令和3年度健康経営・ダイバーシティ推進について論議を行った。
<説明省略>
・質疑、意見等なし
<説明省略>
・質疑、意見等なし
(知事)
前段の特に健康経営・ダイバーシティについては、限られた時間だったが、たくさんの示唆に富むご意見いただいたので、もう一回、捉え方を含めて練り直して、こういう方針でいこうというものを作ろう。確かに言われてみると資料の表現の仕方が昭和か、平成までしかいけていないようなものが多い。できていない部分に目がいきがちだし、それを課題と表現しがちだが、課題は可能性だから、より良い職場になる可能性という表現で、どんなことができるのか考えていくべきだし、考えていくことでもう少し前向きになるのかと思った。
あと2点申し上げる。
女性職員は今年度の新規採用職員183人のうち82人が入ってくれた。女性も男性もそうだが、20代後半から30代にかけてのライフイベントをどのように楽しみながら仕事をするのか、また、40代~50代になってくると、自分の病気とか、介護とか、こういったことと付き合いながらどう仕事をしていくのか。その際にどうしても以前と同じだけの時間を職場や仕事に費やせないとするならば、それをどうみんなで補完・代替していくのかという視点。もしかすると、そういったことが足りていないのではないかと、先般、入庁してくれる若い職員を前に考えた。
最後に1点、昨年度上手く職場を切り盛りしてくださった職場のリーダーに何をされていたのかという話を聞いた際に、本当に課の仕事、係の仕事としてそれをしないといけないのか、従来通りしないといけないのか、ということを一度整理したうえで、今いるマンパワーの中で年度ごとに担っていくというやり方で非常に成果を出されたという話があった。言葉だけの係長支援とかじゃなくて、仕事を整理するところから始めてみようという視点が必要と感じた。
私自身は、女性も男性もそうだが、特に女性のことを含めて、参事になる前の方から参事、課長、次長、部長と残された県庁人生をどのように歩んでいただくのがいいのか、できるだけ考えて、個人ごとに年度ごとにここまでというのを見るようにしている。私がそこまで見るので、例えば、部長はその下まで、次長はその下まで、というようにリストを作って、経験や特性を踏まえて、こういう仕事をやってもらおう、ということをみんなが個別につくってはどうか。もちろん、いろいろな事情の中で、みんながそのとおりになるわけではない。「人づくり」を個別的でかつ具体的に実効性あるものにしていく必要がある。
また、知事協議の際にもそういう視点をもって質問を投げかけたり、出張やプレゼンテーション等の機会があれば、そういう視点でお願いをし、どういうアウトプットを出してくるのかをみる。フォローアップが十分にできていないという私自身の反省はあるが、そういうことをみんなでやれば、もう少し、実効性を高めるために具体的に取り組めるのではないか。
どちらにしても、この件については、今回の意見を踏まえ、もう一度議論しよう。