琵琶湖森林づくり条例の改正および琵琶湖森林づくり基本計画(第2期)の策定について論議を行った。
<商工観光労働部長>
・資料に基づき説明
<質疑等>
(由布副知事)
資料29ページ目で、中小企業だから挑戦出来ないというのではなく、中小企業であろうとなかろうと、挑戦すべき者に挑戦してもらうために、県としてどういう応援をしていくかが、県としての課題ではないか。
(商工観光労働部長)
そう受け取られてしまったのは申し訳ない。挑戦したくても出来ないところも支援していくという考えである。
(教育長)
政策の推進の中でOODAの考えを取り入れられている。OODAの考えは朝鮮戦争の時に、現地で本部の指揮官の指揮を待っていたら戦えないことから臨機応変に柔軟に対応する考え方である。中小企業や企業がその考え方でどんどんしていくことを県が支援するという考え方はよいと思う。単年度予算、議会の議決がある中で、県の施策にどこまで取り入れることが出来るのか。チャレンジングなことだと考えるが、県の行政の中でどう考えるのか。
(商工観光労働部長)
行政で一定の限界があるのはそのとおりであり、具体的に決まったものがあるわけではなく、今後議論していきたいと考える。民間の動きが速い中で、年度内でしか動けない行政はどうなのか、という意見が経済界からある。民間と同じ柔軟性は難しいが、どういったことが出来るのか検討していきたい。
(総合企画部長)
産業の捉え方で、「従来の商工業だけでなく、行政の縦割りを超えて、産業を幅広く捉える」とある。新しい産業や、異分野の融合の面では、農産業や水産業との関わりが出来る。全ての産業のビジョンを書くわけではないと思うが、この説明をするのが難しいと思うがどう考えるか。
(商工観光労働部長)
我々の想いとしては、16ページにある4つの視点にあるが、県内外の人・企業がチャレンジしやすい環境をつくり、支援技術を実用化し、新たなビジネスモデルの創出を行うことにある。民間の動きを、我々が知見もなく新しい産業を指導していくことは難しい。民間の方々がこういうビジネスモデルはどうだろうということを支援していく中で、新しい産業やビジネスモデルが出来てくることを考えている。異分野の融合と言いつつ、具体的な分野というところまで書けていない。
(総合企画部長)
産業ビジョンということについての説明ぶりは、そういうことを踏まえて統一して説明することが大事だと考える。
<土木交通部長>
昨日ナショナルサイクルルートの制度が正式に導入されることが決定された。ビワイチが、霞ヶ浦としまなみ海道の合わせて3つのうちの1つに候補に選ばれた。知事には、候補に選ばれた御礼と今後正式に決定されるように要望をしていただいた。みなさんにもたくさんのご協力をいただきありがとうございました。10月には正式決定がされる予定である。
・資料に基づき説明
<質疑等>
(総合企画部長)
目標2の目標達成の指標は非常に難しいと考える。他の目標についての目標達成のための指標は、例えば、ビワイチだと体験者数を増やすなど、直接の効果が出てくる。目標2では、自転車だけで平均寿命が延びることはないし、環境保全行動も自転車に限ったことではない。これでこれをというのは難しい。日常生活で自転車を使う人の割合など、もう少し身近な成果指標があればいいのではないか。
(土木交通部長)
我々もこの部分で非常に悩んだ。どう健康と結びつくのか難しい。今後検討していきたい。
(知事)
いずれも異論はないが、目標1から目標4の順番はこれでよいのか。利用しやすいより、安全で安心の方では。
目標達成のための指標は、自転車の活用の推進がどれくらい健康に影響しているのかということを指標でみることは良い。指標で見る挑戦をしてみてはどうか。例えば、医療費にどれくらい影響しているのか。目標3にある指標の、何人体験しているのかではなく、どれくらいの経済波及効果があるのかなど。もう少しみた方が良い。
みんなが利用しやすい、もしくは、安全で安心なというところで、障害のある人もない人もというところを表現できれば、よりみんなのための計画になるのではないか。
(土木交通部長)
意見を参考に検討していきたい。
(知事)
台風が関東で猛威を振るい爪痕を残した。昨年滋賀県も襲われたが、風による停電があった。民間のゴルフ練習場も含めた、高い弱い建物の倒壊の影響が出ている。県で出来る確認をしっかりしたい。
9月の定例会議が始まる。様々な協議を始めているが、各部において滞る課題を克服前進出来るように、説明なり協議をしたい。出来れば年内をひとつのターゲットに目途が付けられるように努力したい。
9月30日から「スカーレット」が始まる。盛り上げをそれぞれの部局でお願いしたい。
土曜日に国際学生ボランティアのIVUSAが高島市で水草の除去をして下さった。3日間で述べ500~600人が活動してくれた。大きな力である。課題は地元の人とのつながり。京阪神から学生が来てくれているのに、地元の人が知らないというのは、学生からも若干意見が出ていた。そのあたりのコーディネートを今後の課題にしたい。
日曜日と昨日、日本米国中西部会の会議に出席した。廣脇部長にも参加いただいた。どの州も人材の育成、スキルアップトレーニングを熱心にされている。全てではないが、水環境保全に向けた意欲的な姿勢が示された。県とも連携できる部分がまだまだある。是非この点フォローしていただきたい。
ナショナルサイクルルートについては、土木交通部長からも報告があったが、計画の段階からしっかり盛り上げていけるように、さらに努力を重ねたい。
日野町にある「ダイフク」という会社の社長と昨日懇談をした。1970年に日野町に進出され、36万坪の工場用地を有する世界トップのマテリアルハンドリングの企業である。昨今は空港の荷物の移動のシステムを開発されるなど、日野町から全世界に生産物を届けられている。工場に出入りする道が課題になっていることや人材の確保などの課題がある。県内で既に操業されている企業との懇談も重要だと考える。今後も積極的にしていきたい。