基づく契約事務をしっかりと、基礎・基本に立ち返って実行していきたい。是非、それぞれの部局でよろしくお願いしたい。個人的には、今年のテーマは、「夢と愛」。夢をもって、夢を語り、夢を共有できるような県政を作っていきたい。また、慈愛に満ちた知事になれるように努めていきたい。最後に一点、昨年度、ある経営者と話をしていた時に、組織をまとめるために、例えば、世代間ギャップを克服していくために、コロナに負けないコミュニケーションをしていくために、どういうことを心掛けていらっしゃるのか尋ねたところ、もうひと手間かけることを惜しまないようにしているとおっしゃられた。例えば、「これ仕事だからやっといて」ではなく、「なぜ、あなたに頼むのか」、「やった先に何があるのか」、職員もそうだが、腹に落ちたら推進力が全然違う。だから、腹に落とすためのもうひと手間を工夫するとか、会った人にする御礼のメール、手紙、電話。会えて、話せて本当に良かったと伝えると次に会ったときの反応が全然違うなど、私たちの仕事においても、ヒントになることがたくさんあるので、もうひと手間かけることにも、今年度意識して取り組んでいきたい。この経営会議は、いい話題ばかりではないかもしれない。課題や困難なことも含めて共有し、力を合わせてがんばっていきましょう。
(中條副知事)
 副知事の中條です。改めまして、1年間よろしくお願いします。県政経営会議は、おそらく半分近くメンバーが変わったかと思う。皆さんと共に、三日月知事をお支えし、シガリズムで健康しがをつくるということに尽力していきたい。その中で、知事から、県行政はひとが大切という話があった。県民の皆さんの幸せのために力を尽くしている県職員の方々が心身ともに健康で幸せを感じながら仕事をしていけるようにすることが重要だと思う。そのためにワークライフバランス、ワークエンゲージメントの向上ということができればと思う。具体的には、ハラスメントはあってはならないし、知事から先日の会見で男性育休100%宣言をしていただいたが、男性も女性も全ての方が仕事と生活・家庭を両立しながら活き活きと働ける環境づくり、また、コロナの影響でなかなか職場でのコミュニケーションがとりにくくなっている面もあると思うので、上下関係だけでなく、横のつながりや斜めの関係のコミュニケーション活性化の取組、また、今年度からデジタル人材の育成を始めるので、デジタルも活用して業務の効率化、業務の見直しにも努めていきたい。そして、皆さんの働きやすい環境、力を発揮しやすい環境を作って、ひいては県民の皆さんの幸せの実現につなげていければと思う。
(江島副知事)
 昨年に引き続き副知事を務めます江島です。どうぞよろしくお願いします。今年度も知事をお支えし、県政の推進、シガリズムの推進、健康しがの推進に邁進してまいりたい。昨年度、副知事に就任した際にこの場で申し上げた二点のことを改めてお誓いしたい。一つは、県民にとっての最善は何かということを考えたいと思う。一つのメルクマールは、県民にとって安全安心であるのかということ。もう一つは、次世代につなげるために持続可能性があるのか。そこを大切にしたいと思う。大きく2つ目は、部長の方々と一緒に、職員の方々と一緒に考えて、悩んで、喜びたいと思う。昨年も色々な現地に行った。引き続き、県民や職員と一緒に現地でお会いできればと思うので、是非、そういった場を作っていただければと思う。最後にもう一つ、先ほど中條副知事もおっしゃった非常に多くの部長が変わり、この県政経営会議も一新されたと思う。ただ、引き継がれた前部長は皆さん本当に偉大な部長ばかりだったと思う。私も西嶋前副知事から引き継いだ際に、「江島流でやったらいい」とアドバイスを受けた。たぶん、みなさんは色々なプレッシャーを感じておられると思うが、そこは、皆さんらしく、皆さん流に各部局を運営いただきたい。前例にとらわれず、新しい発想と感性で部局を運営していただきたい。力を抜くときは抜いて、入れるときは入れて、余裕と自信をもって頑張っていきましょう。
(中嶋知事公室長)
