県総合戦略の実施状況のまとめについて論議を行った。
<総合企画部次長>
・資料に基づき説明
<質疑等>
(総合企画部長)
今後、どういうスケジュールになるのか。
(総合企画部次長)
8月7日の滋賀県基本構想審議会で報告し、9月の定例会議で基本構想の実施状況を議案書にのせ、決算特別委員会の中で審議する予定である。
(知事)
達成率が25パーセント未満の政策はどうなっているのか。目標が悪かったのか、大きな状況の変化があったのか。
(農政水産部長)
琵琶湖の漁獲量は基準年より下がっている。そのことについて、優しい書きぶりの仕方をしている。果たしてそれで良いのか。もう少し厳しく書いてもいいのでは。出来なかった、なぜならばということも書いていいのでは。
(総合企画部長)
これは各部に書いてもらったものか。
(企画調整課長)
各部に書いてもらったものを集約している。
(琵琶湖環境部長)
危機感が足りないのではないかと言われるのでは。成果と課題のバランスで、もう少し課題意識を出してもいいでのはないか。
(知事)
ある意味での危機感というものが来年の施策協議に当然反映されてしかるべきだと考える。
(文化スポーツ部長)
文化スポーツをしてる人の割合についての指標でありはずすことも、目標を下げることも出来ないと思っている。今後、スポーツのビックイベントを活用し底上げをしていきたい。
(知事)
この指標をはずすことは出来ないのか。
(企画調整課長)
前基本構想でこの指標が最後の評価となる。次は新たな基本構想で新たな指標による評価となる。
(総合企画部長)
今後どうするのか。
(企画調整課長)
8月7日の審議会にあげる前に、再度照会し修正したい。
(総合企画部長)
総括としてまとめたものを見ていただいたのが初めてのこともあり、一旦フィードバックし、意見をいただきたい。現状をきちんと見た上で成果と課題のバランスを見てもらいたい。4年間のビジョンの最後となるので、総括としてまとめたい。全体の総括として見ていただきたい。ご協力をお願いする。
(知事)
昨日、税制審議会を開催した。今年度諮問したのは、法人県民税の法人税割の超過課税をどうするのか。次に予定しているのは、琵琶湖森林づくり県民税をどうするのか。概要を説明した後の意見交換の中で、県の考え方を問われた。高齢化の影響を税収面でどうみるのかという指摘。自動車税、軽自動車税の税収が全国的に見て相対比較が高い本県で、高齢化がどんな影響を及ぼすのか。高齢化に伴い所得が減ることが住民税の税収にどう跳ね返ってくるのかなど。他の自治体より恵まれている滋賀県だからこそ、ある意味しっかり余裕をもって考えられるのではないかと指摘を頂いた。また、産業構造の面からみて、全国と比べて製造業の比率が高い本県において、法人県民税は誰が負担をしていて、どう変えたら、どういう影響があるのか。本県の産業構造の特徴をどう捉え、今後どうしていきたいかの哲学が、ある意味税制度に反映してしかるべきではないかなどの意見を頂いた。この点について、今、産業振興ビジョンを作り直していることを説明した。担当部局とよく議論をしていきたい。次に出てくる琵琶湖森林づくり県民税の話については、森林環境譲与税との関係も含めて、よく議論をした方がよいと指摘を頂いた。こうした税制審議会の議論をはじめ、防災部局で行っている女性の参画による防災力向上の検討懇話会など、頂く意見は分野横断で行政に役立てていきたい。協力をお願いする。