<西村総合企画部次長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(水上商工観光労働部長)
この公表方針の見直しについて特に異論は無いが、経営会議は県の幹部としての自覚の下、部局の枠を超えて活発に、率直に議論すること大事だと思うので、公表方針の見直しによりそういう雰囲気が損なわれることがないよう、改めてみんなで共通意識を持ちながら、運用面でも配慮いただければと思うので、よろしくお願いする。
(西村総合企画部次長)
そのような形で考えていきたい。
(福永教育長)
おそらく今までは公表予定日というのがはっきりしていなかったが、今回、ここをはっきりとされたことは非常に良いことだと思う。イメージ図にあるように、2週間後の金曜日の時点で、例えば議会に提案されているのであれば公表ということだと思うが、2週間後でも論議的なもので決まっていないが、半年後に一定の方向性が出たような場合は、遡って公表するのか、それとも県政経営会議としての公表はしないのか。どのようにお考えか。
(田中企画調整課長)
資料2ページに記載のとおり、公表可否の確認の際に公表不可と回答された案件についても、その後の状況の変化により、公表できるタイミングとなれば、部局からの申し出に基づき、追って公表したいと考えている。
(中嶋文化スポーツ部長)
確認だが、この議事概要で非公表にしたいという部分があるときは、どういう形で出ていくのか。その部分は抜いてしまうのか、それとも黒塗りのような形になるのか。
(田中企画調整課長)
黒塗りも考えたが、ホームページに掲載するにはふさわしくないと考え、ホームページ上に一部非公表の発言があると記載した上で、議事概要を修正し掲載したいと考えている。
(三日月知事)
水上部長が言われ、多くの方がうなずいていた、この方針はこの方針で良いが、経営会議は部局を超えて、幹部として率直な意見を言うべきであり、そのことが損なわれないようにしよう、というのは大事なことだが、部局を超えた発言というのは、公表だとなかなか言えないものか。こういう議論をすることそのものも公表すべきだと思う。言いにくいということであったり、責任を持って言わないといけないという気概であったり、それでも言わなければならないことは言わなければ、でも全て公表とされるとなると少し構えてしまう、それこそ率直な部分ではないかと思う。そのあたりは気兼ねもあるか。
(森中総務部長)
私の感想だが、基本的に大きな議題とかの中ではあまりないかも知れないが、例えばコロナの話題になった時とかに、何々市がここを気にされていますというような話をする時に、それが今全て公表されてしまうと、というのはある。そこは、何々市のところを、例えば黒塗りにするなど、運用の中で、ここはセンシティブだというところは一定配慮いただければ、そういういったところも言えるのかと思う。
(福永教育長)
何年も出させてもらっており、自由に発言してきたつもりもある。論議事項として、それぞれの部局から御提案されたものについて、「違う方向で考えることも必要ではないか」と発言したことを公表していただいた方が、様々な議論がされ、様々な選択肢を出し合った上で、この方向に決まったということが見えて良いと思う。過去も色んなことで、そうした発言をしてきたが、私としては、教育長がそういう発言をしたということを含めて公表いただいても何ら支障は無いし、その方がこの県政経営会議が議論する場になっていることを県民の方にお見せすることが出来ると思う。(三日月知事)
私は県政経営会議で議論することも含めて県民のものだという原則に立ち、今回も投げかけ、議論いただいた経緯がある。ずっと私の発言も含め、全て公表されていると思っていた。県政経営会議の場でこう言いましたと定例会見で述べることもあるが、それが議事録に載っていない、言ったと言うがどこにも載っていないということがあったのがきっかけで、今回、改めて公表基準を定め直そうと言った。
みなさんもそうだと思うが、おそらく協議の時も挨拶の時も、どこに行っても記録され、こういう協議で部長が、知事が何と言ったのかというのは記録として残っていると思う。そこまでやるのか、そういうものなのかなど、色々と思うところもあると思うが、私たちはそういう立場なのだろう。それが教育長も言われた、大事なことを決める過程でどういう議論をしてきたのか、それを財産とするのが県民と共有するということの意味なのではないかと思っている。もちろん、そのことにより言いたいことが言えない、気になることが言えないということはあってはならないし、そのための色んな確認ができるプロセスも担保した上で、それぞれがこの経営会議に臨むものの自覚を改めて再認識して、よりよい会議の場、議論の場になるように努めていこう。そういうことも書いた上で、公表基準を決めて、公表することにしたいと思うので、よろしくお願いする。
(三日月知事)
犯罪と事故の減少や防止について、それぞれ皆さんの努力に感謝申し上げる。引き続き、この分野大事に取り組んでいきたいので、よろしくお願いする。特に児童虐待の情報共有、
連携については、警察としっかり情報共有を相互にするよう、よろしくお願いする。
新型コロナの対策は、市川部長からあったように、引き続き厳しい状況がまだしばらく続く模様である。昨日、最新のシミュレーションを議論した。前に見たことがあると思うが、1月下旬に最大,1,100という数字を基にこれまで対応してきたが、その後の状況、最新のパラメーターで計算すると、最大になる時期がもう少し後に、最大の高さがさらに高くなり、2月20日前後に最大1,400という数値が昨日示された。最大確保病床の占有率もさらに引きあがる模様。最大確保病床を上回る入院患者の出現も想定されるということである。今日から明日に向けて、さらに最新のパラメーターに基づく想定を専門家チームで出してもらっているが、それに基づいて、まん延防止等重点措置の要請も視野に入れて現在検討中である。さらに、飲食店以外の事業者に対する支援についても、滋賀県として発信できるよう、検討を指示している。今日から明日にかけて、感染状況にもよるが、最新のシミュレーション結果もみるが、そういう状況であることを認識いただきたい。
最後に1点、新型コロナの対応を含め、後ほど予算の総括もするが、この間、それぞれ部局職員には相当な負荷をかけ、苦労いただいている。この2月、我々幹部で、今一度職員に対する労いや状況確認をしよう。すでにされているかと思うが、改めてお疲れ様、ありがとう、どのようになっているかなど。それぞれの部局の中で、最近この現場に行けていない、この係のメンバー、この年代の職員と会話できていない、など。なかなか時間外のコミュニケーションが難しい状況なので、少し工夫をして、幹部で手分けをして、職員への労いの声掛けをしよう。よろしくお願いする。