 知事公室長を務める中嶋です。どうぞよろしくお願いします。私自身は、今まで課題が限られた仕事が中心であるが、関係者との丁寧な意思疎通を重ねることを一番大切にして仕事に取り組んできた。知事副知事と庁内外を繋ぎ、知事の政策判断を支えるという役割を担っているため、庁内の各部長様たちとのご連絡連携を密にして取り組んでまいりたい。また、庁外の声もしっかり届けられるよう意識して取り組みたい。特に危機管理を所管しているため、本年度新型コロナウイルス対策を第一に、防災危機管理監とともに、危機管理について万全を期したい。併せて、政策判断をしていただく折には、県民の方々にどう見られているか、現在どう受け止められているか、あるいは、判断することによって県民の皆様にどう受け止められるか、というところを大切にしたうえで、県民の皆様に知事からどうメッセージを発してもらうことが適切なのか、改めて強く意識して取り組んでまいりたい。
 いずれにしても、関係部局の皆様と関係を密にして、取り組んでまいりたいので、御理解御協力をよろしく願いしたい。
 (東総合企画部長)
 総合企画部長を務めさせていただく東です。よろしくお願いいたします。昨年度に引き続き経営会議のメンバーだが、大半の方が変わられたため、新鮮な気持ちである。今年度、県政経営会議では付議案件もたくさんお願いすることになると思うので、皆さんどうぞよろしくお願いします。
 今年度は基本構想実施計画第一期の最終年度となり、一期目の総仕上げと、二期目に向けた施策展開についても考えていく必要がある。そういった意味で、当部の基本的な事務になるが、政策提案や政策課題協議をしっかりと進めて参りたい。そのためにもこの県政経営会議の論議、協議を通じて有意義なものとなるようにぜひともしていきたい。各部局の皆様におかれましても、積極的に議題を提出いただき、夢を語れるような機会も作れればと思っているので、協力のほどよろしくお願いしたい。
 また、当部においては、高等専門学校の設置に向けた取組や、CO2ネットゼロ社会づくり、DX推進といった計画を昨年度策定し、今年度実践に向けて取り組んでいくことになる。全庁連携した取組が進められるよう、わたくしとしてもしっかりと対応して参りたい。
 そのほか、部局横断課題の対応についても、庁内の連携をとれるよう取り組んでいきたいと考えており、私自身、全庁的な視点をもって、広い視野で物事がみられるように、それから、前向きに具体的なアクションにつなげていくことを、意識して取り組んでまいりますので、一年間どうぞよろしくお願いします。
(河瀬総務部長)
 総務部長兼ねてコンプライアンス推進監を務めさせていただく河瀬でございます。去年まで2年間は、企業庁で水道事業に携わっており、独立採算制の下で一般会計の知事部局の事業とは少し違う形で、経営をやらせていただいた。その中で、特に申し上げておきたいのは、専門職の強さを改めて感じたこと。水道事業を担っている、水道職、水道一家とよく言われるが、仕事に誇りと責任とやりがいをもって取り組んでいた。
 総務部は、各部局が仕事を進めていくうえで、人とお金によりどのように支えていけるのか、ということに尽きると思っている。とりわけ人を大切にする県庁を作っていこうというお話があった。どのように人を確保し育て、やりがいを感じてもらえる職員を作っていけるのかということが大切と思っている本日177名の新採職員が入庁したが、そのうち女性が42%(75名)。事務職では86名中34名で、39.5%。半分近くは女性が入庁している状況が続いている。若手の職員が非常に増えていることを前提にしたうえで、どういう組織運営を考えていくのか、人を育てていくのかを考える必要があり、何をどのように変えていくのか、ということを意識して取組みを進めたい。
 さらには、技術職員も確保が難しくなってきている。様々な技術職員の確保についても、知恵を絞っていきたい。
 併せて、仕事の生産性を高めるためには、心理的安全性が高い職場を作っていくことが大事であると考えている。
 前向きに、チャレンジしていくという気持ちで取り組んでいきたい。一年間どうぞよろしくお願いいたします。
(谷口文化スポーツ部長)
