<文化スポーツ部長>
・資料に基づき説明
<質疑等>
(琵琶湖環境部長)
基本目標に「障害の有無にかかわらず誰もがともに」とあるが、資料03の7ページから8ページにかけての基本的な方向(柱)の表では、「障害者が~」という表現になっており、障害の有無にかかわらずということが反映されていない。表現の工夫をされてはどうか。
(文化スポーツ部長)
計画の中では、障害の有無にかかわらず一緒にという表現をしている。計画自身が、障害者の文化芸術活動の推進であるため、こういった表現になっている。前回の骨子案では、そのようなイメージが出来ていたが、再検討したい。
(農政水産部長)
前回も意見をしたNO-MAの部分について見直しはしてもらえているが、「障害者の作品を設置するミュージアム」という位置づけになっている。障害の有無にかかわらず、ボーダレスを最初からねらいにし、アール・ブリュットよりもう一歩先のこと目指しておられたところに価値があると考える。
資料03の6ページの2行目に「障害のある作家が障害の有無にかかわらず活躍することができる」の中で、「障害のある」と表現しながら、「障害の有無」としている。この文脈でアール・ブリュットを説明してしまうと、アール・ブリュットの言葉の定義が限定されてしまうと懸念する。表現の工夫をお願いしたい。
(病院事業庁長)
資料03の14ページの1、2行目に「劇場・音楽堂、美術館、博物館、公民館等、身近な地域の文化拠点に対する広域的な支援方策の調査研究」とあるが、どういうことをイメージしているのか。
15ページの13、14行目に「県立近代美術館によるアール・ブリュット作品等の調査、発掘、評価、収集、保存の推進」が主な取組とある。これはこれまでは主にグローが担ってきた部分である。これを100パーセント近代美術館が受け継ぎ、グローではしないということか。並行的にしていくのならば、民間団体の支援も書くべきではないか。また、この表現では近代美術館では、展示はしないのか、と取られかねない。「親しむ」の部分で、近代美術館について、もう少しきちんと書いた方がいいのではないか。
(文化スポーツ部長)
14ページにある「広域的な支援方策の調査研究」では、いろいろな施設で活躍している部分を県が広域的にどう支援すればよいかということを研究することになる。
近代美術館の表現については、検討していきたい。
(教育長)
この計画は、県の文化振興基本方針と障害者プランの個別計画であると書いているが、両計画とも令和2年度に期間の終了を迎える。このことを踏まえ改定を見越した障害者の文化芸術活動振興計画であるということをしっかり示すべきではないか。
文化芸術基本法、障害者基本法では、障害の有無にかかわらず、すべての人が文化にかかわり親しめることが基本方針に書いてあり、そのうち、障害者の方がまだまだ文化芸術に参加する機会が少ないこともあり、障害者に視点をあてた計画を作ってほしいと読み取れる。そうであれば、一般的な文化芸術の表現が多くみられ、障害者の施策を展開していく部分が意識して出てないのではないか。「ホールの子」事業は、障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちに文化芸術を親しんでもらうことにあり、障害のある方に対する文化芸術の推進と受け止めにくい。具体的な施策を書くときに意識してほしい。教育委員会の中でも意見があった。
(文化スポーツ部長)
障害者の文化芸術活動の推進にかかる計画であるが、障害者の方だけではなく、みんなが一緒にという部分も大事だと考える。その点が、前面に出すぎているかもしれないが、環境づくりの中で、障害者の方がいろいろな活動が出来るように支援していくことに取り組みたいと考えている。表現については、検討したい。
(教育長)
例えば、スポーツの分野でも、中高生のスポーツ大会とは別に、特別支援学級の生徒たちのためのスポーツ交歓大会がある。障害のある子どもたちに配慮しながら、スポーツを楽しんでもらう考えもある。全てを同じに出来ない中で、スポーツ、文化芸術に親しんでもらうために、何が出来るのか、どんな支援が出来るのかが大事だと考える。
(総合企画部長)
今出た意見を踏まえて、素案について検討していただきたい。
<総合企画部長>
県政経営幹事会議で概ね了解が得られたため、説明を省略するが、この内容でよいか。
<質疑等>
・特になし
<総合企画部長>
では、このとおり進めていただきたい。
(知事)
先月末から天皇陛下御即位に伴う諸行事に県民を代表し、議長とともに参列した。昨日は大饗の儀に出席した。一連の行事がつつがなく終了した。
これから、年末、年度末に入り、いろいろな事業の仕上げの時期になる。それぞれの部局で事業の進捗管理をする中で、次のことをお願いする。
1点目は、組織のあり方について。定員、定数を含め、仕事のやり方をもう一度再点検してほしい。来年度に向け、定員数の部局を超えたリバランスを検討の上、増やすことだけでなく、減らすことを含めて検討してほしい。
2点目は、県庁職員の育成により積極的に取り組みたい。様々な協議や議会への説明、様々な会合への出席などの場面があると思うが、より若い世代に機会を与えてほしい。それらを経験していくことで、自信を持ち、次へのステップにつながる。既に取り組んでいただいているとは思うが、より心掛けて取り組んでほしい。