 文化スポーツ部長をさせていただく谷口です。よろしくお願いします。先ほど、13時から知事の言葉にあったことと重複する部分もあるが、自分なりに思っていたことを言うと、昨今の社会環境、広く言うとウクライナの戦乱や、長引くコロナ禍の状況の中で、ともすれば、様々な方が閉塞感や厳しい状況に置かれていると思う。そうした中で、文化、芸術、スポーツの果たす役割が非常に大きいと感じている。東京オリパラ、北京冬季オリパラ、直近でいうと近江高校の皆さんの活躍に、すごく心を揺さぶられた。かけがえのないことだと思う。我が部一丸となって、文化、芸術、スポーツの力をしっかり伝えられるようにしていくことがミッションだと思っている。そのことについてしっかり務めて参りたい。
 併せて、特に意識したいのは、滋賀の子供たちと一緒に何ができるかという視点を常に持ちながら仕事をしていきたい。
 どうぞよろしくお願いいたします。
(高木琵琶湖環境部長)
 琵琶湖環境部長を務めさせていただく高木です。どうぞよろしくお願いいたします。今年は、6月5日、47年ぶりに全国植樹祭が開催される。時間も迫っているため、この準備を着実に進めて参りたい。また、このイベントを一過性のものにするのではなく、これを契機とし、森・川・里・湖の繋がりを大事にし、マザーレイクゴールズを念頭に、いろいろな環境施策を推進して参りたい。
 併せて、当部は様々な職種の職員がいるので、一体感をもって運営していきたい。植樹祭をはじめとし、環境施策の推進については、各部局の皆さんのご協力なしには成し遂げることができないため、ご協力のほどよろしくお願いします。
(市川健康医療福祉部長)
 健康医療福祉部長の市川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私も長いこと健康福祉行政を担当しているが、いよいよ課題を先送りしないような一年として仕事をしていきたい。そういう意味では、予算もしっかり確保いただいているので、事業にしっかりと取り組んでまいりたい。やはり一番はコロナ対応。今回、保健所の体制強化もいただき、新規採用職員は177人中、57人配属いただいている。県民の命とくらしを守るということで、しっかり取り組んでいきたい。昨年度第6波で課題となっている保健所業務をどう改善するかについて、まず、しっかりとICTを活用して、最優先で取り組んでまいりたい。
 知事のお話にもあった、子ども政策について、子ども家庭庁の動向をしっかり把握しながら、我々としても、こども家庭センターの強化、人的にも警察官の方も配属いただき、強化を図り整備もしていく。切れ目のない支援として、妊娠から出産、子育て、学齢期、若者など、幅広いレンジで県として役割が果たせるよう、取り組んでまいりたい。
 また、健康しがでは、本当の意味での健康しが、あるいは、コロナ禍での健康格差がある。この辺りは我々も、違った意味でアプローチして参りたい。
 共生社会については、障害のある人もない人もという視点から、もう少し幅広い考え方で、誰一人犠牲にならない、そういう視点で、孤立しない繋がりのある社会づくりに、取り組んでまいりたい。
 当部は、皆様の支援で何とか回ってきたところ。4月が始まったばかりであるが、今日は感染者数303人として発表させていただくが、まだまだ予断は許さないため、お力添え賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。

(浅見商工観光労働部長)
 商工観光労働部長を務めさせていただきます、浅見です。コロナで傷んだ経済をどうするのか、大きな課題と思っている。また、ここクーポンなど昨年度から引き続きの課題もある。まずは、コロナ関連の対応をしっかりとしていかなければならないと思っている。本来商工観光労働部は、もっと未来を見据えて、可能性が広がるような、前向きな施策をどんどんしていく部であるという思いを持っている。コロナの対策に併せて、産業界の人づくりをはじめ、そういった取り組みにも頑張っていきたいと考えているため、どうぞよろしくお願いいたします。
(宇野農政水産部長)
 農政水産部長の宇野でございます。最後の4年間を農政水産部でお世話になり、新採のときも4年間、当時の農林部におり、何かのご縁だと感じている。先ほどの新採辞令交付式では25人配属いただいたが、そこでも、3つの繋がりということで話をさせていただいた。
 一つ目が、未来への繋がりである。滋賀県の農業水産業、農村を未来へとつなげていく、そういう仕事をしてくださいと申し上げた。
 二つ目が、食と農の繋がりである。食べる人と作る人を繋ぐような仕事をしましょうと申し上げた。
 三つ目が人と人との繋がりである。同僚、先輩、仕事で出会う方々とのつながりを大切にしましょう、ということを申し上げた。これは、当然私ども今いる先輩も同様であると若い方々にもお伝えさせていただいた。
 個人的には、公私とも楽しくおいしく、困難に怯むことなくブレずに、一年間勤めあげていきたい。
(門間土木交通部長)
 土木交通部長の門間です。昨年は土木交通理事を拝命していた。土木交通部の役割は、やはり江島副知事からお話があった、県民の安心・安全の確保が我々の使命。
 また、経済や健康しがをインフラで支えていくことが必要。そのためにも、部として着実にやる、実効性を持たせ、現場力が非常に重要であると認識している。着実にやる、という意味においては、計画を作ることが必要。昨年度も都市計画基本方針を作った中で、道路マスタープランや、住生活基本計画を策定した。今年度は、交通ビジョンの仕込みや、道路アクションプログラム、現実への実効性を高めるためのものを着実に作る。
 それとともに、土木交通部の最大の強みである現場力、土木事務所の職員の方は今も地域防災監を所長が兼ねるなど、地域の災害、豪雨大雪があった時も、コロナの支援も率先して出て来ていただいて、ずっと献身的にしていただいている姿を見ていると、やはり我々の現場力がここにあると感じる。地元の方々との要望を含めて、色々な意見を吸い上げて来るときに何が大切かということもあったが、事務所との連携、事務所も地域づくりにも関与できる。その際には、土木だけではなく、色々な部と連携し、本庁の中での部の連携とともに、現場の土木事務所を通じた連携を意識しながら取り組んでまいりたい。
 職員の方々は、予算の執行等、大変な中、工夫をして乗り越えていただいている。こういったこともサポートしながら作っていきたいと思う。よろしくお願いします。
(辻本会計管理者)
 会計管理者を務めさせていただきます、辻本でございます。会計管理局としては、まずは県政に対する、県民に対する信頼を支えるという意味からも、適正な会計事務の推進を進めていくことをコアに、先ほど知事の訓示でも触れていただいた契約条例、取組方針、それに基づく取組を推進していくこと。ならびに、会計事務のDXの推進という観点から、会計事務の在り方について、根本的に検討したいと考えている。この点に力点を置いて進めていきたい。
 いずれの取組に対しても、県組織全体すべての部局にかかわるものであり、各部局での取組、ご協力なしでは成し得ないことであるので、どうぞよろしくお願いいたします。
(藤田防災危機管理監)
 防災危機管理監の藤田でございます。2年目となる。災害発生時にはいち早く登庁するため、防災官舎に住んでいる。まずは、新型コロナウイルス感染症について、市川部長も申されていたとおりなかなか難しい状況ではあるが、この収束に向けて、健康医療福祉部はもとより、門間部長のお話でもあった、地域の危機管理、地域防災危機管理監とも連携し対応に当たりたい。
 また、昨晩もあった地震。大地震が来るかもしれないと知事からも常々言われているところ。新体制となり、人も変わったため、大規模地震の際の初動体制を早急に整えて参りたい。
 また、平時においても、滋賀モデルで取り組んでいる個別避難計画の横展開、水平展開はもとより、女性の視点を生かした地域防災力の向上に今後も務めて参りたい。
 また、昨年コロナの対応でできていないが、危機管理の向上として、各所属のBCPを点検することを考えている。この中ですべての事業で防災の主流化、プラス防災の視点を入れていただけるよう取り組んでまいりたい。
 令和4年度においては、近畿府県合同防災訓練、緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練が10月、滋賀県で行われる。9年に一度回ってくる訓練。応援ではなく受援を訓練する唯一の機会。本県が被災した際、その経験を生かせる貴重な機会である。皆様のご協力をいただき、この訓練をぜひ成功させたい。よろしくお願いいたします。
(富家東京本部長)
 東京本部長の富家でございます。どうぞよろしくお願いいたします。まずは、本部の職員一同、これまで脈々と作っていただいた、国省庁の方々、企業・団体の皆様との関係を充実させる。ややもすると、この間に関係が希薄になっているという部分も多々あるため、しっかりと再構築をしていきたい。これらは間接的に県政の推進につながるという思うで取り組んでまいりたい。
 併せて、植樹祭でもあった、例えばここ滋賀2期目のスタートダッシュ、安土城彦根城等、発信すべきものが非常にたくさんある。東京本部からも関係人口の創出につながる取り組みを一生懸命やっていきたい。県庁で今何が課題か、何を求められているかを把握理解し、国の動きも敏感に察知しながら行動したい。本庁の皆様方も、東京本部をよいように使っていただけたら。一年間どうぞよろしくお願いいたします。
(西村企業庁長)
 企業庁長を拝命いたしました西村でございます。前庁長の河瀬総務部長から、バトンを受け取った。大変身に余る重責と感じている。精一杯職務を全うして参りたい。
 私からは3つの視点からお話しさせていただく。まず一つ目は、三方よしである。ご承知のとおり、売り手よし、買い手よし、世間よし、近江商人の家訓として伝わる有名な言葉である。企業庁は、上浄水工業用水の企業経営をしているため、先人の知恵に学びながら、例えば、SDGsに貢献するような取り組みをはじめ、持続可能性に十分心して進めていきたい。
 2点目、安全、安心、安定。先ほど防災危機管理監からもお話があったが、昨日大きな地震があった。大変驚き、水道施設は大丈夫かなという不安がよぎった。幸いなことに今朝確認したところ、特に被害はなく、安定した供給を行えており、大変安心したところ。県民や利用者の皆様の満足度を意識しながら、災害や事故に強い、安心、安全、安定した工業用水上水事業に取り組んでまいりたい。
 3点目、新しい課題への対応として、業務の変革である。昨年度、CO2ネットゼロの条例の策定や計画の策定、DXについては戦略策定に携わっていた。特にCO2ネットゼロについては、県全体を一つの事業庁にとらえると、企業庁のCO2排出量は、県全体の10.4%、一割強である。このうち、電力由来が98%、残りがガソリンである。2050年のCO2ネットゼロという目標に向け、CO2を削減しなければならないことにしっかりと向き合い自分事として取り組む必要がある。精一杯努力させていただく。皆様のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
(正木病院事業庁長)
 病院事業庁長を拝命しました正木と申します。よろしくお願いします。病院事業庁では、今年度から新しい中期計画が始まるということで、私のミッションとしては、中期計画に記載している色々な取り組みを着実に実行していくことだと認識しています。中でも、今年度は経営形態をどうするかという議論や、あるいは、令和7年1月に総合病院と小児医療センターを一つの病院に合併するという大きなプロジェクトがございますので、そのあたりをしっかりと皆さんと共に、この県政経営会議でも共有しながら、検討を進めていきたいと思います。その際には、先ほど、江島副知事からもご発言があったように、県民や患者さんにとってどうすれば最善になるのかということと、経営体としての持続可能の2点に留意しながら取り組んでいきたいと思います。

(箕浦議会事務局長)
 議会事務局長を拝命しました箕浦と申します。どうぞよろしくお願いします。私ども議会事務局は、県議会議長から辞令を受けるということで、若干立場が違うことになりますが、県民の皆様のためにという部分では、全く同じ認識で、事務局運営をしていかなければいけないと考えています。よく、議会と知事をはじめとする執行部は、車の両輪と例えられております。私ども事務局の役目としては、議会としての想いをしっかりと知事をはじめとする執行部にお伝えしていく。また、逆に、知事をはじめとする執行部の皆様方の意見をしっかりと議会へお伝えし、協議・調整が合った中で、より良き方向が見出せるように、いわゆる潤滑油としての役割に徹して、この1年間対応してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
(林監査委員事務局長)
 監査委員事務局長を拝命しました林と申します。よろしくお願いします。私どもは監査委員の事務局ですので、監査委員の皆さんの考えや意向を十分に踏まえて、その使命を果たしていただくのが基本だと考えております。特にその中で、内部統制制度が導入されて2年が経過しました。そして、先ほどから度々出てきていましたが、昨今からDXを推進するということで、財務に関する事務を中心に、仕事の仕方や意識を改革していくことを促したり、あるいは前向きな取り組みを後押しできるよう努めていきたいと思います。また、法令を遵守できているか、あるいは、正確であるかということだけではなくて、経済性や有効性、効率性を重視した提案をしていくことで役割を果たしていきたいと考えております。

(鶴代警察本部長)
 昨年10月から警察本部長を務めさせていただいております鶴代と申します。よろしくお願いします。警察の抱える様々な課題に対処して、人々の安心安全な暮らしの基盤を作っていくという目的を実現していくためには、色々な課題や取り組まないといけない事項について、正に県の関係部局としっかりと連携して、また、幅広く県民の方や事業者の協力を得ながら進めないといけないという状況を十分に認識している。知事の様々な助言や指導をしっかりと受け止めながら、また、関係部長をはじめとする関係部局の方々との連携や意見交換を大切にしながら、一つ一つ成果を上げて、物事を進めていきたいと考えておりますので、これからもよろしくお願いします。
(福永教育長)
 教育長の福永でございます。昨日で1期3年が終わり、本日から2期目を務めさせていただきます。改めまして初心に帰り、決意を新たに、滋賀の教育のために取り組んでまいりたい。県立学校におきましては、本日128人の新しい先生方をお迎えし、滋賀の教育が始まります。新規採用の先生方には、まず、自分たちは、未来を拓く子どもたちの成長をしっかりと支える仕事に携わっていること、そして、目の前にいる子ども一人ひとりをしっかり見つめて仕事をしてほしい、そして、自らも学び続けるという姿勢をもってほしいと申し上げた。そういった中で、私としましては、今、時代が大きく変わっていますので、前例にとらわれず前向きに物事を進めていきたいと考えており、特に、子どもと滋賀の地域を第一に考え、様々な意見に耳を傾けて、取組を進めてまいりたいと考えております。その中で子どもたちの学ぶ力と幸せ、ウェルビーイングを高めることが私の仕事だと認識しておりますので、そういった取組を教育に携わるすべての者が取り組めるように、しっかりと頑張っていきます。その際には、本日お集まりの皆さんとの連携が非常に大事だと思っております。産業を支える人材、あるいは、様々な障害など支援の必要な人たちを支えるということ、そして、新たな学びの場の創設、そういったことにつきまして、子供たちの安心、安全を守るという観点につきましても、本日お集まりの皆さま方の部局と今まで以上に連携や協力をいただきながら取り組みを進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
(三日月知事)
 短く2点。一つは、藤田防災危機管理監からもあったように、地震や危機対応について再点検しよう。もう一つ、ここ数年、ジョブディスクリプションという、こういうことやってほしいということを知事から直接伝達するということをやってきた。今年度もその予定はしているが、今お話しを聞いていると、それぞれの部局でこういうことをやろうということを作っていただいており、かつ、そのことに異論がありませんので、組織目標の際にしっかりと協議させていただくことにしたいと思います。ただ、各部局で判断に迷ったり、考え方に悩むようなことがあれば、4月の第3週までは優先的に協議の時間を設けるようにするので、そのつもりで、それぞれの部局で、方向性等を練っていただければと思います。

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